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再び深淵の森
深淵魔法・魔界降誕
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【アブソート】
私は小魔王が無反応で細切れになった理由が理解不能だった。
もしかして、細切れから再生する不死なのか?
細切れになった小魔王は真っ黒な露出度の高いドレスを着た女性だ。
てか、戦争を仕掛けておいて、なぜ露出度の高いドレス?
防御力には頼らないのか?
いろいろ謎でわからない。
とりあえず、私は反撃に備えてダークシールドを何重にも重ねて展開する。
「なっ、キャリザが死んだだと……?」
「き、貴様! 何をした!?」
え、本当に死んだのか?
小魔王2人の反応を見ていると、本当にシャドーエッジで死んだらしい。
油断し過ぎだろと思う。
まあ、こちらとしてはラッキーだけど。
残る小魔王は、2人で巨体のやつと長身で細いやつ。
そして巨体のやつが勢い良く突っ込んできた。
流石にシャドーエッジを普通に使っては当たらないだろうから、巨体のやつの周りに、私の周りに展開しているのと同じダークシールドを何重にも張る。
「な、シールドだと!? だが、俺の暗黒剣術とデスブリンガーならば、全てを破壊してやる!」
巨体のやつは手に持っていた魔剣を力いっぱい振り上げ、ダークシールドに斬りかかる。
まあ、数枚はダークシールドを破壊されるだろうが、それは時間稼ぎよ。
ガンッ!
「は?」
「……は?」
私と巨体のやつは、ダークシールドが1枚も割れない状況に、呆気に取られた。
ダークシールド1枚も割れないって……どういうこと?
剣術が不得意な私ですら力いっぱい魔剣で叩くだけでも2枚は割れるのに。
私は必死にダークシールドを割ろうと魔剣で斬りまくる巨体に目がけて、シャドーエッジを使う。
すると、さっきの女性の小魔王と同じ様に細切れになった。
……?
もしかして、私以外の小魔王は弱いのか?
「くそ、やはりアブソートは異常に強いか……それなら、例の策を使うしかないか……」
長身の小魔王が手を上げると、街の門が開き、中から数人の男女が現れる。
は?
戦争中なのに増援?
完全なルール違反だろと言おうとしたところで、私は目を見開く。
街から出てきた中には、拘束されている私の両親が居たのだ。
「これは何の真似だ!!」
「ふふ、私に攻撃したら、貴方の両親は殺します」
「……ゲス野郎」
「戦争なんて勝てば良いんですよ! さあ、降伏しなさい。そして奴隷の首輪を付ければ両親を解放しましょう」
「……くっ」
あの小魔王、私が降伏しても両親を助ける気は無いのが、表情を見れば分かる。
しかし、私から攻撃しては両親が……どうすれば。
「早くしないと、両親の片方を殺してしまいますよ?」
『……アーリ。私達の事は気にせず戦え』
『え、お父さん?』
『今、アーリにのみ伝わる念話を話してる。私やお母さんはアーリの足枷になるくらいならば、死を選ぶ』
『そ、そんな……私の為にお父さんやお母さんを巻き込んでしまって……』
『謝ることはないよ。アーリが小魔王になったときから、こうなるだろうなとは思っていたんだよ。アーリは知らないかもしれないけど、今のアーリは現魔王よりも強い。それは周りの者も言わないけど、魔力を見れば誰でも分かる。だから、今回の戦争も裏には魔王がいるはずだ』
『魔王よりも強い? 私が?』
『本当ならば、街をもっと早く出ていれば良かったんだけどね、まさかこんなに早く仕掛けてくるのは予想外だったよ。サヨナラだよアーリ。私とお母さんはアーリの無事だけを願うよ』
『待って!』
ドォォン!!
お父さんは魔力を暴走させてお母さんと共に自爆した……私は……どこで間違えたの?
私が魔王を目指せばよかったの?
「くっ、まさか自爆とは! 逃げるぞ!」
魔王って、なに?
私は魔王も小魔王も興味が無い。
そもそも魔王がいなければ、両親は死ななかった。
なら、こんな街、魔王、全ていらない。
「……みんな、死んじゃえ……深淵魔法【魔界降誕】……」
私は深淵魔法の禁忌魔法【魔界降誕】を唱えた。
この【魔界降誕】は制御もいらない魔法で、深淵魔法の中で一番簡単だけど、一度発動したら周囲の魔力を無尽蔵に吸収して、魔神達の楽園、魔界に作り替えてしまうヤバいやつだ。
もちろん、魔王だろうと、私だろうと全てを飲み込む。
私は小魔王が無反応で細切れになった理由が理解不能だった。
もしかして、細切れから再生する不死なのか?
