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蘇生【聖龍視点】
しおりを挟むこれが我が子の伴侶か。横たえられた遺体は美貌の青年だった。
……そう、青年。
我が子よ。父と母が悪いのか?何故に男を選んだ。しかも【ふるきものども】を。いや以前チラッと見た時はまだ少女みがあったというかまだあどけない感じじゃなかったか!?いやそれで言うと我が子もキリッとしたというか、深紅に似て美人だが女子には見えなくなったというか……
うーむ、うーむ、と唸りながらも魂魄の修復が進む。
我が子は賢い。一を教えただけで十を悟る。集中力も素晴らしい。沈黙に耐えきれずに私が色々と話しかけるが生返事で去なされる。……冷たい…我が子が冷たい。
「……そういえば、お父さんはお母さんと再婚するの?」
………は?
さいこん?再婚?再、婚…???
私は深紅と離婚した覚えはないぞ!?深紅も死別だなんだと言っていたが、私は生きているじゃないか!……まあ死んでいたが。蘇生の秘術を会得したあの【ふるきものども】の一柱が私の器を作らなければ死んだままだったが。
信じられないことに、深紅は浮気相手との間に子をもうけたらしい。しかもその子供と我が子の関係は良好らしく、ニコニコしながら「いい子なんだあ」などと笑っている。
「我が子よ…!我が子はどちらの味方なのだ!?」
「んー…そのへんは難しいからお父さんたちで話し合って。俺、バカだから難しいことはわかんない」
私が少し教えただけで魂魄の修復はあと一歩になっている。我が子は賢い。だが深紅に似て非常に面倒くさがりなのか!?
「我が子よ!馬鹿は魂魄の修復など一度で覚えきれないぞ!?」
「アーアーアー!わかんなーい!俺バカだからぁ!」
我が子オオオオオオ!!??
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