【完結】小6女児の毒親脱獄劇(改良版)

ヤマノカツラ

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第10話 明未と蘭、家出を決意する!(明未の視点)

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2028/10/8(日)PM3:00

 わたしは、早く打ち上げに参加したい一心で、クラスの後片付けを早く終わらせ、漸く終わって帰ろうとすると智枝がニヤニヤしながら。

「智加、おとーさんが『一旦家に帰って来い、言う事聞かねえとブン殴っぞ!』だってよ?」
「そんなー!、皆には『後片付けが終わったら行く』って言ったのに…。」
「知るかよんなモン。それにどの道、保護者であるおとーさんが駄目っつったら駄目だろうからよ。例えヅラ男やあひる達が何言って来ようともな!」

 確かにそうだ。わたしの保護者は、、飽く迄も鮫妻 国太だ。その人が駄目だと言ったらそれに従うしか無い…。憂鬱な気持ちで智枝と一緒に家に帰ると、お父さんが出迎えて来た。

「おお、お帰り智枝!。2人共茶の間すぐ茶の間に来い、そこで打ち上げやろうや」
「わたしこの後、あびるお姉ちゃん達とーー」
「うるせえ、いいから言う通りにしろ!。あいつらには俺から言っとくからよ」

 仕方なくわたしは、帰宅早々お父さんの命令に従って茶の間に入ると、お母さんと知らない男性が居て、お父さんがこう切り出す。

「智加、こいつは高校時代からの親友で、安藤 透って言うんだ。安藤はテストでいつも学年トップで、俺も母さんも毎回勉強教えて貰ってたんだ。智加は安藤の隣に、智枝は開いてるトコにそれぞれ座れや」と言われ、お父さんの命令で仕方なく安藤さんの隣りに座った。わたしはさっき迄後片付けしてて埃臭いからあまり人の隣りに座りたくないんだけど、ましてライブで汗もかいたから尚更…。

「智加ちゃん、歌上手かったね~。けどそれ以上に可愛かったよ」と安藤さんがそう聞くと、わたしは「は、はあ…。有り難う御座います」と返すと安藤さんは何を思ってか?、わたしの髪を手に取って匂いを嗅ぎ出した!。

「あ、あの…。何をしてるんですか?」
「ああ気にしなくても良いよ。ところで智加ちゃん、もう生理来た?」

 と唐突にそう聞いて来た。生理って確か、お腹が痛くて苦しくなり、アソコから血が出て来る、赤ちゃんが作れるようになる体のサイン、って保健の授業で言ってたような…。

「いいえ、それらしい兆候はまだ来てないですけど…。それが何か?」
「じゃあ大丈夫だね。国太、智加ちゃんとS●Xしても良い?」
「おおイイぞ、やってやれ!」
「あの『●っくす』って何ですか?」

 とわたしが聞くと安藤さんが何を思ってか?、いきなり口づけをして来た!

 瞬間その生暖かくて気持ち悪い唇から「なっ!、何するんですか?」と言いながら急いで離れるわたしを、安藤さんは両肩を掴んで押し倒して来て、「大丈夫だよ、優しくやってあげるからね~♪」と気持ち悪い微笑みを浮かべながらそう言った。

「あびるお姉ちゃん!」と言ってる最中にお父さんが「ドガッ!」とわたしの顔の傍の畳を殴り出した。

「静かにしろ!、でないと今度はおめえの顔をブン殴っぞ!。それにおめえ、ヅラ男を説得出来なかった罰だ!」と怒鳴られ、安藤さんの行為(好意)に耐えつつ、要求にも応えるしか無かった。詳細は語れない(語りたくない)が、兎に角痛いし、臭いし、吐きそうにすらなった…。本番行為から約1分後。

「うおー晃子ちゃ~ん!」

 安藤さんがお母さんの名前を呼びながらそう叫ぶと、わたしの体の中に何かが流れて来る感覚がした。痛みと恐怖と気持ち悪さに耐えながらお母さんを見ると、いつもの能面の笑みが、心なしか引きつっていた。まるで(気持ち悪っ…。)と言いたげな顔をしているかのように…。

