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スノウくん、雑に買われる □

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前略、スノウが売り飛ばされかけてました。

「…す、すまない……」

「いや、うん……俺が気づいてよかったね?」

しかもエロい方面じゃなくて臓器を売る方向に。
色々あって怖いお兄さんに囲まれて真っ青になっていたスノウを慌てて金に物を言わせて俺が競り落とし連れて帰ってきて、庶民から見れば恐ろしい金額を他人に払わせたショックや、自分の腎臓の値段を知ってしまったせいでスノウはプルプルしている。

「…買ってもらったからには…これからは…人生をかけて仕えようと思う、ご主人様♡」

「えっ」

あ、違った。
興奮で震えてたらしい、……どんな脳とメンタルなんだろう。

「はぁ…♡し、失礼します……、っ♡うぅ…♡」

早々に押し倒され、指を丁寧にしゃぶりながら耳を撫でられる。

手のひらや指の間を舌先でそっとなぞられるとぞくぞくとくすぐったさに近い気持ちよさがきて、こっちの反応を伺っている視線とぶつかったので同じように耳を優しく撫でるとスノウは逃げるように身を捩った。

「ちゅ、ん♡レオひゃ、んむっ♡ちが、きょ、今日は♡スノっ♡わたひ、ちゅっ♡私がご奉仕…ちゅっ♡ちゅ♡しゅ、♡する日らから♡んぅっ♡キスちがっ♡むぅう♡」

「じゃあとりあえず股間擦り付けんのやめたら?ずっと太ももに当たってんだけど」

捕まえてベッドへ転がし適当にキスするだけでわざわざ強く股間を腿や腰骨に当てて腰を振って、変な自慰を始めるスノウの何と情けないことだろう。
腕もしっかり俺の脇の下から回して硬く抱きついてきてて、言葉とと違ってカケラもキスを拒む気は無いらしくさっきから口を開いて唇が触れるたびに味わうようはむはむ♡と濡れた唇を動かしてくる。

「ふぅーっ♡……っ、レオしゃまっ♡っ♡んむ、おいひ……ん゛ぉっ♡乳首くりくりすき♡……ち、ちがうっ!レオ様、ご奉仕させてくださいっ♡♡♡レオ様のおちんぽしゃぶってお世話したいです♡ん゛ぉおお♡♡♡乳首吸わないでくださいい♡♡♡
……ふっ♡うぅーっ♡♡ちがっ♡いま、レオ様がちくび♡ちゅうちゅうっ♡って唇で挟んでくれてるみたいにっ♡しゅの♡もっ♡レオ様のおちんぽちゅう♡ってしたい、れすっ♡ん゛ぉっ♡お゛っ♡あ゛ぁ~っ♡…だめ、スノウがするからっ♡乳首つん♡ってつついて♡カチカチのメス乳首♡お口でくぽくぽ吸うの、やめてくらさいっ♡お゛っ♡お゛っ♡スノウっ♡ちくびでメスイキする雑魚だからっ♡♡♡胸ぺろぺろして乳首噛んだらイ…っ♡ん゛ぉおおおっ♡♡♡」

じょぼぼぼぼ♡

「もー、ズボンくらい脱いで潮吹けよ、また汚してさぁ」

抵抗のつもりなのか、俺の顔を撫でくりまわしながらスノウは情けなく両足をピンと揃えて伸ばして、腰をカクカク揺らし潮を吹いた。
しばらくするとせっかくの綺麗な白いズボンの布地がぐっしょり濡れていく、
ご丁寧に何がどう良いのか実況してくれて、満足のいくアクメを追えたらしく大人しくなった後は足をもじもじ擦り合わせながら遠いところを見て呼吸を整えようと全身の力を抜いていた。

「…ご、ごめんなさ、……ふっ♡レオ様、今、休憩中……♡ん、…な、んで♡スノウの事、ぎゅってするんですか…?♡」

「んー?変態をおもちゃにして遊ぼうと思って」

ご奉仕するとかそれっぽい事言って発情しといて、なんで自分だけ勝手に良くなってそのまま満足しているんだろうと思ったので隣に寝転んで、抱きつこうとしてきたのをいなして後ろを向かせた。
べちょべちょのズボンを脱がせて下着一枚にすると、足の間に自分の膝を捩じ込んで開脚させ、期待で声が上擦っているスノウの胸をまた指の平で円を描くように撫でつつ尻の間に自分の勃ったのを押しあてて性交時のように尻の谷間へずりずりと陰茎を押し当てて焦らすと、スノウは音を上げるどころかすぐに尻の位置を調整し自分の気持ちいい場所へ陰茎を当てようと動き始める。

