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第一章三部〜アークダム王国アレッシオ編〜
第十六話 遭難
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その場所は木々のさざめく音や小鳥のさえずる声が聞こえて、少し爽やかな気分になる。
俺たちは辺りを見回すが、そこには木々だけが立ち並んでいた。
「ユウジ~、ここはどこなのじゃ?」
白は俺にそんなことを聞いてくる。
「さぁな、俺にも分からん」
俺も首を傾げて、両手を上げながら分からないとだけ言った。
まさか転移先がこんな樹海みたいなところとはな。右も左も同じ景色じゃあどっちが出口かも分からない。
俺の時空間魔法で、別の場所に転移をするかー。
かと言って、あの場所に行くのもなぁ……
あの場所とは、ゼフォード王国のことである。
俺が今ここにいる事になった要因でもあるあの場所に今行ったら、確実に話がこじれてとても面倒くさいので、行く気には全くならなかった。
「どうするかなぁ………」
俺がじっと考えていると、何かが近づく気配がした。
「うん?」
「ユウジ!モンスターなのじゃ!」
何やら白は興奮した様子で、俺の腕を揺らす。
見ると、そこにはゴブリンが5体ほどいた。
ゴブリンか……久しぶりに見るな
ダンジョンの下層では、ほとんどがキマイラ以上の上位モンスターだったので、こういう雑魚モンに会うのは少しだけ懐かしさと喜びを感じた。
「なんだ?白。食いたいのか?」
俺は冗談混じりに、笑いながら白に尋ねる。すると
「ダメなのか?」
白は真剣な面持ちでこちらを見てくる。
その姿に俺は若干引いてしまう。
「い、いや、ダメとは言わないけど……」
俺の言葉に白は嬉しそうにして、
「やった!なのじゃ!」
白はゴブリン目掛けて突っ込もうとする。
「ま、待て!」
俺は慌てて白の首根っこを掴んだ。
「うぇっ」
そして白は後ろにのけぞる。
「な、何するのじゃ!」
白は涙目になりながら、俺を睨む。
「いや、お前あれをそのままで食うのか?」
俺はまさかと思いつつ、白に確かめる。
「何を言っておるんじゃ?焼くに決まっておろう」
白は何を当たり前のことをと言うように、俺の顔を覗き込む。
だが、それでも俺はアレを食べるということを容認できない。
ちょっとな……ゴブリンってのがな……
俺は白をなだめるように提案する。
「なぁ、白。町の方でたくさんご馳走してあげるからさ、アレはやめておこうな」
俺は白に必死に訴えた。
白はご馳走という言葉に食いついたのか、満面の笑みを浮かべながら、承諾してくれた。
「わかったのじゃ!その代わり、ちゃんとご馳走を用意するのじゃぞ?」
「わかった、わかった」
やっぱりこいつ、扱いやすいな。
俺は適当に返事をしながら、ゴブリンの方を向く。
「それじゃあ先にこいつらを片付けるか!」
俺は先程、黒騎士から手に入れた剣を手に取った。
「はぁあ!」
ザクッザクッと音を立てながら、ゴブリンは次々と切られていく。
「おお~!」
と、後ろで何やら目を輝かせながら見ている奴もいるが、俺は気にせず全て切り捨てる。
「ふぅ、やっぱりこの剣は切りやすいな」
俺は剣を亜空間に戻す。そしてゴブリンたちの死体も亜空間に閉まった。
「その亜空間、便利じゃな」
白は羨ましいそうに俺を見る。「妾も使いたい!」とか面倒な事を言ってきたので適当にあしらっておく。
それから俺はこの後どうするかを考えた。
うーん、どこか高いところから見渡せられればいいんだけどな
