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ツイログ2(エロなし
しおりを挟む【イリア君の挫折】
俺は身体を鍛えるためのトレーニング器具を王都なんかで見つけては買い付け、
自宅の使われていなかった部屋に次々設置していく。
「……ふっ、……はぁ」
「……」
自分でも試したが重たいし疲れるし、手にマメは出来るしで最悪だったので1回2回使ってそれっきり何が楽しいのか理解できないままだったが、
スノウとイリアはそれを気に入ったようで、雨の日なんかは特にギシギシぐりぐり器具を使って鍛えているから、いつも後ろに座って優雅に腰掛け眺めている。
「……はぁ…、なんだ」
「いや別に」
「?、変な奴」
額の汗を拭うイリアに差し入れのタオルとお茶を手渡すと、怪訝そうな顔をしながらもそれを飲んで一息ついているが、
俺から言わせればムチムチの身体を薄着だけ着てくっきりと身体の輪郭を浮き立たせ、
首元から男らしく盛り上がった胸元までを一滴の汗が流れていく運動の様を何故あんなに恥ずかしげもなく晒せるのか理解が出来ない。
重しを繋いだロープを頭上の棒に引っ掛け、それを引っ張って重しを持ち上げるとむわぁ……♡と蒸れた脇が丸見えで、筋肉が膨らみ上半身に力を込めているのが傍目にも簡単にわかる、
時折聞こえるうめきや息遣いも加わってこっちは気を抜けば勃ちそうな程テンションを上げてイリアの運動を眺めているのに、
今度は姿勢を変えて腕立て伏せなんてしないでほしい。
お前は背中も逞しいし尻も大きいので、めちゃくちゃえっちな感じになっちゃってるだろ。
「ぶち殺すぞ」
「嘘、声に出てた?」
イリアは死ぬほど怒った顔で俺を睨んでいて、もう手遅れだしい良いやと思っておっぱいを揉むと綺麗に拳が飛んできた。
(あ……この感じは右から来るな)
だが、なんだか今日はイリアが疲れていたおかげか、俺が朝から気持ちよく起床できたおかげか直前で攻撃を予測できたので咄嗟に屈んで拳を避ける、あ、すごい。
本当に避けられた。
「っいた、ベロ噛んだ」
「……はっ?」
避けた俺自身割と驚いたんだ、当然俺如きに変な躱され方をしたイリアはもっと驚いて目を見開いている。
「……嘘だろ」
「ショック受けんなよ」
「……」
「おーい?」
そして俺に背中を向けると突然すごい張り切ってまたトレーニングを再開し始めた、なんなんだ。
「レーヴェ如きに、ふっ、避けられるなんて、っ、身体が鈍った証拠、だ!」
「おう頑張れ、……あれ、酷く無い?」
なんだか失礼な事を言われたし結局出来なかったし、
こんな事になるなら次回からは積極的にイリアの抵抗は受け入れていこう、と反省しながらその後、延々イリアが筋トレし続けるのを見守った。
【レイン君のお礼】
「……あ、汗、かいてたらごめんね?」
「むしろ死ぬほど冷たいかな」
今日はレインと一緒に街へ買い物へ出掛けている。
これまで散々腕を(無理やり)組んできたり、俺に路上で四肢を巻きつけておんぶなのかなんなのかよくわからないほど絡んだり、
果てはみんなに見せつけるとかで野外でヤろうとしてたのに何故か普通に手を繋ぐと妙に照れるのが本当にレインのよくわからないところだ。
「人混み大丈夫?酔ってない?」
「うん、今はレオンしか見えていないかな」
結構な人混みの中断言されすごいなぁ、と感心したが、それでレインがご機嫌なら何よりだ。
出店で雑貨や食品なんかを買い、おまけに貰った丸いキャンディを口に含みながら2人でベンチで休憩する。
「暑……くはないな」
「ん♡」
今日は気温が高いので本来ちょっとは暑いはずなのだが、なんせ全身氷のようにひんやりしているレインが気を利かせて冷房の魔法を纏って俺にべったりくっつき、
シャツの隙間から指を突っ込んで直に腹を撫でてきているのだ。
むしろ肌寒いくらいで、ついレインの頭を抱き寄せ髪を撫でたが、当然身体は一層冷えてしまった。
「さむ、あっ」
ほんのり舌が悴んで、せっかく舐めていたキャンディを口から落としてしまった。
「……!」
その瞬間、レインが弾かれたようにキャンディへ手を伸ばし、それを空中でキャッチすると流れるような動作でハンカチに包んで自分のポケットへ突っ込んだ。
「ありがとう」
「……えっ?今なんでポケットに」
「ん♡甘いね、ちゅ♡……ふふ、間接キスになるのかな?」
そして多分ベタベタしていたのであろう自分の手のひらや指を舐めて嬉しそうにしている、
レインは線の細い綺麗なお兄さんなので一見とても所作も笑顔も可愛くて誤魔化されそうになったが、流石に自分がさっきまで口に含んでいたものの処遇が気になって完全に凶行を忘れるには至らなかった。
「レインさ、その飴どうすんの?」
「……ありがとう、レオン。
お礼に、僕の全部をあなたにあげるね?