 その横に居るお父さんが「そう言えばお前、母さんの事好きだったからな~。だが俺が居る以上手出しさせねえぞ」と言っていた…。智枝はニヤニヤしてスマホで安藤さんの行為を撮っていた。

 行為終了後、安藤さんが恍惚の表情を浮かべながら「いや~気持ち良かったよ智加ちゃん、前々から女子●学生とヤッてみたいと想ってたんだよ、それが晃子ちゃんの娘とデキて最高だよ!。今夜もヤろうね?、俺今日ここに泊まってくから明日は祝日で休みだから俺の会社。それと次は11月3、4、5に来るから、その時も又シようね♪。後、ヅラ男に会ったら言っといて。『今度お前のケツの穴も掘ってやるよ』って」と色々気持ち悪い事を言い出した。

「良かったな、ヅラ男とも兄妹になれそうでよお!」とお父さんが言うと、智枝が「何で智加がヅラ男と兄妹になるの?」との問いにお父さんが。

「それも飯食いながら教えてやる。それより智加、この事を警察やヅラ男達に言ったらどうなるか解ってるよな!。あと今日はもう外出禁止だ、家から1歩も出るなよ、解ったらさっさと部屋に行け!」と一喝して来て、智枝が。

「ぜってー誰にも言うなよ、この動画をデジタルタトゥーにされたくねえならな!」と恫喝して来た。わたしは、股下が痛くてガクガクさせながら歩き始めた、そしてすぐさま安藤さんが。

「国太、智加ちゃん警察に言ったりしないよな?」
「大丈夫だ。こいつは俺に絶対逆らえねえし、ヅラ男なんかどうとでも出来る。むしろあび助の方が厄介だ」
「相当頭の回転速えからな~、あひるの奴…。」
「そうね、ふふふ」

 とお母さんが笑いながら語り合う彼等を尻目に、茶の間を後にした…。

 わたしは部屋で泣こうと思ったが、今ここで大声で泣いたらお父さんが絶対怒鳴り込んで来る。それにどうせ泣くんならあびるお姉ちゃんの胸で思いっ切り泣きたい、と想った。あびるお姉ちゃんならわたしの事を絶対受け止めてくれるから…。

 それに普通の人では、この絶望的な状況からわたしを救い上げる事は出来ないと思う。それでもあびるお姉ちゃんなら、きっと何とかしてくれる、そう想えてならなかった。まるで歌手を目指し始めた人が、メジャーデビュー後すぐに大ブレイク出来る位低い確率だけど…。 

 わたしは、最後の力を振り絞って脱獄するように窓から出た。普段のわたしならお父さんに脅されれば、どんな理不尽でも言う事を聞くんだけど、今回ばかりは皆に、特にあびるお姉ちゃんに優しく受け止めて貰わないと、本当にどうにかなってしまいそうだった…。

 わたしは窓から出て、念の為に障子と窓を手を伸ばして閉め、鶴牧家に向かう道中、ふとこう想った。

(もしあびるお姉ちゃんでどうにも出来ないなら、その時は家出しよう…。)

 そう決意しながら、あびるお姉ちゃんの家に向かい、インターホンを押した…。

「待ってたよーめいみ~ん、ってどうしたの靴も履かないで!?」とあびるお姉ちゃんが出迎えてくれると「あ、あびるお姉ちゃん…。」と言うと、言葉より涙が溢れ出したのを見て、あびるお姉ちゃんが「と、兎に角中に入って!」と中に入れてくれた。

 皆が居るリビングに案内されると、あびるお姉ちゃんが「皆、めいみんが…。」とわたしの手を取りながら悲しそうにそう言った。

「…もしかして、●イプされたっすか?」と薫さんが開口一番にそう切り出した。『レ●プ』と言う単語を聞いた瞬間、堰を切ったように「うわあああん!」と大声を出して泣き出した。あびるお姉ちゃんが「まさかホントに!、誰に?。兎に角先ずシャワー浴びて来なよ!」と言ってくれた。

「有り難う。後出来れば、歯ブラシも借りて良い?」とわたしが聞くと、あびるお姉ちゃんが「そんな事迄させられたの!?、気持ち悪かったよね?。新品用意してあげるから遠慮なく使って!」と、わたしがどんな目に遭わされたか知ってるような感じでそう言ってくれた。

