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Ⅷ鳥籠の準備
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私の周囲には常に人がいないため、頻繁に現れる彼が見られることはない。
おそらく彼は隣国であるフィッシェンブルケの王族なのだと思う。
銀色の瞳がその証拠。
多分魔法で瞳の色は変えているのだと思うのだけど。
私の魔眼にそんな偽装は通用しない。
確か執着の対象によって能力や才能が開花する血筋として有名だったはず。
(というか貴方王子だよね。なんで暗部に?)
今更ながらとりとめもないことを考えながら、彼から差し出された食事を口に入れる。
人さえもこない後宮の端の森の中。
彼の足の間にちょこんと座って彼が小さくちぎって蜂蜜をかけたパンに口からお迎え。
ある日、寝ぼけて彼の指に食いついてからというもの。
彼は私に手ずから食事を与えるようになった。
それも彼の気まぐれか現れた時限定なのだけど。
(まあ、ご飯をもらえるならいいかな)
あまり深く物事を考えないのは前世からだ。
スプラウト王家へ倫理を教える教師は5歳になってもまだ会ったことがない。
前世ではそれなりに叩き込まれたけれど、あの時代は戦乱という中。
倫理はあってないようなものでもあった。
倫理なきものすなわち獣と変わらぬと叩き込んできた前世の先生を思い浮かべながらもそもそと口を動かす。
「よく噛んでお食べ」
彼はにこぉっと作り物めいた笑顔でそう私に言った。
真顔で彼の顔を見上げながら口を動かすことは止めない。
食事が終わって彼の持ってきた水を飲んで一息するとウトウトしてくる。
「あとはやっておくから寄りかかって」
彼はそういって自分の方へと私をもたれかからせる。
人の三大欲求のうち食欲を満たせたのだ。
子供という体は素直なもので、次に満たそうとするのは睡眠欲ということ。
彼は私の腕をまくって外からは見えない位置の傷へ薬を塗り込んでいく。
そのおかげで夜は熱が出るし大変だが以前よりも回復が早くなり、魔法陣に頼らなくても体が少しずつ丈夫になりつつあった。
「あい、あと……」
彼と出会って1年半。
まだ十分とは言い辛いものの、声が掠れる頻度は少なくなってきた。
それでも、彼は拙い言葉を話す私の意図を理解して笑みを深めた。
それは先程から浮かべる偽物っぽい笑顔じゃなくて。
なんだか遠くを懐かしむような優しい顔。
ぎこちない手が私の頭をそっと撫でる。
まるで壊れ物に触るように。
触るかわからないか擽ったい距離感で。
■■■■
王女が眠ったのを見遣ってからそっと横たえる。
本当なら毛布の一枚でもかけてやりたいところだが、そんなものですら王女は与えられていないようだ。
なにかしてやりたいとは考えたところでこれ以上のことはしてやれないことはわかっている。
【そろそろお戻りください】
呼ばれて俺は音もなくその場を去った。
足音、重心のかけ方、そして存在や息遣いさえも薄くして後宮を駆ける。
今までに気付かれたことはない。
王族であるあの少女以外は。
もうボロボロになっている王宮の結界を抜け出すことは造作もない。
そのまま裏路地を抜けて拠点に入ると既に今日の夜当番以外は仕事が終わったと寝るか1階で酒を飲んでいるようだった。
「おかえりなさいませ、殿下」
「よせ、ディンバー。ラクトで良い」
1階が酒場のような形式になっている拠点では俺に声をかけた隊長のディンバーが既に酒を飲んでいた。
服の下は相当引き締まっているのだが、生憎見た目はただのひょろりとした優男。
茶髪茶瞳というどこにでもあるような色合いは暗殺者として雑踏に紛れ込みやすく重宝しているらしい。
俺に単独行動が許されるようになったのはちょうど1年前。
つまり王女に会って半年後まではこの男が後をついてきていた。
多分、王女は気づいていないと思う。
「で、姫君の様子は?」
「今日は棒で殴られたらしい。薬を塗ってきた」
もうじき14歳という年齢でありながら一人前の部下として扱われるのは少し擽ったい気持ちになるものだ。
本来俺たち暗部は人前に出てはいけない。
王女に見つかったのは大きなミスであることには変わらなかった。
けれど今となっては見つけて良かったのかもしれないと少し思う。
「確かに可哀想っちゃあ可哀想ですが、処刑される王族ですぜ?」
同僚がどかりと俺の隣に座って酒を仰いだ。
同僚の言う通り、死にゆくものに何をしたところで無駄なことだと分かっている。
それが憐憫なのか同情なのか。
今更どうでもよいことだった。
「いや、あの子は殺させないよ」
すぅっと用意された飲み物は隊長が毒見したことを確認して口をつける。
ある程度の毒耐性は既につけているが、やはり信用するものが毒見をしているものほど安心できるものはない。
「憎い憎い王族の殺生与奪をこの手に握って遊ぶくらいは許されるとは思わない?」
