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ルーカス・フェリエーラと養女の話
しおりを挟むポカンと口を開けてロゼマリアが俺たちを見る。うーん、やっぱ嫌かな?ホモ婚の娘とか。
「えっ…で、でも……ルーカスたちは新婚さんでしょ?お邪魔じゃないかな?」
うん、見当違いの困惑だった!
「新婚さんってほら……家の中でイチャイチャしたり、こっ…子作りしたりとか!私が居たらやりにくいよね?」
誰だ、清らかなロゼマリアにおかしな知識植え込んだのは!?
「ほう…!新婚は寝室以外でも睦み合っていいのか!?」
食い付かないでアレクシス様!!
「問題ないから!そんな、イチャイチャとかしないから!」
「「えっ…しないの(か)…?」」
ごらああああああああ、2人でハモるなあああああああ!!しゅんとするな!なんだこいつら、義理の父娘になるのに、もうそっくりに似てきてるのか!?
「とにかく!……その、嫌じゃなかったら…なんだが……」
「嬉しい!」
弾けるようにロゼマリアが言った。
「嬉しいよ、ルーカス!こんな素敵な両親の娘になれる!こんな素敵な家の子になれる…!すごく…すごく、嬉しい!」
「良かった…」
胸を撫で下ろす。
17歳といえば多感な年頃だ。不潔だとか頭おかしいと罵られたらどうしようと思ってた。ロゼマリアは、大きくなっても素敵な女の子だった。
いつのまにか扉の外に使用人たちが押し掛けてきていて、なぜかウンウン頷きながら涙ぐんでいる。お前ら仕事しろ。
アレクシスはすぐに養子縁組を進めてくれと陛下に伝令を出した。多分明日の朝には、ロゼマリアはロゼマリア・ロストアーテルになっているだろう。
アレクシスが俺の肩を抱く。
ああ、いいヤツの嫁になったなあ。ぼんやりとだが、そう思った。
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