俺は高層ビルから辺りを展望できるように、どこか高い場所から見渡せないかと考えていた。
「お主、空は飛べんのか?」
白も俺と同じ考えだったようだ。
こいつ、バカだけど、たまに頭がキレるときがあるよな
「いや、そう言った類は使えないな」
残念ながら、俺に飛行系の魔法はない。創れないこともないが、どうしても時間がかかる。
だけど、俺はあることに気がついた。
時空間魔法ならアレを作れるかもな
時空間魔法はゼロの創った最高傑作の魔法で、名の通り、時空間を支配することができた。
俺は早速使ってみる。
まずは上空300mほどの高さの空間座標を登録する。
「『バインド・クロック』」
俺がそう言い放つと、世界は灰色に包まれる。
この世界の時間を止めたのだ。
とはいえ、その力には限りがある。急がなくてはならない。
俺は先程登録した座標に転移する。森全体を一望できた。
そうして俺は、周囲を見回す。すると、ギリギリ見えるというぐらいの位置で森が終わっていた。
そして俺は転移で戻り、時間を動かす。
「!!?」
俺はとてつもない魔力を急激に失い、若干よろめく。
「どうしたのじゃ?ユウジ!」
白はそんな俺を支えようとする。
「きゅ、急にどうしたのじゃ!?」
俺は白の頭を撫でながら説明する。
「今、一瞬で辺りを展望できる魔法使ったんだが、その魔力消費が激しくてな。」
俺は白の頭を撫で続けながら、態勢を整える。
今の俺は神力で生き長らえているとはいえ、体内の魔素の消費は魂に直接響く。世界の時間を止めるという大技は、それなりにリスクを背負わされるのだ。
「よし!行くぞ!」
白は何やら顔を赤くしていたが、特に触れずに歩き出す。
「あっ、また置いていくのじゃ~」
白は慌てて後ろをついてくる。
なんだかこの光景が定番になりそうだな
俺たちは町を目指して足を進めた。
森の中はそれほど強いモンスターはおらず、俺たちは問題なく進んでいった。
「うーん、森を出る前に色々と試しておきたかったんだけどな……」
俺は周り見回しながらそんなことを考える。
「妾もここはつまらんのじゃ」
白も不満をぶつけながらついてくる。
俺たちが歩き始めてから2日が経っていた。しかし、まだ森を抜ける気配はなかった。
「妾、眠くなってきたのじゃ………」
白はそんなことを言いながら俺におんぶを請う。
「さっきまで寝てたじゃねぇか!どんだけ欲に忠実なんだよ!」
俺は睡眠をとる必要がないので野営の見張りなどは全て俺がやっていた。
ちなみに今は昼どきで、ちょうど猪の肉を食べたばかりだった。
「そんなことを言っても、お腹いっぱいで眠いのじゃ~」
白は目をこすりながら訴えてくる。
俺はため息をつきながら、白を背負う。すると、すぐに寝てしまった。
「はぁ~なんで俺がこんなこと」
俺は白を背負いながら、モンスターと戦う。やはりここでも俺の必殺、転移シリーズが活躍する。
「動かずに戦えるのは、楽だな」
俺は自分の作った技に感激しながら、一人歩いた。
そんなことがあっても、白は背中でぐっすり寝ていた。
「よくこんな状況で寝ていられるな」
俺は白に呆れながら町を目指す。すると、目の前から光が差し込んだ。そして森を抜ける。
「ようやく森から出れたー」
俺は少し疲れたようにため息を吐く。俺は白を背負い直して、また歩き出した。
「ま、久しぶりの外だ。疲れもするか」
しばらく歩くと大きな城壁が見えた。高さは大体学校くらいだろうか。そしてその前には結界も張られているようだ。
さらに歩くと、門が見えた。
何やら門の前には列が出来ていたので、真面目な俺は順番通りに列に並んだ。
とりあえず並んでみたけど、これは何の列だ?
