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第2章
第35話 慰安旅行1
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結婚式の翌日。シンシア達は新婚旅行に、私達は慰安旅行に行く事になっている。
「ねえ、ユイト。飛行機って、どこで乗ればいいの?」
「軍の基地内にある滑走路に来てくれって言ってたよ」
朝日が昇る少し前の薄暗い中、軍の基地へと向かって歩き出す。ユイトの村から飛行機が来ていて、セイランとミルチナを乗せてもらう事になっている。私とユイトはキイエ様に乗って村へと向かう。
1日で村まで行けるって言ってるけど、昼休憩を挟んで昼間の陽のあるうちはず~っと飛んで、夕方やっと村に到着できるらしい。やっぱりユイトの村は遠いわね。
「ここだね」
指定された軍の基地の前に到着した時には、日が昇り始めていて辺りは明るくなっていた。フェンスで囲まれた一角、門のあるところで聞いてみる。
「あの、私達シャウラ村へ行く飛行機に乗りたいんですけど」
「ユイトさん一行だね。聞いてるよ。ここにサインして滑走路に行ってくれるかな」
もう飛行機の準備はできているそうで、門番さんとは別の兵隊さんが私達を滑走路まで案内してくれた。
やっぱり王国軍の中の飛行場なんだ。飛行機はここか、この近くにある民間の飛行場から飛び立つ。民間と言っても誰でも飛行機に乗る事などできない。大きな商社や大貴族が所有する飛行機が時々飛び立つぐらいで割と小さな飛行場だ。
それに比べ軍の飛行場は緊急時に各町へ飛んだり、至急の連絡や魔獣の監視など日頃から使っていて、よく整備されている広い飛行場だ。ここから飛び立つ飛行機は街にいてもよく見かける。
その飛行場の端に白く大きな翼を持った飛行機が停まっている。誰かがこちらに駆けてきた。
「坊ちゃん。お久しぶりです」
ユイトに挨拶したのは、豹族の女性パイロットだった。精悍な顔立ちに黄色く丸い耳、黒髪が肩まで伸びている。斑点のあるシッポも黒くて、少し弧を描いてカッコいい。
「やあ、ソアラが来てくれたんだ。こっちが社長のメアリィで……」
私達を紹介してくれたけど、ユイトの事を坊ちゃんとか言ってなかった? ユイトっていい家の出なの?
「では、早速飛行機に乗ってください。すみませんが坊ちゃん、大きな荷物はキイエ様の方で運んでください」
「うん、そうするよ。ソアラは準備が出来次第、飛んでくれるかな。後から追いかけるよ」
そう言ってユイトは胸にぶら下げている笛を吹いて、キイエ様を呼んだ。セイランとミルチナは手荷物だけ持って飛行機に乗り込む。普通飛行機と言えば2人乗りの軍用飛行機のことを言う。魔獣を攻撃するための物で人を運ぶための物じゃないから2人しか乗れない。
民間所有の飛行機でも4人乗りが最大だと聞いた。軽い木や薄い金属でできているそうだけど、大勢を乗せて飛べるほどの強度がないそうだ。そりゃドラゴンでもない魔道具が空を飛ぶんですもの当たり前よね。
ソアラさんが乗ってきたのは3人乗りの少し大きな飛行機。観光地を経営している企業の飛行機なんだろうか、その飛行機が火魔法ジェットの炎を噴き出しながら離陸していった。
私達がキイエ様に荷物を積んでいる時に気づいたけど、滑走路の周りに軍人さん達が集まっていて私達を見ている。
「なんだか私達、見られているみたいなんですけど」
ここまで連れてきてくれた兵隊さんに聞いてみた。
「みんなシャウラ村の飛行機とそのパイロットを見に来たんだろうな。優秀なパイロットの飛行を見れる機会はめったにないからね」
ソアラさんは昨日の晩からここに来ていたみたいだけど、基地内で噂になっていたと言う。ドラゴンのキイエ様も珍しいようだけど、民間の飛行機乗りが珍しいのかしらね。それにしても、よくこんな王国軍の飛行場を借りられたわね。
「ありがとうございました」
「気を付けて行くんだよ」
兵隊さんに挨拶し、私達も飛び立つ。
しばらく飛んで行くと、さっき離陸したソアラさんの飛行機に追いついた。横に並びながらユイトの村、南東方向に向かって飛んで行く。
「ねえユイト。あんたいい家の出なの。まさかあんたも貴族なんじゃないでしょうね」
「なに言ってるの、ボクが貴族のはずないじゃない。父さんは今村長をやっているけど、これも持ち回り制だしね」
