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想定外
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ヒュドラ...そうかアレが...先日、アスカさんが言ってた指名依頼の件の...確か素材が欲しいから討伐して欲しいって話だったよな...
いやいや! あんな怪物どうやって倒せって言うんだよ! 無理無理無理! 絶対無理だって! アスカさん、ホント断ってくれて正解だったよ!
私は改めてヒュドラの全身を眺めてみた。太い木の幹みたいな胴体から伸びる九本の首は、どれも約5mくらいはありそうだ。胴体を含めたら全長約10mくらいになるだろうか。鎌首をもたげているから余計に大きく感じる。
全身すべからく真っ黒なのだが、一つ一つの首に付いている目は爛々と赤く輝いている。大きく開いた口からは、同じように真っ赤な舌がチョロチョロと覗いている。
「もしかしたら、ステラはコイツの毒にやられたのかも知れないな...」
ヒュドラの迫力に圧倒され、呆然と立ち尽くす私の隣でラウムさんがそう言った。それで思い出した。
確かフローラさんの話では、九本の首それそれに属性があって、火水風土の四大属性系にプラスして毒、麻痺、石化、暗闇の状態異常系まで備わっているんだったな。
そして最後の一本が回復と。攻撃するなら真っ先にこの回復を落とさないといけないって話だったよな。
「どうします? 戦いますか? それとも退きますか?」
アスカさんにそう問われた私は逡巡した。
「ひ、退きましょうよ~...」
既に涙目になっているセリカさんが懇願する。まぁ確かに退き時ではあるよな。ステラさんの容態も気になるし。
私がそう決断しようとした時だった。
「うん!? あれは!?」
ラウムさんが奥の方を指差す。ヒュドラの九本の首の内、六本は私達の方に正対しているが、残りの三本はなぜか地面に向かって大口を開けている。そしてその口の先に居るのは...
「えっ!? マックス!?」
そう、先日再会したパーティー『ペガサスの翼』のメンバー達が地面に倒れいた。どうやら運悪くヒュドラと遭遇してしまったらしい。今にもヒュドラに呑み込まれそうになっている。
「いかん!」
言うが早いかラウムさんは、ヒュドラの気を惹くためにバスターソードを構えて突進して行った。
「風よ! 切り裂け!」
続けてアスカさんが風の魔法で攻撃する。マックス達を呑み込もうとしていたヒュドラの三本の首がこちらを向く。
「仕方ありません。戦いましょう。セリカさんはマックス達の救助をお願いします」
「わ、分かりました!」
こうして全く想定していなかったヒュドラとの戦いが幕を開けてしまった。
いやいや! あんな怪物どうやって倒せって言うんだよ! 無理無理無理! 絶対無理だって! アスカさん、ホント断ってくれて正解だったよ!
私は改めてヒュドラの全身を眺めてみた。太い木の幹みたいな胴体から伸びる九本の首は、どれも約5mくらいはありそうだ。胴体を含めたら全長約10mくらいになるだろうか。鎌首をもたげているから余計に大きく感じる。
全身すべからく真っ黒なのだが、一つ一つの首に付いている目は爛々と赤く輝いている。大きく開いた口からは、同じように真っ赤な舌がチョロチョロと覗いている。
「もしかしたら、ステラはコイツの毒にやられたのかも知れないな...」
ヒュドラの迫力に圧倒され、呆然と立ち尽くす私の隣でラウムさんがそう言った。それで思い出した。
確かフローラさんの話では、九本の首それそれに属性があって、火水風土の四大属性系にプラスして毒、麻痺、石化、暗闇の状態異常系まで備わっているんだったな。
そして最後の一本が回復と。攻撃するなら真っ先にこの回復を落とさないといけないって話だったよな。
「どうします? 戦いますか? それとも退きますか?」
アスカさんにそう問われた私は逡巡した。
「ひ、退きましょうよ~...」
既に涙目になっているセリカさんが懇願する。まぁ確かに退き時ではあるよな。ステラさんの容態も気になるし。
私がそう決断しようとした時だった。
「うん!? あれは!?」
ラウムさんが奥の方を指差す。ヒュドラの九本の首の内、六本は私達の方に正対しているが、残りの三本はなぜか地面に向かって大口を開けている。そしてその口の先に居るのは...
「えっ!? マックス!?」
そう、先日再会したパーティー『ペガサスの翼』のメンバー達が地面に倒れいた。どうやら運悪くヒュドラと遭遇してしまったらしい。今にもヒュドラに呑み込まれそうになっている。
「いかん!」
言うが早いかラウムさんは、ヒュドラの気を惹くためにバスターソードを構えて突進して行った。
「風よ! 切り裂け!」
続けてアスカさんが風の魔法で攻撃する。マックス達を呑み込もうとしていたヒュドラの三本の首がこちらを向く。
「仕方ありません。戦いましょう。セリカさんはマックス達の救助をお願いします」
「わ、分かりました!」
こうして全く想定していなかったヒュドラとの戦いが幕を開けてしまった。
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