【7人の魔王 終】白の恋と、黒の愛

とうや

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旅支度と崩壊の足音

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アキが無事に旦那ユスを誑し込み、結婚しようという話になった。まあ結婚もなにも、俺たちが初めて見に行った時もデレッデレだったけどな!

さあ忙しくなってきた。

星辰おれたち》の伴侶が全て決まったということは、の日が決まったということだ。今まで大放出していた市場を縮小し、亜空に作った巨大倉庫にもモノというモノをしまっていく。亜空では時間がゆっくりと流れるから100年や200年で食料が腐ることはない。凛の領地であるヴァルハラを拠点にしてをしようと決定し、凛の眷属レイヴンたちも大忙しだ。各国の地下組織を抑えていた元レーヴァンシュタイン王国暗部も全て引き揚げだ。抑えがなくなったせいで世界中が混乱しようと知ったことか。


もうすぐ全て終わるんだから。


アヴァロンの異変を感じたのか。今までにない規模の『魔王討伐連合軍』が結成されたらしい。俺たちが総攻撃を仕掛けると思ったのか。まあ半分正解。半分は不正解。俺たちは世界を征服するんじゃない。棄てるんだ。


「ねえ椿?僕の張ってる結界、急に解除したら、多分ものすっごいことになっちゃうけど良いよね??」

「ものすごい…って……」

「元気になりすぎてね?ちょっと暴走すると思う」


何が!?

凛の結界は俺たち二柱の《星辰》が垂れ流す膨大な魔力を堰き止める役割でもある。高濃度の魔力を一気に放出すれば、凛でもどうなるかわからないらしい。


「………あー、まあ、…いっか」

「いいよね?じゃ、いっくよー!」






ブツリ…と何かが切れた音がして、世界の崩壊が始まった。









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