 わたしは大急ぎでライブでかいた汗と、クラスの後片付けで付いた埃とそして、安藤さんに穢された汚れを、これ以上キレイにしようが無い位徹底的に洗い流し、用意して貰った歯ブラシで、かつて無い程徹底的に磨いた。取り敢えず体と口は一応キレイなり、あびるお姉ちゃんが小さい頃に使ってたパジャマを貸して貰ってそれを着て、皆の居るリビングに向かった…。

「シャワー使わせてくれて、有り難う御座います…。」
「そんな気遣わなくても良いよ。それより何があったか話せそう?」

 とあびるお姉ちゃんに優しくそう聞かれ、わたしはさっきの出来事を語り終えると、桂お兄ちゃんが。

「安藤 透か、高校ん時から危ない奴だと思ってはいたけど、まさかそこ迄とは…。」
「てかそれをお父さんも手伝うなんて何考えてんねん!」
「瑠実お姉様の言う通りですわ!」
「奴等を我が闇魔法で正義の鉄槌を下してやりたいわ!」
「しかも智枝はそれを撮影するし、晃子は相変わらずだし…。」と蒼絵お姉ちゃんが言い終えると。

「でも蘭ちゃん、どうして明未ちゃんがレ●プされたってすぐ解ったの?」と蒼乃さんが薫さんにそう聞いた。

「あの、どうして薫さんが『蘭』さんなんですか?」との問いに、あびるお姉ちゃんが事情を説明してくれて、蘭さんが蒼乃さんの質問に答え始めた。

「実はボク、バスケ部っす。今日のお昼前、部活終わって帰る直前にボクも●イプされたっす…。」と言って詳細を語り始めた。

2028/10/7(土)(蘭の視点)

 部活終了後、先生が「以上がお前らの、新人戦のユニフォームの番号だ」と言うと、同学年の女子、二階堂さんが「はい先生、何で田沼 薫さんのユニフォームは無いんですか?」と質問すると、同じく同学年の女子、武内さんが「バカ、解ってるのに聞くなよ」と言った後、同じくバスケ部で2年の姉以外、皆ボクを嘲笑い出した。

「しょうがないだろ?、ユニフォーム15着なんだから、部員16人のウチはどうしても1人あぶれてしまうんだ。各自、今度の新人戦に備えとけ。以上だ!」と言い終えて先生が退出すると、二階堂さんが。

「そうだ、折角だから牛ゴリラにもユニフォームくれてやるよ」と言いながらボクの替えのTシャツに、19番のガムテープを貼って、それを着るように命じられ、仕方なく着ると。

「よ~くお似合いだぜ!」と武内さんに言われ、さっきと同じく、姉以外の部員から笑い者にされた。

「それ着たまま帰れよ!、勝手に脱いだらどうなるか解ってんな?」と二階堂さんが言うと、竹内さんも続けて「解ったらさっさとボール磨きとコートのモップ掛けやれ!」と恫喝して来た、そんな…。

 帰宅途中、知らない女の子から「ママ、何であのお姉ちゃん、シャツにテープ貼ってるの?」と母親に聞くと「駄目、見ちゃいけません!」と注意した、恥ずかしい…。

「ただいま…。」と言うと母さんが開口一番、「薫、あんた何テープ貼っつけてんの!?」と言うとボクはすぐさま「違うよ、これはバスケ部の連中に無理矢理貼り付けられてんだよ」と答えると「そんなの断りなさい!。それにこの間の中間テストの成績も何であんなに点数悪いの5教科全部?」と言いながらボクを叩いて来た。

 香姉さんも「そうよ!。あんたがそんなんだから、あたし迄いっつも恥ずかしいんだけど!」と訝し気な面持ちで同調して来た、その間、父さんは一切シカト。これが我が家での、ボクへの虐待の定番コースっす。

2028/10/8(日)

