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23.「──夢を見るんだ」
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植物の声を聞くように、彼の身に纏う空気を読む。
そこから感じ取れたのは、深い後悔と恐怖の感情だった。
話を聞こうにも、今の彼には言葉を紡ぐ気力も残っていないようだ。
限界を超えている。
「分かりました。すぐに楽にして差し上げます」
私はカウンターの奥へ回ると、桐の箱から特別な乾燥ハーブを取り出した。
深い紫色の葉。
夢見の葉と呼ばれる、強力な鎮静作用を持つ薬草だ。
「ガルフ様、これを口に含んでください」
「葉っぱ、か……? こんなもので……」
彼は疑わしそうに眉を顰めたが、震える手でそれを受け取ると乱暴に口へ放り込んだ。
そして咀嚼すること数回。
「……にげぇ……。……だが、なんだか……頭が……ぼんやりして……」
ガルフさんの瞼が重たげに落ちていく。
巨体がぐらりと揺れた。
「あ、でも……!悪夢は見たくねぇ……!」
「大丈夫です。この葉には、悪い夢を遠ざける効果もありますから」
「そ、うか……なら……」
ドサァァァァァッ!!
巨木が倒れるような音と共に、ガルフさんはその場に倒れ伏した。
白目を剥いて、完全に意識を手放している。
「ふぅ……。間に合った」
私はホッと息を吐いた。
あと数時間遅ければ、獣の本能が暴走して狂化していたかもしれない。
「……グオォォォ……ガアァァァァ……」
すぐに、地底から響くような重低音のいびきが始まった。
店の商品棚がビリビリと震えている。
「やれやれ。店を破壊する気か、この駄犬は」
アレックス――アレクシス様が呆れたように肩をすくめ、カウンターから出てきた。
駄犬って……ライオンっぽいからどちらかというと駄猫の表現の方がいいような気がする……。どうでもいいけど。
彼は倒れているガルフさんを無造作に見下ろし、そして私と顔を見合わせた。
「しかし、あのガルフがここまで消耗するとはな……。一体何があった?」
「分かりません。でも……ただの不眠症ではなさそうです」
私は眠るガルフさんの顔を覗き込んだ。
眠っている今も、眉間には深い皺が刻まれたままだ。
「彼の心から強い後悔の念を感じました。……もしかしたら過去の何かに囚われているのかもしれません」
「過去、か……」
アレクシス様が顎に手を当て、考え込むような表情を見せる。
ガァァァァ……ゴガァァァァ……!
いびきはさらに音量を増し、もはや騒音公害のレベルに達していた。
これでは他のお客さんも入れない。
私たちは苦笑いしながら、とりあえずこの巨大な猛獣をどうするか相談することにした。
♢ ♢ ♢
それから数時間が経過した頃。
日が傾き、店内に夕方のオレンジ色の光が差し込んできた時だった。
「……ん……うぅ……」
巨大な毛布の山――ガルフさんが、ごそりと動いた。
鼻をヒクつかせ、何かを懸命に嗅いでいる。
「……肉……? すげぇ美味そうな、肉の匂いが……」
「あ、気がつきましたね? おはようございます、ガルフ様」
私が声をかけると、彼はバチッと目を開き、勢いよく跳ね起きた。
「はっ!? お、俺は……寝ていたのか!?」
「はい。ぐっすりと。お店が壊れるかと思うほどのイビキでしたよ」
「なッ……バカな! 俺は一週間以上、一睡もできていなかったんだぞ!? 薬ですら効かなかったのに……」
彼は信じられないという顔で自分の手を見つめている。
充血していた目は、少しだけ赤みが引いていた。
「とりあえずご飯にしましょう。お腹、空いてますよね?」
私はニコリと笑い、カウンターの上に大皿を置いた。
そこに乗っているのは、私の特製スタミナ満点・厚切りステーキ(特製ハーブソース添え)だ。
ジュウジュウと音を立てる肉塊からは、食欲を刺激する香ばしい匂いが漂っている。
「こ、これは……」
「医食同源です。まずは体力をつけないと、話もできませんから。さあ、遠慮なくどうぞ」
ガルフさんはゴクリと喉を鳴らすと、もう我慢できないとばかりに肉に齧り付いた。
「う、うめぇぇぇぇっ!!」
ガツガツガツッ!