細切れになった小魔王は真っ黒な露出度の高いドレスを着た女性だ。
てか、戦争を仕掛けておいて、なぜ露出度の高いドレス?
防御力には頼らないのか?
いろいろ謎でわからない。
とりあえず、私は反撃に備えてダークシールドを何重にも重ねて展開する。
「なっ、キャリザが死んだだと……?」
「き、貴様! 何をした!?」
え、本当に死んだのか?
小魔王2人の反応を見ていると、本当にシャドーエッジで死んだらしい。
油断し過ぎだろと思う。
まあ、こちらとしてはラッキーだけど。
残る小魔王は、2人で巨体のやつと長身で細いやつ。
そして巨体のやつが勢い良く突っ込んできた。
流石にシャドーエッジを普通に使っては当たらないだろうから、巨体のやつの周りに、私の周りに展開しているのと同じダークシールドを何重にも張る。
「な、シールドだと!? だが、俺の暗黒剣術とデスブリンガーならば、全てを破壊してやる!」
巨体のやつは手に持っていた魔剣を力いっぱい振り上げ、ダークシールドに斬りかかる。
まあ、数枚はダークシールドを破壊されるだろうが、それは時間稼ぎよ。
ガンッ!
「は?」
「……は?」
私と巨体のやつは、ダークシールドが1枚も割れない状況に、呆気に取られた。
ダークシールド1枚も割れないって……どういうこと?
剣術が不得意な私ですら力いっぱい魔剣で叩くだけでも2枚は割れるのに。
私は必死にダークシールドを割ろうと魔剣で斬りまくる巨体に目がけて、シャドーエッジを使う。
すると、さっきの女性の小魔王と同じ様に細切れになった。
……?
もしかして、私以外の小魔王は弱いのか?
「くそ、やはりアブソートは異常に強いか……それなら、例の策を使うしかないか……」
長身の小魔王が手を上げると、街の門が開き、中から数人の男女が現れる。
は?
戦争中なのに増援?
完全なルール違反だろと言おうとしたところで、私は目を見開く。
街から出てきた中には、拘束されている私の両親が居たのだ。
「これは何の真似だ!!」
「ふふ、私に攻撃したら、貴方の両親は殺します」
「……ゲス野郎」
「戦争なんて勝てば良いんですよ! さあ、降伏しなさい。そして奴隷の首輪を付ければ両親を解放しましょう」
「……くっ」
あの小魔王、私が降伏しても両親を助ける気は無いのが、表情を見れば分かる。
しかし、私から攻撃しては両親が……どうすれば。
「早くしないと、両親の片方を殺してしまいますよ?」
『……アーリ。私達の事は気にせず戦え』
『え、お父さん?』
『今、アーリにのみ伝わる念話を話してる。私やお母さんはアーリの足枷になるくらいならば、死を選ぶ』
『そ、そんな……私の為にお父さんやお母さんを巻き込んでしまって……』
『謝ることはないよ。アーリが小魔王になったときから、こうなるだろうなとは思っていたんだよ。アーリは知らないかもしれないけど、今のアーリは現魔王よりも強い。それは周りの者も言わないけど、魔力を見れば誰でも分かる。だから、今回の戦争も裏には魔王がいるはずだ』
『魔王よりも強い? 私が?』
『本当ならば、街をもっと早く出ていれば良かったんだけどね、まさかこんなに早く仕掛けてくるのは予想外だったよ。サヨナラだよアーリ。私とお母さんはアーリの無事だけを願うよ』
『待って!』
ドォォン!!
お父さんは魔力を暴走させてお母さんと共に自爆した……私は……どこで間違えたの?
私が魔王を目指せばよかったの?
「くっ、まさか自爆とは! 逃げるぞ!」
魔王って、なに?
私は魔王も小魔王も興味が無い。
そもそも魔王がいなければ、両親は死ななかった。
なら、こんな街、魔王、全ていらない。
「……みんな、死んじゃえ……深淵魔法【魔界降誕】……」
私は深淵魔法の禁忌魔法【魔界降誕】を唱えた。
この【魔界降誕】は制御もいらない魔法で、深淵魔法の中で一番簡単だけど、一度発動したら周囲の魔力を無尽蔵に吸収して、魔神達の楽園、魔界に作り替えてしまうヤバいやつだ。
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