転生したら武器に恵まれた

醤黎淹

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学生編

神様面談

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「あの~。少しよろしいでしょうか?」
実況者の男が近づいてくる
「なんだ。ブラフマー様のまえだぞ」
「あ、いえ。優勝者を決めて頂かないと、商品を渡す方を決めれないので」
そういえばそうだとみんな思う。だが、大会は魔王幹部によって邪魔され、結局龍兎…神様が倒したからこれはどうなるのだろう。
「では、ブラフマー様が」
「おいおいやめろ。神が奴隷を持つとか不名誉だ。そうだなぁ…大会出場者で最後まで立ってたのそこのやつじゃん」
龍兎が指差す先は俺だった。そうえば大会出場者で残ってるの俺だけだ。
「とゆうことで!。大会優勝者はシンチーム!その優勝者には」
空間に穴が空き、男二人とその手に持つ鎖の先には、耳が尖っている女の子が
「では、奴隷紋の変更して主人をシン・ヴィーナスに変更する」
すると、少女の胸あたりにある紫色の紋章は光り出した。
「うぅぅ」
少女はとても苦しそうだったがすぐに終わった。
「これで、シン・ヴィーナスの私物になった」
「んじゃ、そろそろアリスって子が起きそうだし。どこか落ち着けるとこで話すか」
「わかりました。おい、今すぐ空間魔法が使える者を連れてきて城の面談室に繋げろ」
       :
城の面談室
「まずどこから話そうか…よし、まずお前の能力に関してだ」
「俺の?」
「あぁ、それは本来俺の能力の【ウェポンロード】だ。あの爺さんの能力が盗みでな、俺の能力を勝手にランダム内にいれやがった」
「じゃあ、この力を回収しに?」
「ん?いや、氷鉄星である氷空さえいればそれでいいから。その力はお前のでいいよ。で、次に」
「あの、一つよろしいでしょうか」
許可を申し出たのはアリスだった。
「何故魔王が私を狙ったのかわかりますか?」
「さぁ?一目惚れじゃない?。彼はかなりの女好きだった筈だから」
「あ、そう…なんですか」
意外な答えに皆んな返答に悩む。だって、魔王が女好きでアリスをさらいに来たのだ、反応に困る。
「で、ここからが本題であってだな。お前を強くする」
「それは…どうゆう意味で?」
「そのままだ。つっても俺自身はなにもしないけどな、お前次第だ」
「詳しくお願いします」
      :
要点をまとめると、能力には場合によっては、【覚醒】が起きるらしく、それを引き起こすことらしい。その為にいくつか試練みたいなの残しておくからクリアしとけよ…とのことだ。
「わかりました。それで終わりでしょうか?」
「ん?あぁ~。あとなんだっけなぁ、あ!国王にだ」
「はっ、なんでございましょう」
「まえにこの世界の神…まぁ、爺さんに祈ってた物を授けに…あぁもう。渡しにきた」
「おぉ、誠ですか」
「帰るまえに渡す」
「ありがとうございます」
本当にあの国王様とは思えない。ペコペコして、社蓄みたい
「で、最後にアリスだっけ?君のステータスの補正にきた」
「え?補正?」
最後がまさかのステータスの補正。ゲームかよと言いかけたがこの世界はファンタジー。おかしくはないが
「そんじゃ、変更するぞぉ。はい終わった」
はやい、それは流星の如くはやい。ほぼ一瞬だった。なにをしたかはよく見えなかったが、確かに大きな変化はないが、ステータスは変わってる。

アリス・ヴィーナス
レベル55
HPレベル7   1500
MPレベル8   15000/15000
STRレベル3
ATR攻撃力レベル5  
DEF防御力レベル3  
AGI素早さレベル3   
スキル
剣術3・魔術(回復)8・指揮9・振動感知5・詠唱短縮5
EXスキル
聖女
称号
聖女・お兄ちゃん死ぬ程愛してる・共有者

レベルも少し上がっているが、それはおそらく大会中に上がったのだろう。
「ま、んなわけで俺帰るわ」
「今回はお越しいただきありがとうございました」
「いいよいいよ。せっかく国王なんだから、もっと堂々と話していいよ」
「そ、そうですか」
「じゃ~な~」
空間に穴が再び空きその中に龍兎は消えていった
「…じゃあ、国王様。俺らも帰ります」
「うむ、今回はご苦労だった。なかなか面白い試合だった」
「はい。ありがとうございます。それでは」
城を後にしてアリスとヴァンパイアの女の子と一緒に寮に戻った。

「…あの、ご主人様」
「んあ?普通にシンでいいよ」
「いえ、そうゆうわけには」
「てか、この奴隷紋邪魔だな」
「確かに、話すにもこれがあってわ話しずらいですね」
「コネクト」
【草薙の剣】
草薙の剣の反りの部分に軽く触れると奴隷紋は消えた
「え?ど、どうして」
「どうしてってなぁ」
アリスも笑顔で頷く
「新しい家族にそんな呪いいらないだろ。家族なら、そんな呪縛なしでちゃんと話そ?」
「かぞ…く」
ただ、今の状況についていけずに唖然としていたが、急に泣き出してしまった。
「うぅぅぅう」
「えぇ!?あ、アリス!どうしよ!」
「わ、私にそんなこと言われても」
「私、父にも母にも酷い扱いを受けて、人間に捕まっても、みんな体目当てで…貴方達のような人は初めてで…それで」
どうやら、実の親には虐待を受けていたようだ。これなら不思議に思われてもしょうがない
「大丈夫だよ。君の嫌がるようなことはしない。てか、君じゃあれだから名前決めるか」
「…名前?」
銀髪で赤い瞳…からは取れないしう~む。ヴァンパイアか~
「…リアン・ムーン・ヴィーナスはどうでしょうか」
「リアン・ムーン・ヴィーナスか…いいな、大きなひねりがないのが逆に良い!」
「リアン…あ、ありがとうございます。えっと」
「俺はシン・ヴィーナス、こっちは妹のアリス・ヴィーナスだ」
「シン様、アリス様。本当にありがとうございます」
リアンは嬉しいに笑う。これなら大会にでたかいがあった。
「そうだ、お兄ちゃん?。ご褒美…くれるよね?」
「…え?」
そのまま気づいたらベットの上。詠唱が出来ないようにもなっている。やばい、やばいやばいやばい。今回は本格的にやばい、てかこれリアンも協力してんの?
「ごめんなさいお兄ちゃん。でも、もう我慢できない」
「あわわわわわ。こ、これが大人の階段」
リアン!?見てないで助けて!?
「あ、わっ、私もう寝ますね。このネブクロ?借ります!。おやすみなさい」
リアーン!、あぁ!?アリスが乗ってくるあ、ダメ!それ以上はアカン、アカン!アッ、カーン
「んんんんんんんんんんん!」
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