猛烈な勢いだ。
まるで数日間何も食べていなかった飢えた獣のように、彼は一心不乱に肉を貪った。
アレクシス様(変装中)が、コーヒーを片手に呆れたように呟く。
「相変わらずの食いっぷりだな。これなら死ぬ心配はなさそうだ」
あっという間に大皿を空にしたガルフさんは、満足げに息を吐き、そしてハッと我に返った。
「……すまねぇ。生き返った」
「いいえ。お粗末さまでした」
「……で、あんたアレクシス殿下……だよな?」
「ようやく気づいたか。遅いぞ、駄犬」
アレックスが眼鏡を外すと、ガルフさんはバツが悪そうに頭を掻いた。
「面目ねぇ……。部下の前じゃあんな無様は見せられねぇし、かといって軍医の薬も効かねぇし……気づいたら、この店に足が向いてたんだ」
その言葉に私は思わず聞いた。
「……一体、何があったんです?」
彼は深く溜息をつき、重い口を開いた。
「──夢を見るんだ」
そこから感じ取れたのは、深い後悔と恐怖の感情だった。
話を聞こうにも、今の彼には言葉を紡ぐ気力も残っていないようだ。
限界を超えている。
「分かりました。すぐに楽にして差し上げます」
私はカウンターの奥へ回ると、桐の箱から特別な乾燥ハーブを取り出した。
深い紫色の葉。
夢見の葉と呼ばれる、強力な鎮静作用を持つ薬草だ。
「ガルフ様、これを口に含んでください」
「葉っぱ、か……? こんなもので……」
彼は疑わしそうに眉を顰めたが、震える手でそれを受け取ると乱暴に口へ放り込んだ。
そして咀嚼すること数回。
「……にげぇ……。……だが、なんだか……頭が……ぼんやりして……」
ガルフさんの瞼が重たげに落ちていく。
巨体がぐらりと揺れた。
「あ、でも……!悪夢は見たくねぇ……!」
「大丈夫です。この葉には、悪い夢を遠ざける効果もありますから」
「そ、うか……なら……」
ドサァァァァァッ!!
巨木が倒れるような音と共に、ガルフさんはその場に倒れ伏した。
白目を剥いて、完全に意識を手放している。
「ふぅ……。間に合った」
私はホッと息を吐いた。
あと数時間遅ければ、獣の本能が暴走して狂化していたかもしれない。
「……グオォォォ……ガアァァァァ……」
すぐに、地底から響くような重低音のいびきが始まった。
店の商品棚がビリビリと震えている。
「やれやれ。店を破壊する気か、この駄犬は」
アレックス――アレクシス様が呆れたように肩をすくめ、カウンターから出てきた。
駄犬って……ライオンっぽいからどちらかというと駄猫の表現の方がいいような気がする……。どうでもいいけど。
彼は倒れているガルフさんを無造作に見下ろし、そして私と顔を見合わせた。
「しかし、あのガルフがここまで消耗するとはな……。一体何があった?」
「分かりません。でも……ただの不眠症ではなさそうです」
私は眠るガルフさんの顔を覗き込んだ。
眠っている今も、眉間には深い皺が刻まれたままだ。
「彼の心から強い後悔の念を感じました。……もしかしたら過去の何かに囚われているのかもしれません」
「過去、か……」
アレクシス様が顎に手を当て、考え込むような表情を見せる。
ガァァァァ……ゴガァァァァ……!
いびきはさらに音量を増し、もはや騒音公害のレベルに達していた。
これでは他のお客さんも入れない。
私たちは苦笑いしながら、とりあえずこの巨大な猛獣をどうするか相談することにした。
♢ ♢ ♢
それから数時間が経過した頃。
日が傾き、店内に夕方のオレンジ色の光が差し込んできた時だった。
「……ん……うぅ……」
巨大な毛布の山――ガルフさんが、ごそりと動いた。
鼻をヒクつかせ、何かを懸命に嗅いでいる。
「……肉……? すげぇ美味そうな、肉の匂いが……」
「あ、気がつきましたね? おはようございます、ガルフ様」
私が声をかけると、彼はバチッと目を開き、勢いよく跳ね起きた。
「はっ!? お、俺は……寝ていたのか!?」
「はい。ぐっすりと。お店が壊れるかと思うほどのイビキでしたよ」
「なッ……バカな! 俺は一週間以上、一睡もできていなかったんだぞ!? 薬ですら効かなかったのに……」
彼は信じられないという顔で自分の手を見つめている。
充血していた目は、少しだけ赤みが引いていた。
「とりあえずご飯にしましょう。お腹、空いてますよね?」
私はニコリと笑い、カウンターの上に大皿を置いた。
そこに乗っているのは、私の特製スタミナ満点・厚切りステーキ(特製ハーブソース添え)だ。
ジュウジュウと音を立てる肉塊からは、食欲を刺激する香ばしい匂いが漂っている。
「こ、これは……」
「医食同源です。まずは体力をつけないと、話もできませんから。さあ、遠慮なくどうぞ」
ガルフさんはゴクリと喉を鳴らすと、もう我慢できないとばかりに肉に齧り付いた。
「う、うめぇぇぇぇっ!!」
ガツガツガツッ!
猛烈な勢いだ。
まるで数日間何も食べていなかった飢えた獣のように、彼は一心不乱に肉を貪った。
アレクシス様(変装中)が、コーヒーを片手に呆れたように呟く。
「相変わらずの食いっぷりだな。これなら死ぬ心配はなさそうだ」
あっという間に大皿を空にしたガルフさんは、満足げに息を吐き、そしてハッと我に返った。
「……すまねぇ。生き返った」
「いいえ。お粗末さまでした」
「……で、あんたアレクシス殿下……だよな?」
「ようやく気づいたか。遅いぞ、駄犬」
アレックスが眼鏡を外すと、ガルフさんはバツが悪そうに頭を掻いた。
「面目ねぇ……。部下の前じゃあんな無様は見せられねぇし、かといって軍医の薬も効かねぇし……気づいたら、この店に足が向いてたんだ」
その言葉に私は思わず聞いた。
「……一体、何があったんです?」
彼は深く溜息をつき、重い口を開いた。
「──夢を見るんだ」
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