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番外編
26.雨宮蓮②
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りりかちゃんは入院した。最初の頃はクラスメートたちがお見舞いに来てたけど、入院が長引いてくると、日に日に1人2人とお見舞いに来る人が減っていった。2ヶ月も経つと僕以外は誰も来なくなった。仕方ない。遊んだり、塾に行ったり、習い事があるんだから。僕だって、習い事がある日は行けないし。
お見舞いに行くと、りりかちゃんはにこにこと笑う。
「無理して笑ってない?」
「そんなことないよ。蓮くんに会えてうれしいの」
うれしくてぎゅっとしたいけど、りりかちゃんは点滴中でできない。
原因がわからないまま6年生になった。りりかちゃんは相変わらずベッドの上だ。僕がお見舞いに行くと、いつもにこにこ笑うが明らかに弱ってきている。
ある日、りりかちゃんが、
「蓮くん、キスしていい?」
と言って僕の口に触れるだけのキスをした。死期が近づいてるのを悟ったのかもしれない。僕はぎゅっと胸が苦しくなった。
「りりかちゃん、ずっとずっと好きだよ」
僕も、りりかちゃんの口に触れるだけのキスをした。
僕たちは2人してぽろぽろ泣き続けた。
いよいよ危ないって時に、りりかちゃんの両親が『蓮くんは、莉々花の大事な婚約者だからね』と親族しかダメだったのに、特別に立ち会わせてくれた。りりかちゃんは『生まれ変わったら結婚しようね』って、笑みを浮かべながら息を引き取った。僕は人目も憚らずわんわん泣いた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
時は過ぎ、俺は医大生になった。俺は自覚はなかったが、イケメンらしい。よく女性が寄ってくる。あまりにも‥‥という人以外と付き合った。でも、続かない。『こんな人だとは思わなかった!』と言われ毎回フラれる。俺の中にはずっと莉々花がいる。決して、別にロリコンってわけではない。生きてたらどんな女性になってるだろうか?とか想像する。いつまでも死んだ人に囚われ続ける俺は、どこか変なのだろうか?
さらに時が過ぎ、俺は外科医になった。未だ独身である。結局莉々花の病気は原因不明のままだ。判明したからって、俺が治せるのかはわからないけど。勤務中は集中しているが、勤務後は心がポッカリ空いている。あぁ、本当だったら今頃莉々花と結婚して幸せな家庭を築いているのかもしれない、とか想像する。相変わらず俺の心の中は莉々花が占める。もう亡くなってから20年近くなるのに。ここまで来ると執着だ。
夜勤明け、疲れていたのだろう、帰宅中ぼぉーとして歩いてた俺に向かって、逆走したトラックが俺をはねた。あぁ、やっと死ねる。莉々花の元に行ける。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
目が醒めるとひたすら白い空間が広がる。ここはどこだ?俺は死んだはずだ。黄泉?天上?
『やあ、雨宮蓮。待ってたよ』
宙をぷかぷか浮かんだイタチ(?)が、呆然としている俺に声を掛けてきた。
『私はイタチじゃなくて、"神"だよ』
心を読まれた?それにしても"神"だって?!
『えっと、神?俺はどうしてここに?』
『私の愛しい莉々花が死に際、君と『生まれ変わったら結婚したい』と願ったし、君も莉々花を思い続けただろう?ご褒美に君を今莉々花が生きている世界に連れて行ってあげようと思ってね』
『そんなことできるんですか?』
半信半疑の俺に
『神だからできるよ』
なぜか、えへんと胸を張るイタ神。
『この泉をのぞいてご覧』
いつのまにか泉が。
落ちないように恐々と下を見ると
!!!
心臓がどくん!とする。
『莉々花!』
あの女の子は、髪の色も瞳の色も違うが、莉々花に間違いない!
嗚呼、莉々花莉々花莉々花!
『向こうから、歩いてくる男の子がいるだろう?あの子は私が君のために用意した"器"だよ。本来は死産するはずだったんだけどね、魂が僅かだが残ってしまったんだ。だから生きてる。あの体に君は入るんだよ』
『ま、待ってください!あの体には魂が残っているんですよね?!えっと、憑依?乗っ取り?』
『んー、"憑依"というか"融合"だね。あの子の魂は行き場がないからね』
『融合‥‥』
『字のとおり、あの子の魂に君の魂が"溶け合う"んだ。一応、君の前世の記憶は消すことにはなるんだけど、ひょっこり出るかもしれないし、無自覚に君の意思が強く反映されるかもしれないね。どうなるかは私にはわからないんだけどね』
『‥‥』
『どうする?次に莉々花と同じ世界に生きることができるタイミングは、いつになるかわからないけど』
泉を見下ろす。莉々花‥‥
ーー生まれ変わったら結婚しようねーー
莉々花莉々花莉々花!
