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5.家庭教師くらい真面目にやってください。
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あずき先輩に数学を教えてもらいながら、気がつけば結構遅い時間になっていた。
つい集中しちゃったな。ちょっと楽しかったし。
「わ、もうこんな時間……帰──らせてくれるわけないですよね。」
伺うように見れば、にこっと微笑まれる。あの、逆に怖いんですけど……。
「分かってんじゃん。」
「明日も学校ですよ」
「今さら言う?」
無意味な抵抗は早々に諦めて、大人しく先輩の膝に乗せられる。
「お前はホント物分かりがいいな。」
「散々馬鹿にされてる記憶があります。」
「否定しねぇ。」
してよ。
お腹の辺りをぎゅっと抱き締められる。
「眼鏡邪魔。取って。」
「自分で取ってくださいよ……」
ため息をつきながら、先輩から眼鏡を外してテーブルの上に置いた。
深いキスと共にソファに押し倒される。
火照った顔で見上げれば、相変わらず先輩は余裕そう。
「制服シワになっちゃう……」
「じゃ脱いで?」
「……」
ブラウスのボタンを一つずつ外す。体温の上がった肌が晒されれば、遅いとばかりに先輩がそこに顔をうずめ。
途中から長い指で器用にボタンを外していく。
良いように流されてるなぁ、私。
つい集中しちゃったな。ちょっと楽しかったし。
「わ、もうこんな時間……帰──らせてくれるわけないですよね。」
伺うように見れば、にこっと微笑まれる。あの、逆に怖いんですけど……。
「分かってんじゃん。」
「明日も学校ですよ」
「今さら言う?」
無意味な抵抗は早々に諦めて、大人しく先輩の膝に乗せられる。
「お前はホント物分かりがいいな。」
「散々馬鹿にされてる記憶があります。」
「否定しねぇ。」
してよ。
お腹の辺りをぎゅっと抱き締められる。
「眼鏡邪魔。取って。」
「自分で取ってくださいよ……」
ため息をつきながら、先輩から眼鏡を外してテーブルの上に置いた。
深いキスと共にソファに押し倒される。
火照った顔で見上げれば、相変わらず先輩は余裕そう。
「制服シワになっちゃう……」
「じゃ脱いで?」
「……」
ブラウスのボタンを一つずつ外す。体温の上がった肌が晒されれば、遅いとばかりに先輩がそこに顔をうずめ。
途中から長い指で器用にボタンを外していく。
良いように流されてるなぁ、私。
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