すうっと口端を上げる。
それはとても愉しいと言わんばかりの笑み。
あの方を苦しめた王族の子孫をあの方の代わりにして自分に依存させて殺すなんて。
そんな愉しいことを考えつく程度には王女を殺すことを惜しいと思う自分がいた。
「ひぇっ。怖い怖い」
「殿下……流石にそれは倫理的にどうかと」
要は俺があの子のことを国に連れ帰ってペットにすると。
いつでも壊れて良い玩具にしたいと言っていることが理解できたようだ。
「俺の執着を考えると、保険は必要だと思わない?」
「それもそうかもしれませんが……」
フィッシェンブルケの者は執着に対する才能を発揮する。
その執着が失われると狂うというのは王家としての秘密。
中には本当に狂って処刑された王族もいる。
それならば執着の対象を生かすというのは悪いことではない。
暗部の人間は王族を殺す役割を持つため、秘密を知っているから話せることでもあった。
「陛下もそろそろ俺に足を洗ってほしいみたいだし。あれは早々に死なないから愛玩にはぴったりだ」
王族として誰よりも相応しい赤眼を持ちながら、絶対に地の底からは這い上がることを許されな王女。
その持つ魔力の量と先天的な魔力調整の才能故に、普通の苦痛では彼女を死に至らしめることはできない。
加えてふとした瞬間、全てが抜け落ちたような顔をすることがある。
それは、感情の欠落が存在していたという証。
人は人と共に居てこそ自身を確立していくが、彼女は隣に誰かを求めるようなことはない。
しかしながら、まともな教育を受けていないにも関わらず、生への執着が見て取れることはとても興味深いことだった。
「陛下にはそんな感じでうまいこと伝えてくれる?」
「殿下。それは脅しと変わらないじゃないですか……」
第2王子の命をかけた脅し?
陛下だってわかってることだろうに。
今回の復讐が終わったら俺を廃嫡して幽閉でも考えてたんだろうけど、虐待されている王族を被害者として救うという名目は寛大で慈善的な王として有効的な手段だ。
加えて俺が狂わないきっかけになるなら使わない手はないだろう。
(俺の執着先がスプラウト王家だと思ってるうちはね)
後々の憂いになる可能性は勿論あるが、そんなものは調教次第だろう。
暗部として育てられてきた俺になら可能だとも言える。
難しそうならばディンバーに手伝ってもらえばいいだけのこと。
「殿下をこんなのに育てたのは誰だよ……」
「隊長じゃね?」
「絶対違う」
失礼な奴らの戯言を聞きながら、俺は笑みを浮かべる。
作戦開始までもう少し。
おそらく彼は隣国であるフィッシェンブルケの王族なのだと思う。
銀色の瞳がその証拠。
多分魔法で瞳の色は変えているのだと思うのだけど。
私の魔眼にそんな偽装は通用しない。
確か執着の対象によって能力や才能が開花する血筋として有名だったはず。
(というか貴方王子だよね。なんで暗部に?)
今更ながらとりとめもないことを考えながら、彼から差し出された食事を口に入れる。
人さえもこない後宮の端の森の中。
彼の足の間にちょこんと座って彼が小さくちぎって蜂蜜をかけたパンに口からお迎え。
ある日、寝ぼけて彼の指に食いついてからというもの。
彼は私に手ずから食事を与えるようになった。
それも彼の気まぐれか現れた時限定なのだけど。
(まあ、ご飯をもらえるならいいかな)
あまり深く物事を考えないのは前世からだ。
スプラウト王家へ倫理を教える教師は5歳になってもまだ会ったことがない。
前世ではそれなりに叩き込まれたけれど、あの時代は戦乱という中。
倫理はあってないようなものでもあった。
倫理なきものすなわち獣と変わらぬと叩き込んできた前世の先生を思い浮かべながらもそもそと口を動かす。
「よく噛んでお食べ」
彼はにこぉっと作り物めいた笑顔でそう私に言った。
真顔で彼の顔を見上げながら口を動かすことは止めない。
食事が終わって彼の持ってきた水を飲んで一息するとウトウトしてくる。
「あとはやっておくから寄りかかって」
彼はそういって自分の方へと私をもたれかからせる。
人の三大欲求のうち食欲を満たせたのだ。
子供という体は素直なもので、次に満たそうとするのは睡眠欲ということ。
彼は私の腕をまくって外からは見えない位置の傷へ薬を塗り込んでいく。
そのおかげで夜は熱が出るし大変だが以前よりも回復が早くなり、魔法陣に頼らなくても体が少しずつ丈夫になりつつあった。
「あい、あと……」
彼と出会って1年半。
まだ十分とは言い辛いものの、声が掠れる頻度は少なくなってきた。
それでも、彼は拙い言葉を話す私の意図を理解して笑みを深めた。
それは先程から浮かべる偽物っぽい笑顔じゃなくて。
なんだか遠くを懐かしむような優しい顔。
ぎこちない手が私の頭をそっと撫でる。
まるで壊れ物に触るように。
触るかわからないか擽ったい距離感で。
■■■■
王女が眠ったのを見遣ってからそっと横たえる。