「はぁ…、おちんぽ様硬い……♡ふ、うぅっ♡……、…♡だめだ…!きょ、今日からは私は、レオ様の奴隷としてご奉仕すると、決めているんだ!……んぅ゛っ♡しょ、初日から、こんなラブラブえっちで♡レオ様に優しくされて、ふうーっ♡恋人メスイキするわけには…っ!お゛ぉお♡レ、レオさま♡たのむっ、しつけだと思って…っ、~~~っ♡お゛っ♡……、ふぅ、うぅ…♡
しつけだと思ってスノウに厳しく、んぉっ♡♡♡おちんぽご奉仕をさせてほしい…♡」

「……」

後ろから乳首をこねくり回され、ちんぽを当てられ弄ばれるのを「ラブラブえっち」の「恋人メスイキ」と認識しているのはあんまり良く無い気がする。
そもそもラブラブえっちとやらの次の句がしつけのおちんぽご奉仕のスノウの倫理観はどうなっているのだろう。

下着を先走りでネチョネチョにしたままスノウは這いつくばって俺の足を開かせ、下着の上から陰茎にしゃぶりついて亀頭を舌と唇を使って刺激してくる。
下着が俺の先走りとスノウの唾液のミックスしたもので汚れるとそれをじゅう♡と唇を尖らせ音を立てて吸い、完全に陰茎が反り返ったのを確認するとスノウは内腿へ1度キスして「失礼します」なんて挨拶までしてきた。

「はぁ……こんなに大きいおちんぽ…♡ふ、見ているだけで、イってしまいそうだ……♡っ♡お試しで、レインや、イリアにも使われたが…♡ちゅ、レオ様のおちんぽが、一番スノウの気持ちいいところ、ぐりぐりしてくれるんだ…♡はぁ、んむ♡は、ふぁから、ひゃんとごほうひ♡じゅぽ♡させていただきまふ♡んぶ♡んぐぅっ♡じゅぽ♡ぶぅう♡♡♡」

身体を起こすと、喉奥までずっぽり陰茎を咥えてスノウは顔を動かしてフェラを繰り返していた。
気道を塞いでまでずっと咥えているせいで酸欠で喉の粘膜が締まり、スノウの顔が真っ赤になっていくがそれがスノウ的には悪いものでは無いのか、たまに甲高い、まるで犯されているみたいな嬌声まで出すから声帯の振動が亀頭に当たる。

「ゔううう……んぐ♡お゛ぇ゛っ…、んむ♡レオひゃま、んぶ♡じゅぶぶぶ♡レオさま…♡ぐっ♡ぶぅう♡♡♡」

玉を優しく持ち上げてのマッサージと一緒に舌で裏筋を擦りながら竿を丁寧にねぶられ、頭を押さえて射精するとスノウは抵抗するそぶりもなく、おとなしく鼠蹊部へ顔をくっつけて喉奥に出された精液を喉を鳴らして直飲みした。

「……っ♡ぐっ♡ふぅ、んぐっ、げ、オエっ、……ふぅ…♡」

痙攣する喉奥がゆっくりと締まって陰茎に絡んできて、性器に突っ込んでいるような密着感は気持ちよかったがあまりに長い秒数そのままだったのでスノウの息ができているのか怖くなり、真っ赤になった顔を上げさせ陰茎をずろ、と引き抜く。
粘ついた唾液でコーティングされた竿が惜しむように吸い付く唇とこすれながら出て、最後に尿道口へちゅ♡と音を立ててキスして残った白いのを吸うとスノウは俺の腰に抱きついて、根本やヘソを舐めながらこっちをじ、と見つめてきた。

「パンツ脱がないの?」

「…あ、あぁ♡…そうだな、脱ぐ…♡」

身体を俺の近くへずらしてきたので脇腹をさわさわ撫でてから下着へ手をかけるとスノウは脱がしやすいよう腰を上げつつ、またぺろぺろと陰茎を舐め始める。
濡れて張りついた下着は脱がせづらくて、たまに尻を揉みながら頑張ったけど膝裏まで剥ぐのに少し時間がかかってしまった。

「……っ♡ふっ♡……っ♡ふー…♡っ♡」

それで気分が盛り上がったらしく腰が揺れていたけど。

「穴めちゃくちゃヒクヒクしてる」

「っゔ♡……そっ、なんですっ♡ずっと、挿れて欲しくて、お腹からきゅんきゅんしてて、気持ち……っ♡あ゛あぁ♡♡♡指、ずりっ♡って、お゛っ♡お゛ぉおっ♡♡♡」

試しにアナルの縁を指先でノックして、玉裏までなぞったりを繰り返すともっと触ってと言わんばかりにスノウは四つん這いで腰をあげた姿勢をとってくる。
腸液でぬるぬるで、容易く指を飲み込むアナルの中を指で擦って会陰の裏を曲げた指でぐりぐり押さえるとナカが痙攣しながらきゅ、と締まりスノウの身体がベッドへ沈んでいった。