 午前11:30頃、他の部員達は全員撤収し、ボクは日課にさせられてるボール磨きを終えた。

「これをあと半年位やらなきゃいけないのか…。」

 そして床のモップ掛けを1人でやり終えて帰ろうとすると、武内さんが急に現れて「やっと終わったか牛ゴリラ?、ちょっとこっち来い!」と言い出した。

 体育館の裏に連れて来られるとそこには、1年男子の鈴木君、千葉君、佐藤君、そして二階堂さんが居た。

「ぼ、ボクに何か用?」と聞くと鈴木君が「俺達が女の悦びを教えてやるよ。千葉、佐藤、牛ゴリラを押さえろ!」と言うと千葉君と佐藤君がボクに近付き、押さえつけて来た。

 ボクが彼等にヤラれていると、武内さんがスマホで録画しながら「貴重な『喪失モノ』が撮れそうだ。二階堂が見張りしてるから安心してやれお前ら」と言われ、そして…。

 約5分後。鈴木君が「あ~気持ち良かった。お前らもそうだろ?」と言うと、千葉君が「俺も気持ち良かったぞ」と言うと佐藤君も「俺もだ。それにこいつ、おっ●いデケーし可愛いし」と同調して来た。それを聞いた武内さんが「どこがだよ!、あたしの方が可愛いだろ?」と言いつつ、こう続ける。

「この事警察とかにチクったらこいつをネット上にアップするぞ!。それから男バスの先輩に香先輩も●イプするように言うぞ。そうなったらお前、家族から今以上に嫌われるかもな?」と武内さんが言うと鈴木君が「勿論親や先生にも言うなよ、この動画をデジタルタトゥーにされたくねえならな!。それじゃ皆、さっさとずらかっぞ!」と言って彼等は去って行った。

 彼等が去って少し経ち、「どうしてボクがこんな目に…。」と言いながら泣きつつ、空を見上げていた…。

 帰宅途中、この前の女の子から「ママ、何であのお姉ちゃん、膝ガクガクさせながら泣いてるの?」と母親に聞くと「駄目、見ちゃいけません!」と注意した、本当に恥ずかしい…。

「ただいま…。」と言うと母さんが開口一番、「薫!、あんたどうしたのそんなボロボロになって?」と聞かれ、事情を説明すると。

「なら諦めるしか無いじゃない、香の為にも。それから病院代はあんたのお年玉から天引きするからね!」と母親らしからぬ言葉を投げ掛けた。

「何やらせても人並み以下でコミュ障だからそういう目に遭うんだよ、情けない…。」と姉さんが言ってる横に父さんが居たので「父さん、今回ばっかりは助けてよ!」と懇願するも、いつものようにシカトされた…。

 ボクは独り部屋で「うわあああ!。何だよあいつらのあの態度?、父さんは相変わらずシカトするし!」と大泣きした、少し落ち着いてボクは。

「そう言えば今日は坂沼小の学芸会だったっけ?。気晴らしに観に行くか、もしかしたら力になってくれる大人に出会えるかも知れないし…。」

   (再び明未の視点)

「そして今日のライブを観て感動したんで、皆さんに話し掛けたっす…。」と蘭さんが語り終えると、蒼乃さんが「そんな目に遭わされていたなんて、本当に辛かったわね…。」と慰めた。桂お兄ちゃんはすかさず。

「事情は解った、お前ら急いでこれを飲め!。事後12時間以内に飲めば避妊率100%だから」と言ってわたし達をにピルを渡してくれた。

「まさかピルがこんな形で役に立つとは思わんかったな~…。」と言う瑠実お姉ちゃんの傍でわたしと蘭さんはピルを飲んだ後、蘭さんがこう続ける。

「桂さん有り難うっす!、お陰であいつらの中の誰かの子供を妊娠しなくて済みそうっす!」
「もしかしてさっき言ってた『お金貸して』って、病院で避妊治療受ける金を借りる為だったのか?。後、身体売ろうとした事も…。」

