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魔王降臨
新たな道
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【カノン】
僕が『死因は神気の枯渇』を調べ始めて12日が経過した。
毎日神気の数値を確認するけど、減ることはなく、むしろ毎日増えている。
しかも、帝国にあるとされる神気に関連ありそうな資料を調べてもらったけど、僕が前回解析した古代文字の書籍くらいしかないらしい。
今回は古代文字を解析するつもりはないから、王城にいる限りは詰んでいる。
残された道は、神様からまた便利アイテムをもらって気長に解決するか、王城から脱出して神気の溢れる、深淵の森に行くかだろう。
僕としては王城に居ても何も出来ないから深淵の森探索に行きたいが、弱い僕に王城から出られるのだろうか?
そういえば、毎回アバターを街に放ってはいるけど、死に戻りする時にアバターはリセットされるから、街の情報が得られないのはかなり厳しいんだよな……やはり一度は2回目の街に行きたいな。
とりあえず、僕の補佐役の人に相談してみようかな。
★
「すみません、第三王女より街への外出はまだ控えてほしいと言われているので、もう少し我慢してください。現在、他の勇者候補達が街中にたくさんいて、勇者候補達との遭遇を回避する為の対策になります」
「それは知ってますが、変装してでも良いので街に出れませんか?」
「私の権限では無理です、すいません」
「やっぱり無理かぁ……」
そうなると、深夜に脱出してみるしかないのかな。
しかし、それだとアバター達とはどうやって合流するか……
お金も無いし、冒険者ギルドも深夜にはやってないだろう……やってるのかな?
出来れば日中に外出したかったんだよな。
「何か買ってきて欲しいものでもあるのですか?」
「いや、買い物というか、見てみたいものがあるんですよ」
「勇者候補達も街並みには驚いて何度も出かけていますから、同じ理由なんでしょうかね。私達からすると普通の街並みですが」
「そうかもしれないですね」
僕と他のクラスメイト達ではちょっと目的が違うのだけど、説明するのは難しいから、とりあえずうなずいてみた。
とりあえず、今夜にでも脱出が出来るか調べてみるか……って、今更ながら思ったんだけど、初日に僕がアバターを作った後に城へ帰らないで、アバターの一人を城に返せば良いじゃないかと気が付いた。
クラスメイト達とも交流しないのならば、アバターが城に居ても問題ないし、僕はアバター達と共に城の外で活動出来る。
よし、今夜に抜け出してみて無理そうなら、今回は城で何が起きるかを体験するか。
★
結果として僕の居る場所は王族が住むエリアに近い為、警備が鬼の様に厳しいから、夜中でも脱出は無理だった。
そんな訳で今回は24日まで大人しく室内で調べ物をしながら待つことにした。
相変わらずスライム達や精霊の反応は無くなっていた。
そして、24日の夜に僕はまた死んだ。
僕が『死因は神気の枯渇』を調べ始めて12日が経過した。
毎日神気の数値を確認するけど、減ることはなく、むしろ毎日増えている。
しかも、帝国にあるとされる神気に関連ありそうな資料を調べてもらったけど、僕が前回解析した古代文字の書籍くらいしかないらしい。
今回は古代文字を解析するつもりはないから、王城にいる限りは詰んでいる。
残された道は、神様からまた便利アイテムをもらって気長に解決するか、王城から脱出して神気の溢れる、深淵の森に行くかだろう。
僕としては王城に居ても何も出来ないから深淵の森探索に行きたいが、弱い僕に王城から出られるのだろうか?
そういえば、毎回アバターを街に放ってはいるけど、死に戻りする時にアバターはリセットされるから、街の情報が得られないのはかなり厳しいんだよな……やはり一度は2回目の街に行きたいな。
とりあえず、僕の補佐役の人に相談してみようかな。
★
「すみません、第三王女より街への外出はまだ控えてほしいと言われているので、もう少し我慢してください。現在、他の勇者候補達が街中にたくさんいて、勇者候補達との遭遇を回避する為の対策になります」
「それは知ってますが、変装してでも良いので街に出れませんか?」
「私の権限では無理です、すいません」
「やっぱり無理かぁ……」
そうなると、深夜に脱出してみるしかないのかな。
しかし、それだとアバター達とはどうやって合流するか……
お金も無いし、冒険者ギルドも深夜にはやってないだろう……やってるのかな?
出来れば日中に外出したかったんだよな。
「何か買ってきて欲しいものでもあるのですか?」
「いや、買い物というか、見てみたいものがあるんですよ」
「勇者候補達も街並みには驚いて何度も出かけていますから、同じ理由なんでしょうかね。私達からすると普通の街並みですが」
「そうかもしれないですね」
僕と他のクラスメイト達ではちょっと目的が違うのだけど、説明するのは難しいから、とりあえずうなずいてみた。
とりあえず、今夜にでも脱出が出来るか調べてみるか……って、今更ながら思ったんだけど、初日に僕がアバターを作った後に城へ帰らないで、アバターの一人を城に返せば良いじゃないかと気が付いた。
クラスメイト達とも交流しないのならば、アバターが城に居ても問題ないし、僕はアバター達と共に城の外で活動出来る。
よし、今夜に抜け出してみて無理そうなら、今回は城で何が起きるかを体験するか。
★
結果として僕の居る場所は王族が住むエリアに近い為、警備が鬼の様に厳しいから、夜中でも脱出は無理だった。
そんな訳で今回は24日まで大人しく室内で調べ物をしながら待つことにした。
相変わらずスライム達や精霊の反応は無くなっていた。
そして、24日の夜に僕はまた死んだ。
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