村長を持ち回り? 町内会の班長さんみたいなものなの。聞くと5年に一度、代表となる村長を決めて交代しているそうだ。大事な決め事がある時は、みんなで集まって決めていると言う。
「村というのは、そんなものなのね。私、町でしか暮らしたことないから、よく分からないわ」
「でもシャウラ村っていい所だよ。小さいけど周りには自然がいっぱいあって、水も綺麗だし、広い農園もあるんだ」
まあ、田舎って言ったらそんなものでしょう。自然がいっぱいじゃなくて魔獣がいっぱいの間違いでしょうけど。
お昼頃に、滑走路のある大きな町で休憩して、夕方には予定通りシャウラ村に近づいて来た。
「あれがシャウラ村だよ」
上空から見た村の広さに驚いた。確かの周りは森に囲まれているけど、平地部分がすごく広い。広さだけなら王都ぐらいありそうだわ。そのほとんどは農地みたいだけど、魔の森に覆われてるから魔獣の被害が多いんじゃないの。
人が住んでいるだろう部分は平地の端にあって、その後ろも森だ。いえ、あれは人の手が入った林かしら。木が均一に伐採されているわ。
「あそこに降りるよ」
ユイトが指差す先には大きな空港。平行に2本の滑走路、いえ、こちらにもV字に1本の合計3本の滑走路があった。
「なにこれ、王都軍の空港より大きいじゃない!」
いくら片田舎で広大な敷地があるからと言っても、こんな大きな空港があるなんて。
ソアラさんの乗った飛行機とキイエ様が滑走路のひとつに降りていく。
「やっと着いたわね。セイラン、ミルチナ。飛行機の空の旅はどうだったの?」
1日中、慣れない飛行機に乗って疲れなかったか心配になる。
「快適だったぞ、メアリィ殿。座席の周りにあるガラスのお陰で風を受けることもなく、景色も最高だった」
「飛行機の中はレバーやら計器もいっぱいで、それを操作するソアラさんがかっこよかったです。パイロットってすごいんですね」
興奮気味にミルチナが話す。二人とも満足してくれているようね。
「我らだけ楽しているようで、メアリィ殿やユイト殿には申し訳ない」
ユイトは慣れてるだろうし、私も後ろで風をあまり受けなかった。それにユイトと二人おしゃべりができて楽しかったわ。
ユイトが飛行機を用意してくれて、たった1日で来れたんですもの、文句を言ったら罰が当たるわ。
社員のための慰安旅行なんだから他の人に楽しんでもらわないと。みんなここまで無事に着けて良かったわ。
「ねえ、ユイト。飛行機って、どこで乗ればいいの?」
「軍の基地内にある滑走路に来てくれって言ってたよ」
朝日が昇る少し前の薄暗い中、軍の基地へと向かって歩き出す。ユイトの村から飛行機が来ていて、セイランとミルチナを乗せてもらう事になっている。私とユイトはキイエ様に乗って村へと向かう。
1日で村まで行けるって言ってるけど、昼休憩を挟んで昼間の陽のあるうちはず~っと飛んで、夕方やっと村に到着できるらしい。やっぱりユイトの村は遠いわね。
「ここだね」
指定された軍の基地の前に到着した時には、日が昇り始めていて辺りは明るくなっていた。フェンスで囲まれた一角、門のあるところで聞いてみる。
「あの、私達シャウラ村へ行く飛行機に乗りたいんですけど」
「ユイトさん一行だね。聞いてるよ。ここにサインして滑走路に行ってくれるかな」
もう飛行機の準備はできているそうで、門番さんとは別の兵隊さんが私達を滑走路まで案内してくれた。
やっぱり王国軍の中の飛行場なんだ。飛行機はここか、この近くにある民間の飛行場から飛び立つ。民間と言っても誰でも飛行機に乗る事などできない。大きな商社や大貴族が所有する飛行機が時々飛び立つぐらいで割と小さな飛行場だ。
それに比べ軍の飛行場は緊急時に各町へ飛んだり、至急の連絡や魔獣の監視など日頃から使っていて、よく整備されている広い飛行場だ。ここから飛び立つ飛行機は街にいてもよく見かける。
その飛行場の端に白く大きな翼を持った飛行機が停まっている。誰かがこちらに駆けてきた。
「坊ちゃん。お久しぶりです」
ユイトに挨拶したのは、豹族の女性パイロットだった。精悍な顔立ちに黄色く丸い耳、黒髪が肩まで伸びている。斑点のあるシッポも黒くて、少し弧を描いてカッコいい。
「やあ、ソアラが来てくれたんだ。こっちが社長のメアリィで……」
私達を紹介してくれたけど、ユイトの事を坊ちゃんとか言ってなかった? ユイトっていい家の出なの?
