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「亜主樹ー!! やっば、ここで会うの久しぶりじゃん!? 元気!?」
うるさいのが来ちゃったよ。明るい茶髪におれに劣らないピアス。童顔なだけある、言動も子供っぽい男。
「大地じゃん。まだ生きてたんだ。」
「辛辣なとこも亜主樹のまんまだし!!」
朔良大地。おれらと同中の人間。それと。
「オーナー久しぶりじゃん。女漁りに来たん?」
黒い髪に健康的に焼けた肌。日サロが趣味なのは相変わらずだね。鮫嶋零緒。こいつもおれらと同中で、亜主樹と同じくらいの女たらし。
この4人が揃うのはたしかに久しぶりかも?
「そんなとこだったけどやめた。」
「清楚系いなかったん?」
「いなくはなかったけど? ヤル気起きなかった。」
「亜主樹悪趣味なとこも変わってな。零緒が連れてきた女の子抱けば?」
「だるい。」
亜主樹はねー。遊ぶの好きな女の子とする分には何も思わないけど、たまに男慣れしてなそーな感じの、純粋そうな女の子拾って遊ぶとこあるからねー。ほんと趣味悪い。
「てかさー、てかさー、拓から聞いたんけど!! 亜主樹女の子と一緒に住んでんでしょ!? 結婚したの!?」
はしゃいで背中をバンバン叩く大地には視線を送っただけで、特に何も答えない。え、否定くらいしないの?
「なに、亜主樹の新しい女? 今度抱かしてよ」
「あ?」
零緒が茶化したように言えば、途端に殺意剥き出しで睨む亜主樹。
「ダメだよ零緒! 拓が言うにはぁー、珍しく亜主樹が大事にしてる子らしーよ!? 亜主樹のくせにやばくね!?」
「何それ。ますます気になるわ。」
亜主樹の殺気くらいじゃ怯まない奴らだからいいけどさ。そうやってすぐ殺気出すのそろそろやめなよなー。
「今度連れて来いよ。」
「俺も会いたーい!! 名前何!?」
「教えねーし連れてこねーよ。」
不機嫌を隠そうともせずに亜主樹が言う。2人が意外そうにするのも分かる。こんな亜主樹見たことないもんなー。
やっぱり良いなー、ちよこちゃん。亜主樹とつるんできたのも正解だった。これからももっと面白いことがあるって期待してるからね?
うるさいのが来ちゃったよ。明るい茶髪におれに劣らないピアス。童顔なだけある、言動も子供っぽい男。
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「辛辣なとこも亜主樹のまんまだし!!」
朔良大地。おれらと同中の人間。それと。
「オーナー久しぶりじゃん。女漁りに来たん?」
黒い髪に健康的に焼けた肌。日サロが趣味なのは相変わらずだね。鮫嶋零緒。こいつもおれらと同中で、亜主樹と同じくらいの女たらし。
この4人が揃うのはたしかに久しぶりかも?
「そんなとこだったけどやめた。」
「清楚系いなかったん?」
「いなくはなかったけど? ヤル気起きなかった。」
「亜主樹悪趣味なとこも変わってな。零緒が連れてきた女の子抱けば?」
「だるい。」
亜主樹はねー。遊ぶの好きな女の子とする分には何も思わないけど、たまに男慣れしてなそーな感じの、純粋そうな女の子拾って遊ぶとこあるからねー。ほんと趣味悪い。
「てかさー、てかさー、拓から聞いたんけど!! 亜主樹女の子と一緒に住んでんでしょ!? 結婚したの!?」
はしゃいで背中をバンバン叩く大地には視線を送っただけで、特に何も答えない。え、否定くらいしないの?
「なに、亜主樹の新しい女? 今度抱かしてよ」
「あ?」
零緒が茶化したように言えば、途端に殺意剥き出しで睨む亜主樹。
「ダメだよ零緒! 拓が言うにはぁー、珍しく亜主樹が大事にしてる子らしーよ!? 亜主樹のくせにやばくね!?」
「何それ。ますます気になるわ。」
亜主樹の殺気くらいじゃ怯まない奴らだからいいけどさ。そうやってすぐ殺気出すのそろそろやめなよなー。
「今度連れて来いよ。」
「俺も会いたーい!! 名前何!?」
「教えねーし連れてこねーよ。」
不機嫌を隠そうともせずに亜主樹が言う。2人が意外そうにするのも分かる。こんな亜主樹見たことないもんなー。
やっぱり良いなー、ちよこちゃん。亜主樹とつるんできたのも正解だった。これからももっと面白いことがあるって期待してるからね?
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