「ゔうう…っ♡お゛っ♡ん゛ぉおっ♡♡♡指とまって……♡あ゛ぁあっ♡メス穴いじめな…っ、いでくださ、お゛ぉ~っ♡♡♡
そこいやっ♡ちんぽ、裏側からぐりぐりしないでくださいっ♡お゛おおお♡……っ♡ふっ♡ぐぅうっ♡♡……お゛…♡」

ベッドに顔を埋めてスノウは静かに腰を振り、潮をシーツへ滴らせる。
指を抜いた後も穴は不規則に引くついていて、周りを指で撫でながら息を吹きかけるとスノウは泣きそうな弱々しい声で喘いでいた。

「ご奉仕かぁ……」

気持ちは十分にありそうだがとにかく身体が雑魚すぎる。
背中を撫でただけで弓形にそらして鳴くような全身性感帯メス男が満足のいく接待なんてできるわけもなく、スノウはたまに謝りながら歯を食いしばるが結局我慢できなくてすぐに獣みたいな声と一緒に腰を振ってされるがままになってしまう。

「ご、ごめんなしゃ……ふぅう…♡お゛っ♡んぉっ…♡」

「別にいいけど、反応良すぎて面白いし」

そう言いながら萎えたままの全く触っていなかった陰茎を緩く扱くとスノウは足をピンと伸ばしてシーツを握って悶絶している。

「け、けどレオ様にえっちなお世話した…ん゛ぉおおおっ♡♡♡」

「スノウには無理だって」

無理やり上を向かせて尿道を親指でぐりぐり押さえると声の割に少ない精液が先端からどぷ、と溢れ、それで手が汚れたのをスノウの腹で拭くのにすら反応していた。

「もうご奉仕路線は諦めて大人しく抱かれてたら?そっちの方が似合ってるよ」

「…大人しく……」

「そうそう。突っ込まれてさっきみたいにやばい声で叫ぶやつ。
そっちの方が向いてるよ」

「……うゔ…♡」

マグロに抵抗でもあるのかスノウは渋ってきちんと返事をしてこなかったけど、上に重なって首筋を舐めると迷わず足を閉じて俺の腰を挟んでくる。
挿れやすいよう上げた腰の下でくぱくぱ陰茎を食むような収縮を繰り返す穴に突っ込むと、腸液でドロドロのそこはなんの抵抗もなく陰茎を受け入れて奥まで締まり竿にまとわりついてくる。

「……お゛っ♡……そこっ、お゛っ♡…突くと、ん゛ぉ…♡♡」

「奥小突かれるの気持ちいい?良かったな?」

結腸口を亀頭でこちゅこちゅ♡と突いて押し上げるとスノウは上の方を見て開きっぱなしの口から涎とだらしない声をしきりに漏らす。
赤い舌が動いているのが目について口内へ指を入れ、舌へ触れるとスノウの方から指をしゃぶって吸い付いてきた。

「じゅ……はむ♡ふ、んむ♡…あ゛っ♡あぁあ……っ、イっ……っ♡はぁ、はひ、れおひゃま、んぐ♡いっかいやすませ…ん゛ぶっ♡あ゛あぁあっ♡♡♡」

「痛っ」

指を咥えさせながら結腸へ突っ込んだら奥歯で指を強く噛まれて驚いた。
けれどスノウにそれを気にする余裕はないのかまた必死に指を舐め始めて、次噛んだら腹の間でねちゃねちゃと潮か何かを垂れ流している陰茎でも(軽く)噛んでやろうと決意しつつぐぽぐぽと肉を抉る。

「んぎっ♡ひっ♡……ふー…♡お゛っ♡お腹っ、熱い…♡んぶ、もっと、奥ぐりぐりして、ひっ、おっ♡♡♡あっ、うそ、うそですっ♡止まって、……んぶ♡ちゅ、それいやっ、つよすぎます、お゛っ♡~~~っ♡♡♡」

肉がしきりに痙攣して気持ちいいなぁ、と思っていたらスノウはぷるぷる震えて穴を締め、またイったのか自分の腹に潮の水たまりを作っていた。

「……レオさま?」

俺が出したせいか、またスノウを転がしてバックハグをしているせいか、スノウは不思議そうな声を出して頭をぐりぐり鎖骨にぶつけてくる。

「スノウはクソザコメス男だからもっとえっちな事されても楽しいよな?」

「……♡ん、はい…♡」

疲れてるだろうに、内腿を撫でながら聞くとスノウは笑ってた。

====

「ジャックポットだあああああ!!!!」

「えっ」

「えっ?」

数日後、スノウと遊びに出掛けたらカジノで、物珍しげに何かの機械のボタンを押したスノウを中心にけたたましいベルの音や歓声がして、あっという間に俺がスノウを買い戻したのにさらにお釣りが来るような賞金が手渡された。

「……どんな生き方をしていたらこんな……つまらない事で運を使うんだろうな」

俺に金を返せたのにこれ以上ないほどスノウの目は荒んでいて、グレたのか変な薬を買おうとしてたので内臓の金額下がるしやめた方がいいよ、って言っといた。
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