「では、早速飛行機に乗ってください。すみませんが坊ちゃん、大きな荷物はキイエ様の方で運んでください」
「うん、そうするよ。ソアラは準備が出来次第、飛んでくれるかな。後から追いかけるよ」
そう言ってユイトは胸にぶら下げている笛を吹いて、キイエ様を呼んだ。セイランとミルチナは手荷物だけ持って飛行機に乗り込む。普通飛行機と言えば2人乗りの軍用飛行機のことを言う。魔獣を攻撃するための物で人を運ぶための物じゃないから2人しか乗れない。
民間所有の飛行機でも4人乗りが最大だと聞いた。軽い木や薄い金属でできているそうだけど、大勢を乗せて飛べるほどの強度がないそうだ。そりゃドラゴンでもない魔道具が空を飛ぶんですもの当たり前よね。
ソアラさんが乗ってきたのは3人乗りの少し大きな飛行機。観光地を経営している企業の飛行機なんだろうか、その飛行機が火魔法ジェットの炎を噴き出しながら離陸していった。
私達がキイエ様に荷物を積んでいる時に気づいたけど、滑走路の周りに軍人さん達が集まっていて私達を見ている。
「なんだか私達、見られているみたいなんですけど」
ここまで連れてきてくれた兵隊さんに聞いてみた。
「みんなシャウラ村の飛行機とそのパイロットを見に来たんだろうな。優秀なパイロットの飛行を見れる機会はめったにないからね」
ソアラさんは昨日の晩からここに来ていたみたいだけど、基地内で噂になっていたと言う。ドラゴンのキイエ様も珍しいようだけど、民間の飛行機乗りが珍しいのかしらね。それにしても、よくこんな王国軍の飛行場を借りられたわね。
「ありがとうございました」
「気を付けて行くんだよ」
兵隊さんに挨拶し、私達も飛び立つ。
しばらく飛んで行くと、さっき離陸したソアラさんの飛行機に追いついた。横に並びながらユイトの村、南東方向に向かって飛んで行く。
「ねえユイト。あんたいい家の出なの。まさかあんたも貴族なんじゃないでしょうね」
「なに言ってるの、ボクが貴族のはずないじゃない。父さんは今村長をやっているけど、これも持ち回り制だしね」
村長を持ち回り? 町内会の班長さんみたいなものなの。聞くと5年に一度、代表となる村長を決めて交代しているそうだ。大事な決め事がある時は、みんなで集まって決めていると言う。
「村というのは、そんなものなのね。私、町でしか暮らしたことないから、よく分からないわ」
「でもシャウラ村っていい所だよ。小さいけど周りには自然がいっぱいあって、水も綺麗だし、広い農園もあるんだ」
まあ、田舎って言ったらそんなものでしょう。自然がいっぱいじゃなくて魔獣がいっぱいの間違いでしょうけど。
お昼頃に、滑走路のある大きな町で休憩して、夕方には予定通りシャウラ村に近づいて来た。
「あれがシャウラ村だよ」
上空から見た村の広さに驚いた。確かの周りは森に囲まれているけど、平地部分がすごく広い。広さだけなら王都ぐらいありそうだわ。そのほとんどは農地みたいだけど、魔の森に覆われてるから魔獣の被害が多いんじゃないの。
人が住んでいるだろう部分は平地の端にあって、その後ろも森だ。いえ、あれは人の手が入った林かしら。木が均一に伐採されているわ。
「あそこに降りるよ」
ユイトが指差す先には大きな空港。平行に2本の滑走路、いえ、こちらにもV字に1本の合計3本の滑走路があった。
「なにこれ、王都軍の空港より大きいじゃない!」
いくら片田舎で広大な敷地があるからと言っても、こんな大きな空港があるなんて。
ソアラさんの乗った飛行機とキイエ様が滑走路のひとつに降りていく。
「やっと着いたわね。セイラン、ミルチナ。飛行機の空の旅はどうだったの?」
1日中、慣れない飛行機に乗って疲れなかったか心配になる。
「快適だったぞ、メアリィ殿。座席の周りにあるガラスのお陰で風を受けることもなく、景色も最高だった」
「飛行機の中はレバーやら計器もいっぱいで、それを操作するソアラさんがかっこよかったです。パイロットってすごいんですね」
興奮気味にミルチナが話す。二人とも満足してくれているようね。
「我らだけ楽しているようで、メアリィ殿やユイト殿には申し訳ない」
ユイトは慣れてるだろうし、私も後ろで風をあまり受けなかった。それにユイトと二人おしゃべりができて楽しかったわ。
ユイトが飛行機を用意してくれて、たった1日で来れたんですもの、文句を言ったら罰が当たるわ。
社員のための慰安旅行なんだから他の人に楽しんでもらわないと。みんなここまで無事に着けて良かったわ。
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