……ううん、違う。僕には、それくらいしか出来ないのだけれど……」
「そんな事ないよ自信持てよ、レインはいっぱい良いとこあるって」
キャンディのお礼だとして重くない?とか別にキャンディはあげたわけでは無くない?とか、色々言いたかったけれど、首元をもそもそ舐め切なそうに名前を呼ばれると色々どうでも良くなってしまったので、2人でさっさと帰ってしっぽりした。
痩せたレインを、長い四肢をバタつかせて暴れるほどいじめるとなんだかとても酷い事をしている気分になって興奮する。
せっかくだしキャンディも有効活用すると顔を真っ赤にして泣いていたが、それにもやっぱり興奮したので俺ってSなのかなぁ、ってなんか不安になった。
【スノウくんの興奮】
「はい、ロイヤルストレート国士無双~」
「はぁ!?マジで、え、はぁ!?」
今日はお友達と集まって賭けを楽しんでいる、と言っても、俺はその辺に捨ててもまだ有り余るほぼ無限のお小遣いを持っているので金を掛けて遊ぶと、その金額にお友達のみんながドン引きするし賭けとしても成立しない。
代わりに負けたら1発芸を一つ、という内容で遊んでいたが、たった今見たこともない役でボロ負けしてしまった。
「くそー……、金が絡んでたら何故か勝てるのに……」
「それが嫌で金かけるの辞めたんだが?」
「……」
お友達共に揶揄われ一発芸を一生懸命考える、
俺はとっさの機転が効く頭の回転が早く、かつユーモラスな最高の男だが、流石に急に一発芸とか言われても困るのだ。
「レオ様」
制限時間1分、一生懸命悩み俺の顔自体が芸術じゃないか、とか屁理屈を捏ねようと思ったところで、
今日ずっとルールがわからないし仕事中だから、と静かに後ろに立って俺を見守っていたスノウが俺を手招いた。
「ん、どしたスノウ。やっぱ混ざりたい?」
「いえ、……もしレオ様がご不快な思いをされているのであれば全員の腕でもへし折ってやろうと思い、確認しようと」
「俺の友達だぞ?」
何を真面目に言っているんだ、護衛につけたが過剰防衛がすぎる。
「ったく、これ以上出禁の酒場増えたらどうする……あっ」
スノウがキリッとした顔で「酒場を燃やしましょう」とか言っている傍で、俺はめちゃくちゃ大ウケ間違いなしの一発芸を思いついた。
「スノウ、机に手ぇついて」
「?、はい」
スノウが机に両手をついて前屈みになると、必然的に突き出された腰を掴んで腰を振る。
「セック⚪︎~」
「……」
「……」
「……、あれ」
おかしい、空前絶後にバカウケしてコメディアンを目指せとか言われると思っていたのに驚くほど店ごと静まり返ってしまった、
全員酔っ払ってさっきまであんなに煩かったじゃん。
「れ、レオ様……♡(※興奮しすぎて動けなくなっている)」
「お前それは無いわ」
「スノウくんかわいそうだろ」
「真っ赤になってんじゃねえかスノウ君、お付きにセクハラかますなドブ金持ちが。
そう言うのは相手考えろ」
「例えば俺相手とかならまだ良いけど」
「そうそう、もうレオンは一発芸とかいいし僕の隣で大人しく座ってろ」
「えっ、えぇ?」
そして思ったよりボロクソに言われてとても悲しい、普段罵倒なんてろくに浴びない俺は涙目で席に戻って仕切り直したが、
スノウはあの一発芸を唯一とても喜んでいたようで、返ってから同じポーズでのセックスを延々ねだられた。
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