出店とかだったら嫌なんだけど
すると、列はすぐに前へ進んでいき、その正体が明らかになった。
なるほど、ここは入国審査的なやつね。
門兵が、一人一人に何かを確認しているようだった。そして、ついに俺達の番がやってきた。
「身分証を出してもらえるかな?」
男は手を出して言う。
なるほど、この世界にも身分証というものは存在しているのね。
「すまないが俺たちは身分証を持っていないんだが」
俺は正直に言う。
持っていないものは持っていないのだから仕方ない。
「あー、じゃあ管理局に行って身分証を作ってもらわないとな」
男は多分、白の方を見ているのだろう。俺達をどこかの村の孤児と思っているのかもしれない。
「わかった。あとすまないが、水をくれないか?この子を背負い続けてここまできたんだが、2日も何も飲んでいないのでな」
ま、“白が”、だけどね。
「わかった。いいだろう」
門兵の男は別の者に水を持ってこさせる。
どうやらそこまで厳しくしているわけでもないようだ。今の場合、白がいることも考慮すると、一概にそうとは言えないが。
「よし、じゃあついてこい」
俺は門兵の後を静かについて行った。
俺たちは辺りを見回すが、そこには木々だけが立ち並んでいた。
「ユウジ~、ここはどこなのじゃ?」
白は俺にそんなことを聞いてくる。
「さぁな、俺にも分からん」
俺も首を傾げて、両手を上げながら分からないとだけ言った。
まさか転移先がこんな樹海みたいなところとはな。右も左も同じ景色じゃあどっちが出口かも分からない。
俺の時空間魔法で、別の場所に転移をするかー。
かと言って、あの場所に行くのもなぁ……
あの場所とは、ゼフォード王国のことである。
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「どうするかなぁ………」
俺がじっと考えていると、何かが近づく気配がした。
「うん?」
「ユウジ!モンスターなのじゃ!」
何やら白は興奮した様子で、俺の腕を揺らす。
見ると、そこにはゴブリンが5体ほどいた。
ゴブリンか……久しぶりに見るな
ダンジョンの下層では、ほとんどがキマイラ以上の上位モンスターだったので、こういう雑魚モンに会うのは少しだけ懐かしさと喜びを感じた。
「なんだ?白。食いたいのか?」
俺は冗談混じりに、笑いながら白に尋ねる。すると
「ダメなのか?」
白は真剣な面持ちでこちらを見てくる。
その姿に俺は若干引いてしまう。
「い、いや、ダメとは言わないけど……」
俺の言葉に白は嬉しそうにして、
「やった!なのじゃ!」
白はゴブリン目掛けて突っ込もうとする。
「ま、待て!」
俺は慌てて白の首根っこを掴んだ。
「うぇっ」
そして白は後ろにのけぞる。
「な、何するのじゃ!」
白は涙目になりながら、俺を睨む。
「いや、お前あれをそのままで食うのか?」
俺はまさかと思いつつ、白に確かめる。
「何を言っておるんじゃ?焼くに決まっておろう」
白は何を当たり前のことをと言うように、俺の顔を覗き込む。
だが、それでも俺はアレを食べるということを容認できない。
ちょっとな……ゴブリンってのがな……
俺は白をなだめるように提案する。
「なぁ、白。町の方でたくさんご馳走してあげるからさ、アレはやめておこうな」
俺は白に必死に訴えた。
白はご馳走という言葉に食いついたのか、満面の笑みを浮かべながら、承諾してくれた。
「わかったのじゃ!その代わり、ちゃんとご馳走を用意するのじゃぞ?」
「わかった、わかった」
やっぱりこいつ、扱いやすいな。
俺は適当に返事をしながら、ゴブリンの方を向く。
「それじゃあ先にこいつらを片付けるか!」
俺は先程、黒騎士から手に入れた剣を手に取った。
「はぁあ!」
ザクッザクッと音を立てながら、ゴブリンは次々と切られていく。
「おお~!」
と、後ろで何やら目を輝かせながら見ている奴もいるが、俺は気にせず全て切り捨てる。
「ふぅ、やっぱりこの剣は切りやすいな」
俺は剣を亜空間に戻す。そしてゴブリンたちの死体も亜空間に閉まった。
「その亜空間、便利じゃな」
白は羨ましいそうに俺を見る。「妾も使いたい!」とか面倒な事を言ってきたので適当にあしらっておく。
