最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

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再び深淵の森

アルファ2

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【アルファ】

 私達は転移トラップへ、手を繋いで入ったが、これは賭けみたいなものだったけど、なんとか無事にみんな同じ場所へ転移出来たみたいだ。

「みんな、全方位に【千里眼】を使って、変わった場所を探して」

「「はい」」

 カノン様はエルフの村や精霊の湖はひとつだけだと思っていたけど、私たちが調べた限りではエルフの村や精霊の湖みたいなものはたくさんあると思う。

 死の森は広大ではあるけど、私達がカノン様と深淵の森を移動した距離を考えると、死の森を抜けてしまう気がする。

 なので、私はランダム転移トラップで移動した深淵の森は、死の森内にはない別空間か別世界みたいな場所なのではないかと推察した。

 それならば、異様な強さのモンスターにも納得出来る。

「【千里眼】の範囲内には村や湖はありませんでした」

「同じくありません」

 ……

 私達は、私の勘で移動方角を決め、数キロ移動後、【千里眼】で調べる作業を繰り返した。

 しかし、そう簡単には見つからない。

 仕方がないので冒険者の時と同じ様に3チームに別れ、別々の方角を探索する事にした。

 幸いにして、私達の実力は深淵のモンスターでも囲んで攻撃すれば倒せるほどには強くなっていた。




 ★

 深淵の森を探索してから3日目。

 私の【千里眼】が精霊の姿を捉えた。

「ここから2キロね。すぐに行くわよ」

 私達はすぐに精霊のいる場所に向かったが、予想外のものが目の前にあった。


「……これは神聖樹?」

 しかも、エルフの村で見た神聖樹よりも遥かに大きく神気に満ちている。

『あなた達は、神聖樹が見えるの?』

 私が神聖樹に驚いていると、目的だった精霊が話しかけてきた。

「はい、こんなに大きな神聖樹があるなんて……」

『やっと神聖樹の見える人が来てくれたんだね! 私はこの神聖樹を守っていた樹の精霊レナ。私はずっと孤独な神聖樹の契約者を探していたの』

「孤独な神聖樹? それに神聖樹の契約者って……」

『ああ、人族には神聖樹の伝承は伝わってないのね。神聖樹は世界樹から枝分かれした神樹なんだけど、契約者と契約しないと人には見えない存在なの。そして神樹を唯一見られる存在が契約者。あなたの名前は?』

「私はアルファ。私は神樹が見えるけど、私は残念ながら人族ではないわ」

『ん? アルファは人族でしょ?』

「私達はカノン様という方のスキルによって生み出されたアバター、分身なの」

『えっ? そんなに高密度な神気を纏っているのに分身なの? それじゃあ、カノン様って神様?』

「いえ、カノン様は人族よ」

『アルファの本体が人族? 神殺しでもするつもり? まあ、それは良いとして、契約者になるのはアルファでも大丈夫だよ。その代わりカノン様のアバターではなくて半精霊みたいにはなるけど、契約者になれば今よりもいろんなことが出来るからカノン様も良いと思うんじゃない? どう、契約しない?』

 私はどうしたら……

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