 蘭さんが「そうっす!」と言うとすぐ蒼乃さんとアビーさんが。

「お金だけあっても保険証が無いと治療は受けられないわよ?」
「そうなると親も同伴しなきゃいけなくなるし…。」
「そうなんすか?、色々めんどくさいっすね~…。まあいいっす。大人の皆さんに聞きたいっす、明未ちゃんとボクを『助けてくれ』とは言わないので、せめて知恵を貸して欲しいっす。それを基に後は自分で何とかするっす!」と言うものの、言葉が出ない皆に蘭さんが「これだけ沢山大人が居て、誰も何一つ知恵が浮かばないんすか?」と言うと。

「ご両親や先生に相談してみたら?」と蒼乃さんが言うと蘭さんがすかさず「その両親と先生が当てにならないから、こうして皆さんに聞いてるんじゃないっすか!」と言うと。

「警察や児童相談所とかに相談した方が良いんじゃないか?」と桂お兄ちゃんが言うと蘭さんがすかさず「警察や児相に言ったら『お前がヤラれてる動画をアップするぞ!』って脅されてるんすよ!」と言うと。

「じゃなかったら勉強やバスケでそいつらを見返してやったらどうだ?」とアビーさんが言うと蘭さんがすかさず「相手の方が才能も、実力も、環境も全部上なんすよ。そんな奴等に全て劣るボクがどうやって勝つんすか!、もういいっす!」と怒鳴って、更に続ける。

「明未クン、一緒に逃げよう!」とわたしにそう言った。

「逃げるって、どこへ?」と聞くと蘭さんが「東京っす。そして2人でトー縦キッズになろうっす!」と言い出した。『トー縦キッズ』って確か、家や学校に居場所が無い少年少女達が日本全国から集まってたむろしてる、って前にテレビで観たような…。

「何を言い出すの?、やめなさいそんな事!」と蒼乃さんが言うと、アビーさんが「そうだぞ。未成年の君達に何が出来るって言うんだ?」と注意すると蘭さんが「じゃあお2人がボク達を助けてくれるんすか?」と返した。

「行くんならお前1人で行け、メミーを巻き込むな!」と蒼絵お姉ちゃんが言うと、初お姉ちゃんも「蒼絵お姉様の言う通りですわ!」と同調すると蘭さんが「無理強いはしないっす、明未クンが行かないならボク1人で行くっす!」と言い出し、更に続ける。

「明未クン、ご覧の通り大人は、いざという時に当てにならないっす。トー縦キッズになれば不幸になるかも知れないっす。けどこの町に居れば確実に不幸になるっす。それにトー縦にはボク達のような少年少女が多く集まってるっす、少なくとも人の痛みは解る筈っす!。例え違ったとしても、明未クンを独りにしないっす!。ボクがいつも傍に居るっす!。絶対裏切らないから一緒に行こう、明未クン!」

 わたしもいつかあの家を出たい、といつも想ってたけど、どうしたら良いか解らず悩んでいたけど、今が正にその時なのかも知れない。蘭さんのあまりにも熱い真っ直ぐな想いが、わたしに家出を決意させた。それに1人で家出するより、2人で家出した方が絶対心強いし寂しくない。

「桂お兄ちゃん…。わたし、蘭さんと一緒に行くよ、悪い人じゃなさそうだし。それにもう、めいみんバンドは解散するんでしょ?。まして安藤さん『今晩ウチに泊まるし、次は11月3、4、5に来る』とも言ってたから尚更、あの家にはもう怖くて居られないよ…。」

「めいみん!?」とあびるお姉ちゃんが驚きながらそう言うと蘭さんが「ホントっすか?。じゃあ午前2時頃に鹿の城公園で落ち合うっす!。あと必要な物と家からお金を、出来るだけ多く取って来るっす。ボクもそうするっすから!」と目を輝かせてそう言った。

「皆、今迄良くしてくれて本当に有り難う。桂お兄ちゃん、瑠実お姉ちゃんと幸せな家庭を築いてね。後Berryenの事、わたし達も応援してるから。たまにはわたし達の事も想い出してくれると嬉しいな~…。」とわたしが泣きながら言うと。

「そういう訳っすから、せめてこのまま行かせて欲しいっす。もし警察とかに言ったらボク達、皆さんの事一生怨むっすからね…。」と蘭さんが言い終えると、皆明らかにどうすれば良いか解らず、リビングが気まずい雰囲気に包まれた…。
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