『イタ神、俺にチャンスをくれてありがとう!今度こそ莉々花と結婚して幸せにする!』
『イタ神って、なんだーー!!!』
俺は覚悟を決めて泉に飛び込んだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
アレンディオは無自覚(?)な転生者とでもいうのでしょうか?自分的には融合がしっくりします‥‥。言動が子どもらしくなかったのは、蓮が強く出てしまったからです。
リアーナは、刺殺未遂事件の時に一度夢を見ただけです。
お見舞いに行くと、りりかちゃんはにこにこと笑う。
「無理して笑ってない?」
「そんなことないよ。蓮くんに会えてうれしいの」
うれしくてぎゅっとしたいけど、りりかちゃんは点滴中でできない。
原因がわからないまま6年生になった。りりかちゃんは相変わらずベッドの上だ。僕がお見舞いに行くと、いつもにこにこ笑うが明らかに弱ってきている。
ある日、りりかちゃんが、
「蓮くん、キスしていい?」
と言って僕の口に触れるだけのキスをした。死期が近づいてるのを悟ったのかもしれない。僕はぎゅっと胸が苦しくなった。
「りりかちゃん、ずっとずっと好きだよ」
僕も、りりかちゃんの口に触れるだけのキスをした。
僕たちは2人してぽろぽろ泣き続けた。
いよいよ危ないって時に、りりかちゃんの両親が『蓮くんは、莉々花の大事な婚約者だからね』と親族しかダメだったのに、特別に立ち会わせてくれた。りりかちゃんは『生まれ変わったら結婚しようね』って、笑みを浮かべながら息を引き取った。僕は人目も憚らずわんわん泣いた。
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時は過ぎ、俺は医大生になった。俺は自覚はなかったが、イケメンらしい。よく女性が寄ってくる。あまりにも‥‥という人以外と付き合った。でも、続かない。『こんな人だとは思わなかった!』と言われ毎回フラれる。俺の中にはずっと莉々花がいる。決して、別にロリコンってわけではない。生きてたらどんな女性になってるだろうか?とか想像する。いつまでも死んだ人に囚われ続ける俺は、どこか変なのだろうか?
さらに時が過ぎ、俺は外科医になった。未だ独身である。結局莉々花の病気は原因不明のままだ。判明したからって、俺が治せるのかはわからないけど。勤務中は集中しているが、勤務後は心がポッカリ空いている。あぁ、本当だったら今頃莉々花と結婚して幸せな家庭を築いているのかもしれない、とか想像する。相変わらず俺の心の中は莉々花が占める。もう亡くなってから20年近くなるのに。ここまで来ると執着だ。
夜勤明け、疲れていたのだろう、帰宅中ぼぉーとして歩いてた俺に向かって、逆走したトラックが俺をはねた。あぁ、やっと死ねる。莉々花の元に行ける。
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目が醒めるとひたすら白い空間が広がる。ここはどこだ?俺は死んだはずだ。黄泉?天上?
『やあ、雨宮蓮。待ってたよ』
宙をぷかぷか浮かんだイタチ(?)が、呆然としている俺に声を掛けてきた。
『私はイタチじゃなくて、"神"だよ』
心を読まれた?それにしても"神"だって?!
『えっと、神?俺はどうしてここに?』
『私の愛しい莉々花が死に際、君と『生まれ変わったら結婚したい』と願ったし、君も莉々花を思い続けただろう?ご褒美に君を今莉々花が生きている世界に連れて行ってあげようと思ってね』
『そんなことできるんですか?』
半信半疑の俺に
『神だからできるよ』
なぜか、えへんと胸を張るイタ神。
『この泉をのぞいてご覧』
いつのまにか泉が。
落ちないように恐々と下を見ると
!!!
心臓がどくん!とする。
『莉々花!』
あの女の子は、髪の色も瞳の色も違うが、莉々花に間違いない!
嗚呼、莉々花莉々花莉々花!
『向こうから、歩いてくる男の子がいるだろう?あの子は私が君のために用意した"器"だよ。本来は死産するはずだったんだけどね、魂が僅かだが残ってしまったんだ。だから生きてる。あの体に君は入るんだよ』
『ま、待ってください!あの体には魂が残っているんですよね?!えっと、憑依?乗っ取り?』
『んー、"憑依"というか"融合"だね。あの子の魂は行き場がないからね』
『融合‥‥』
『字のとおり、あの子の魂に君の魂が"溶け合う"んだ。一応、君の前世の記憶は消すことにはなるんだけど、ひょっこり出るかもしれないし、無自覚に君の意思が強く反映されるかもしれないね。どうなるかは私にはわからないんだけどね』
『‥‥』
『どうする?次に莉々花と同じ世界に生きることができるタイミングは、いつになるかわからないけど』
泉を見下ろす。莉々花‥‥
ーー生まれ変わったら結婚しようねーー
莉々花莉々花莉々花!
『イタ神、俺にチャンスをくれてありがとう!今度こそ莉々花と結婚して幸せにする!』
『イタ神って、なんだーー!!!』
俺は覚悟を決めて泉に飛び込んだ。
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アレンディオは無自覚(?)な転生者とでもいうのでしょうか?自分的には融合がしっくりします‥‥。言動が子どもらしくなかったのは、蓮が強く出てしまったからです。
リアーナは、刺殺未遂事件の時に一度夢を見ただけです。
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