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(……やってしまった。これ、完全に火に油を注いだよね!?)
シャツの襟元を自ら緩め、鎖骨を晒した僕の「誘い」は、ディルク殿下の脳内に核爆弾を落としたようなものだった。
僕にだけ聞こえる彼の『本音』は、もはや言語の体をなしていない。
濁った情熱と、獣のような渇望が、濁流となって僕の意識を塗り潰していく。
「……レアン。君がそんな風に私を誘うなんて、夢にも思わなかったよ」
ディルク殿下は、地を這うような低い声でそう言いながら、一歩、また一歩と距離を詰めてくる。
黄金の瞳は、獲物を仕留める直前の肉食獣のように鋭く、妖しく光っていた。
隣でベアトリスが(キッタアアア! 殿下の理性の決壊音、鼓膜が震えるほど聞こえるわ! マジでこのまま押し倒して! 全財産投げ出すから特等席で観覧させて!)と、これまた脳内で絶叫している。
「あ、あの、殿下! これは……その、ただの冗談というか、服が少し乱れていただけというか……っ!」
「言い訳は聞かない。……ベアトリス、下がれ。今すぐだ。二度と言わせるな」
「はいっ! 喜んで退散いたしますわ! お二人で存分に『愛の確認』をなさってくださいませ!」
ベアトリスは完璧な作法で一礼し、顔を真っ赤にしてニマニマとした邪悪な笑みを残して部屋を飛び出していった。
ガチャン、という重厚な扉の閉まる音が、僕の死刑宣告のように響き渡る。
「さて、レアン。……覚悟はできているね?」
『……逃がさない。絶対に。君がその指先で、私をどうしたかったのか、その体でじっくりと吐かせてやろう。ああ、レアン。君を今すぐベッドに縫い付けて、その白い脚を私の腰に絡ませて、喉が枯れるまで私の名前を呼ばせてやりたい。君のすべてを一滴残らず私の熱で上書きしてやる。もう、優しくしてやる余裕なんて、欠片も残っていないんだ……!』
「ひ……あ、ああ……っ!」
ディルク殿下の大きな手が僕の腰を乱暴に引き寄せ、密着させる。
彼の体温は異常なほど高く、ズボンの上からでも分かる「彼の怒張」が僕の太ももに当たって、頭の中がパニックになる。
「殿下、待って……っ、心の声が怖すぎます! そんな、壊すとか、食べるとか……っ」
「聞こえているんだろう? なら、私の望みは一つだと分かっているはずだ」
ディルク殿下は僕を抱き上げたまま、ベッドへと乱暴に押し倒した。
昨夜よりもずっと深く、激しい口づけが僕の思考を奪っていく。
脳内には、彼の『愛してる』という叫びと、『もっと深く、もっと奥まで私を受け入れろ』という剥き出しの欲望が共鳴し、僕の心臓を狂わせた。
(……ああ。もう、逃げられないんだ……)
僕は諦めとともに、彼の手首にそっと自分の手を添えた。
それが彼の暴走に、最後の拍車をかけた。
シャツの襟元を自ら緩め、鎖骨を晒した僕の「誘い」は、ディルク殿下の脳内に核爆弾を落としたようなものだった。
僕にだけ聞こえる彼の『本音』は、もはや言語の体をなしていない。
濁った情熱と、獣のような渇望が、濁流となって僕の意識を塗り潰していく。
「……レアン。君がそんな風に私を誘うなんて、夢にも思わなかったよ」
ディルク殿下は、地を這うような低い声でそう言いながら、一歩、また一歩と距離を詰めてくる。
黄金の瞳は、獲物を仕留める直前の肉食獣のように鋭く、妖しく光っていた。
隣でベアトリスが(キッタアアア! 殿下の理性の決壊音、鼓膜が震えるほど聞こえるわ! マジでこのまま押し倒して! 全財産投げ出すから特等席で観覧させて!)と、これまた脳内で絶叫している。
「あ、あの、殿下! これは……その、ただの冗談というか、服が少し乱れていただけというか……っ!」
「言い訳は聞かない。……ベアトリス、下がれ。今すぐだ。二度と言わせるな」
「はいっ! 喜んで退散いたしますわ! お二人で存分に『愛の確認』をなさってくださいませ!」
ベアトリスは完璧な作法で一礼し、顔を真っ赤にしてニマニマとした邪悪な笑みを残して部屋を飛び出していった。
ガチャン、という重厚な扉の閉まる音が、僕の死刑宣告のように響き渡る。
「さて、レアン。……覚悟はできているね?」
『……逃がさない。絶対に。君がその指先で、私をどうしたかったのか、その体でじっくりと吐かせてやろう。ああ、レアン。君を今すぐベッドに縫い付けて、その白い脚を私の腰に絡ませて、喉が枯れるまで私の名前を呼ばせてやりたい。君のすべてを一滴残らず私の熱で上書きしてやる。もう、優しくしてやる余裕なんて、欠片も残っていないんだ……!』
「ひ……あ、ああ……っ!」
ディルク殿下の大きな手が僕の腰を乱暴に引き寄せ、密着させる。
彼の体温は異常なほど高く、ズボンの上からでも分かる「彼の怒張」が僕の太ももに当たって、頭の中がパニックになる。
「殿下、待って……っ、心の声が怖すぎます! そんな、壊すとか、食べるとか……っ」
「聞こえているんだろう? なら、私の望みは一つだと分かっているはずだ」
ディルク殿下は僕を抱き上げたまま、ベッドへと乱暴に押し倒した。
昨夜よりもずっと深く、激しい口づけが僕の思考を奪っていく。
脳内には、彼の『愛してる』という叫びと、『もっと深く、もっと奥まで私を受け入れろ』という剥き出しの欲望が共鳴し、僕の心臓を狂わせた。
(……ああ。もう、逃げられないんだ……)
僕は諦めとともに、彼の手首にそっと自分の手を添えた。
それが彼の暴走に、最後の拍車をかけた。
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