本当なら毛布の一枚でもかけてやりたいところだが、そんなものですら王女は与えられていないようだ。
なにかしてやりたいとは考えたところでこれ以上のことはしてやれないことはわかっている。
【そろそろお戻りください】
呼ばれて俺は音もなくその場を去った。
足音、重心のかけ方、そして存在や息遣いさえも薄くして後宮を駆ける。
今までに気付かれたことはない。
王族であるあの少女以外は。
もうボロボロになっている王宮の結界を抜け出すことは造作もない。
そのまま裏路地を抜けて拠点に入ると既に今日の夜当番以外は仕事が終わったと寝るか1階で酒を飲んでいるようだった。
「おかえりなさいませ、殿下」
「よせ、ディンバー。ラクトで良い」
1階が酒場のような形式になっている拠点では俺に声をかけた隊長のディンバーが既に酒を飲んでいた。
服の下は相当引き締まっているのだが、生憎見た目はただのひょろりとした優男。
茶髪茶瞳というどこにでもあるような色合いは暗殺者として雑踏に紛れ込みやすく重宝しているらしい。
俺に単独行動が許されるようになったのはちょうど1年前。
つまり王女に会って半年後まではこの男が後をついてきていた。
多分、王女は気づいていないと思う。
「で、姫君の様子は?」
「今日は棒で殴られたらしい。薬を塗ってきた」
もうじき14歳という年齢でありながら一人前の部下として扱われるのは少し擽ったい気持ちになるものだ。
本来俺たち暗部は人前に出てはいけない。
王女に見つかったのは大きなミスであることには変わらなかった。
けれど今となっては見つけて良かったのかもしれないと少し思う。
「確かに可哀想っちゃあ可哀想ですが、処刑される王族ですぜ?」
同僚がどかりと俺の隣に座って酒を仰いだ。
同僚の言う通り、死にゆくものに何をしたところで無駄なことだと分かっている。
それが憐憫なのか同情なのか。
今更どうでもよいことだった。
「いや、あの子は殺させないよ」
すぅっと用意された飲み物は隊長が毒見したことを確認して口をつける。
ある程度の毒耐性は既につけているが、やはり信用するものが毒見をしているものほど安心できるものはない。
「憎い憎い王族の殺生与奪をこの手に握って遊ぶくらいは許されるとは思わない?」
すうっと口端を上げる。
それはとても愉しいと言わんばかりの笑み。
あの方を苦しめた王族の子孫をあの方の代わりにして自分に依存させて殺すなんて。
そんな愉しいことを考えつく程度には王女を殺すことを惜しいと思う自分がいた。
「ひぇっ。怖い怖い」
「殿下……流石にそれは倫理的にどうかと」
要は俺があの子のことを国に連れ帰ってペットにすると。
いつでも壊れて良い玩具にしたいと言っていることが理解できたようだ。
「俺の執着を考えると、保険は必要だと思わない?」
「それもそうかもしれませんが……」
フィッシェンブルケの者は執着に対する才能を発揮する。
その執着が失われると狂うというのは王家としての秘密。
中には本当に狂って処刑された王族もいる。
それならば執着の対象を生かすというのは悪いことではない。
暗部の人間は王族を殺す役割を持つため、秘密を知っているから話せることでもあった。
「陛下もそろそろ俺に足を洗ってほしいみたいだし。あれは早々に死なないから愛玩にはぴったりだ」
王族として誰よりも相応しい赤眼を持ちながら、絶対に地の底からは這い上がることを許されな王女。
その持つ魔力の量と先天的な魔力調整の才能故に、普通の苦痛では彼女を死に至らしめることはできない。
加えてふとした瞬間、全てが抜け落ちたような顔をすることがある。
それは、感情の欠落が存在していたという証。
人は人と共に居てこそ自身を確立していくが、彼女は隣に誰かを求めるようなことはない。
しかしながら、まともな教育を受けていないにも関わらず、生への執着が見て取れることはとても興味深いことだった。
「陛下にはそんな感じでうまいこと伝えてくれる?」
「殿下。それは脅しと変わらないじゃないですか……」
第2王子の命をかけた脅し?
陛下だってわかってることだろうに。
今回の復讐が終わったら俺を廃嫡して幽閉でも考えてたんだろうけど、虐待されている王族を被害者として救うという名目は寛大で慈善的な王として有効的な手段だ。
加えて俺が狂わないきっかけになるなら使わない手はないだろう。
(俺の執着先がスプラウト王家だと思ってるうちはね)
後々の憂いになる可能性は勿論あるが、そんなものは調教次第だろう。
暗部として育てられてきた俺になら可能だとも言える。
難しそうならばディンバーに手伝ってもらえばいいだけのこと。
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「隊長じゃね?」
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