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イアンとの会談
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控え室に通された私は、程無くして現れた侍女がお茶を入れる様子にビックリした。
見たことの無い侍女だった。どうやらミネルバは侍女まで連れて来たらしい。用意周到なことである。過去、ミネルバの侍女にされた仕打ちを忘れていない私は、怖くてお茶を口に含む気にもならなかった。何が入っているのやら...
私は侍女が下がったのを見て徐に切り出す。
「それで? どう言った理由でイアン様が今この場にいらっしゃるんでしょうか?」
「そうだな...どこから話そうか...まずはカリナ、君の両親は処刑された。義妹は修道院送りになった。君の名誉は回復したんだ」
「えっ...」
私は言葉が出なかった。私が家を出てまだ僅か2ヶ月余り。それでどうしてそんな急展開になるんだろう? 疑問が顔に出ていたのか、イアン様が続ける。
「ビックリするよね? それは当然だ。でもね、あんな穴だらけの杜撰な簒奪計画なんて、そもそもからして上手く行く訳がなかったんだよ。遅かれ早かれ悪事は露見していたんだ」
「そうだったんですか...あの人達が余裕たっぷりに語っていたから、余程自信がある計画なんだとばかり思ってました...」
知ってたらもっと上手く立ち回れたのかなぁ...
「あぁ、それで僕に何も相談せず黙って姿を消したのかい?」
「はい...イアン様にご迷惑をお掛けしたくなかったのと、魔法契約のことがありましたので。サインしてしまった以上、もう戻ることは出来ませんし」
取り消し利かないからね。
「なるほど...経緯は良く分かった。一番に僕に相談して欲しかったという気持ちはあるが、それは今言っても仕方がない。だからこれからの話をしよう」
「これから...ですか...」
「そうだ。現在、旧ベルトラン伯爵領は王家の直轄地になっている。君が成人したら新たな爵位を授け、その地を再び下賜されることを国王陛下が約束して下さった。カリナ、君はまた貴族に返り咲くことが出来るんだよ」
もう既に貴族に返り咲いているんだけど、それは今敢えて言わないことにして、それよりも気になることがある。
「あの...なぜ国王陛下はそこまで良くしてくれるんでしょうか? たかが一貴族のことに王族が深く関わり過ぎのような気がするんですが.. 」
「あぁ、カリナはお母上から何も聞いてなかったのかい? ベルトラン家は代々王家と密接な関係にあるんだよ?」
「そうなんですか?」
聞いてねぇよ..
「ベルトラン家というよりは空間魔法使いが王家に取って重要な存在であると言った方がいいかな。王族の護衛としてこれ程頼りになる存在は他に無いからね」
その言葉はストンと胸の中に入って来た。
なるほどね、王族はどこも考えることは一緒って訳だ。
見たことの無い侍女だった。どうやらミネルバは侍女まで連れて来たらしい。用意周到なことである。過去、ミネルバの侍女にされた仕打ちを忘れていない私は、怖くてお茶を口に含む気にもならなかった。何が入っているのやら...
私は侍女が下がったのを見て徐に切り出す。
「それで? どう言った理由でイアン様が今この場にいらっしゃるんでしょうか?」
「そうだな...どこから話そうか...まずはカリナ、君の両親は処刑された。義妹は修道院送りになった。君の名誉は回復したんだ」
「えっ...」
私は言葉が出なかった。私が家を出てまだ僅か2ヶ月余り。それでどうしてそんな急展開になるんだろう? 疑問が顔に出ていたのか、イアン様が続ける。
「ビックリするよね? それは当然だ。でもね、あんな穴だらけの杜撰な簒奪計画なんて、そもそもからして上手く行く訳がなかったんだよ。遅かれ早かれ悪事は露見していたんだ」
「そうだったんですか...あの人達が余裕たっぷりに語っていたから、余程自信がある計画なんだとばかり思ってました...」
知ってたらもっと上手く立ち回れたのかなぁ...
「あぁ、それで僕に何も相談せず黙って姿を消したのかい?」
「はい...イアン様にご迷惑をお掛けしたくなかったのと、魔法契約のことがありましたので。サインしてしまった以上、もう戻ることは出来ませんし」
取り消し利かないからね。
「なるほど...経緯は良く分かった。一番に僕に相談して欲しかったという気持ちはあるが、それは今言っても仕方がない。だからこれからの話をしよう」
「これから...ですか...」
「そうだ。現在、旧ベルトラン伯爵領は王家の直轄地になっている。君が成人したら新たな爵位を授け、その地を再び下賜されることを国王陛下が約束して下さった。カリナ、君はまた貴族に返り咲くことが出来るんだよ」
もう既に貴族に返り咲いているんだけど、それは今敢えて言わないことにして、それよりも気になることがある。
「あの...なぜ国王陛下はそこまで良くしてくれるんでしょうか? たかが一貴族のことに王族が深く関わり過ぎのような気がするんですが.. 」
「あぁ、カリナはお母上から何も聞いてなかったのかい? ベルトラン家は代々王家と密接な関係にあるんだよ?」
「そうなんですか?」
聞いてねぇよ..
「ベルトラン家というよりは空間魔法使いが王家に取って重要な存在であると言った方がいいかな。王族の護衛としてこれ程頼りになる存在は他に無いからね」
その言葉はストンと胸の中に入って来た。
なるほどね、王族はどこも考えることは一緒って訳だ。
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