【朗報?】処刑回避のために逃げ回っていたら最強王子の「エロすぎる本音」に捕まりました。~心の声が全部ダダ漏れで困ってます~

たら昆布

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4話

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「ん……っ、んむ……ふ、あ……っ」

重なり合った唇が離れると、銀の糸が月明かりに光った。
たった一度の口づけで、僕の頭の中は真っ白だ。
酸素を求めて喘ぐ僕の耳元に、ディルク殿下の熱い吐息が吹きかけられる。

「どうした、レアン。まだ挨拶代わりだというのに、もうそんなに可愛い声を漏らして」

表面上の声は、どこまでも優雅な王子のもの。
だが、僕の脳内に突き刺さる「本音」は、もはや理性のタガが外れていた。

『ああ、期待以上だ。吸い付くような唇の柔らかさ、熱。抵抗していた舌が、私が絡めるたびにびくりと跳ねるのがたまらなく愛おしい。今すぐその薄い衣を剥ぎ取って、私の視線だけで君を犯してしまいたい。君の肌は、指でなぞるだけで赤く染まるんだろう? ああ、早く、早く君のすべてをこの手で掌握したい――!』

「ひ……あ、やだ、そんなこと……っ」

あまりにも生々しい欲望が、高解像度の音声として頭の中に流れ込んでくる。
触れられている場所だけでなく、次に何をされるかまで「予告」されているようなものだ。
これでは、逃げ場なんてどこにもない。

「嫌? 何が嫌なんだい、レアン。私の手が、ここを触るのがかい?」

ディルク殿下の手が、僕のシャツのボタンに掛かる。
一つ、二つと外されるたびに、僕の白い胸元が夜の空気に晒されていく。
殿下の指先が鎖骨をなぞるだけで、僕はビクンと体を震わせた。

『……美しい。月の光を吸い込んだような白い肌。ここに、私の指の形が残るほど強く、痕を付けてやりたい。君が鏡を見るたびに、私に抱かれた夜を思い出して泣き出すように。その華奢な肩を噛んで、私の所有物だと世界中に知らしめてやりたい』

「あ、あう……っ、声が……声がエロすぎて、おかしくなる……っ!」

僕は手首を縛られたまま、枕に顔を埋めた。
ディルク殿下は、僕の反応を楽しむようにクスクスと喉を鳴らす。

「ふふ、私の『声』に感じているのか。……レアン、君は本当に、私を壊すのが上手だ」

『……我慢できない。君の足の間に潜り込んで、その内腿を割り、一番奥深くまで私を刻みつけたい。君が私の名前を叫んで、涙でぐしゃぐしゃになるまで、何度も、何度も、果てるまで突き上げてやりたい。今夜、君はもう、一睡もできないと覚悟するんだね』

「ひ……っ、待って、殿下、本気で言ってます……!? 一晩中なんて、死んじゃいます!」

僕は必死で首を振った。
だが、ディルク殿下は僕のシャツを完全に左右に押し広げると、その熱い舌で、僕の胸の突起を不意に弾いた。

「あっ……! あ、あああああっ!」

『……いい声だ。もっと、もっと聞かせてくれ。君のすべてを私の声と熱で満たしてやる。さあ、次はどこを可愛がってほしい? 君の脳内に直接、私の愛を注ぎ込んであげよう……』

「や……ああ……っ」

脳内に響く「淫らな欲望」と、実際に体に与えられる「快感」がリンクして、僕の理性はついに限界を迎えた。
逃げなきゃいけないのに、処刑を回避しなきゃいけないのに、ディルク殿下の熱い腕の中から、どうしても抜け出せない。

その時だった。

「――失礼いたします。ディルク殿下、緊急の報告が」

扉の外から、低く、落ち着いた声が響いた。
近衛騎士、ユストスだ。
僕は救われた思いで扉の方を向いたが、その瞬間、僕の脳内に「三人目」の心の声が流れ込んできた。

(……殿下、まだやっておられるのか。中からレアン様のあられもない声が……ああ、不謹慎だが、想像しただけで私の『聖域』が汚される。……あの白い肌が、殿下の太い指で弄られているのか。……代われるものなら、私がその役目を――いや、いかん、私は騎士だ、レアン様を守る盾……。……でも、一度でいいから、あの琥珀色の瞳を私の下で濡らしてみたい……)

(……お前もかよおおおおお!!)

僕は心の中で絶叫した。
この城に、まともな人間は一人もいない。
救世主だと思った騎士様まで、中身はムッツリの執着野郎だったなんて。

僕の受難の夜は、まだ始まったばかりだった。
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