それから俺はこの後どうするかを考えた。
うーん、どこか高いところから見渡せられればいいんだけどな
俺は高層ビルから辺りを展望できるように、どこか高い場所から見渡せないかと考えていた。
「お主、空は飛べんのか?」
白も俺と同じ考えだったようだ。
こいつ、バカだけど、たまに頭がキレるときがあるよな
「いや、そう言った類は使えないな」
残念ながら、俺に飛行系の魔法はない。創れないこともないが、どうしても時間がかかる。
だけど、俺はあることに気がついた。
時空間魔法ならアレを作れるかもな
時空間魔法はゼロの創った最高傑作の魔法で、名の通り、時空間を支配することができた。
俺は早速使ってみる。
まずは上空300mほどの高さの空間座標を登録する。
「『バインド・クロック』」
俺がそう言い放つと、世界は灰色に包まれる。
この世界の時間を止めたのだ。
とはいえ、その力には限りがある。急がなくてはならない。
俺は先程登録した座標に転移する。森全体を一望できた。
そうして俺は、周囲を見回す。すると、ギリギリ見えるというぐらいの位置で森が終わっていた。
そして俺は転移で戻り、時間を動かす。
「!!?」
俺はとてつもない魔力を急激に失い、若干よろめく。
「どうしたのじゃ?ユウジ!」
白はそんな俺を支えようとする。
「きゅ、急にどうしたのじゃ!?」
俺は白の頭を撫でながら説明する。
「今、一瞬で辺りを展望できる魔法使ったんだが、その魔力消費が激しくてな。」
俺は白の頭を撫で続けながら、態勢を整える。
今の俺は神力で生き長らえているとはいえ、体内の魔素の消費は魂に直接響く。世界の時間を止めるという大技は、それなりにリスクを背負わされるのだ。
「よし!行くぞ!」
白は何やら顔を赤くしていたが、特に触れずに歩き出す。
「あっ、また置いていくのじゃ~」
白は慌てて後ろをついてくる。
なんだかこの光景が定番になりそうだな
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白は目をこすりながら訴えてくる。
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「はぁ~なんで俺がこんなこと」
俺は白を背負いながら、モンスターと戦う。やはりここでも俺の必殺、転移シリーズが活躍する。
「動かずに戦えるのは、楽だな」
俺は自分の作った技に感激しながら、一人歩いた。
そんなことがあっても、白は背中でぐっすり寝ていた。
「よくこんな状況で寝ていられるな」
俺は白に呆れながら町を目指す。すると、目の前から光が差し込んだ。そして森を抜ける。
「ようやく森から出れたー」
俺は少し疲れたようにため息を吐く。俺は白を背負い直して、また歩き出した。
「ま、久しぶりの外だ。疲れもするか」
しばらく歩くと大きな城壁が見えた。高さは大体学校くらいだろうか。そしてその前には結界も張られているようだ。
さらに歩くと、門が見えた。
何やら門の前には列が出来ていたので、真面目な俺は順番通りに列に並んだ。
とりあえず並んでみたけど、これは何の列だ?
出店とかだったら嫌なんだけど
すると、列はすぐに前へ進んでいき、その正体が明らかになった。
なるほど、ここは入国審査的なやつね。
門兵が、一人一人に何かを確認しているようだった。そして、ついに俺達の番がやってきた。
「身分証を出してもらえるかな?」
男は手を出して言う。
なるほど、この世界にも身分証というものは存在しているのね。
「すまないが俺たちは身分証を持っていないんだが」
俺は正直に言う。
持っていないものは持っていないのだから仕方ない。
「あー、じゃあ管理局に行って身分証を作ってもらわないとな」
男は多分、白の方を見ているのだろう。俺達をどこかの村の孤児と思っているのかもしれない。
「わかった。あとすまないが、水をくれないか?この子を背負い続けてここまできたんだが、2日も何も飲んでいないのでな」
ま、“白が”、だけどね。
「わかった。いいだろう」
門兵の男は別の者に水を持ってこさせる。
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