【7人の魔王シリーズ 番外】ルーカス・フェリエーラは妹を愛でるのに忙しい。

とうや

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ルーカス・フェリエーラと女神裁判 2

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「え……なに、それ…」


呆然と糞売女が呟く。

あー、やっぱり?ロゼマリアから聞いたゲームのヒロインと随分と印象が違うと思ったんだ。努力家で、人懐っこく朗らかで、無神経なほど真っ直ぐで。そんなヒロインとこの糞売女は同じ人物だと思えない。俺やロゼマリアと同じように転生者だとしても、もうちょっと……ねえ?

ちなみに俺の魂は濁りなく甘く透き通っているけど、あちこち歪んで傷付き、欠けて罅割れ劣化して、そこがまた美しいのだというのはザリエル談。好みの問題だね。


「まあまあ、ザリエル様。折角の『女神裁判』です。数百年ぶりでしょう?ここで貴女の美しさと正しさ、偉大さを見せ付けておきましょう?」


ね?と笑うとザリエルはモジモジしながら上目遣いで俺を見た。


『……そう?いいわ、ルーカスがそう言うなら』


すい、とザリエルが手を掲げると、糞どもが檻の中に閉じ込められる。同時にギルド長と王家の影当主も檻の中。どこから出したのか、ザリエルは豪奢なカウチソファーに寝そべった。




『さあ、立って?囀りなさい。真実をわたくしに誓った咎人たち。嘘を吐く度に、わたくしの爪が肉を切り裂くわよ?』




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