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2章 ご対面
8.よろしく宇宙人
しおりを挟むハラリの言ってる事はなんとなくだけど頭に入った。ここで疑問が。ハラリは自称モデルだと言うけど、旅をしている今は休職中と言う事になる。通貨は同じだと言うけど、果たして別次元の人間が持っていたお金が他の次元で通用するのか?
偽造だとかに引っ掛かる可能性もあるし、収入が途絶えてる今お金はどうしてるんだろう?
このご時世、お金が無いと何も出来ないと思うんだけど。
「ハラリの話は大体理解したよ。ちなみに今お金って持ってるの?次に移動する時にカロリーを蓄えなきゃだからお金が必要になってくると思うけど」
「基本的に金は持ってねぇよ。初めに持ってた財布も次んとこ飛んだ時に失くしたし、そっからずっと金は無い。まぁ金が全てじゃないってこった♪」
「凄い明るく言うけど、多分たまたまだろ。現に今回俺が水あげなかったらヤバかったんじゃないのか?」
「最悪泥水でも何でも飲んでやるよ。飛ぶ時に食えりゃいいんだから、普段は食わなくてもやっていける」
そういうもんか?
俺は一食でも抜いたらお腹空いて機嫌悪くなるけどな~。
あ、そう言えば飯野さんも少食っぽかったよな。トーストとホットコーヒーだけじゃ足りないだろ。
「伊達にモデルやってねぇからな。多少肌は荒れるけど、元の世界に戻れる保障もねぇし俺は好きにやるんだ」
「ハラリがいいならいいけど……ほら俺も学生だからお金に余裕がある訳じゃないんだ。今日はご馳走してあげられるけど、毎日は無理だぞ」
「十分だ♪でもこの借りは必ず返す。とりあえずしばらくの間泊めてくれ。寝床は床でもいいから」
「あ、友達来た時用に布団あるからそれ使って~。後歯ブラシとか日用品も多めにあるから」
「お前んちって便利だな♪そんじゃ改めてよろしくな奏多♪」
「こちらこそよろしく♪」
ニッコリ笑って嬉しそうに言うハラリに俺も笑顔で返した。
友達がいつでも遊びに来たり、泊まりに来たりしてもいいようにお泊まりセットは常備してあるんだ。部屋もなるべく広めの物件を選んだから人が一人増えても問題ないだろ。
むしろ誰かが家にいてくれた方が安心するし、話し相手にもなるから俺としても嬉しい。ハラリはノリが良さそうだから、給料が出たらお酒でも買って一緒に飲めたら楽しいだろうなぁ♪
そうだ!ハラリと飯野さんを会わせたらどうなるんだろう?うわぁ、今度飯野さんがシフト入ってる時にハラリ連れて突撃してみる?ちょー面白そー♪
あは!そんな事したら飯野さんに「帰れ」って怒られそー。
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