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偽神編
閑話・第一王子の3つの間違い 2
(???視点)
さあ始まったわ。アタシは扇の奥で笑う。ここまで育てるのに時間がかかったわ。この世界はアタシの領域とはいえ、パッと作れるものじゃぁないしね?
目の前で始まった断罪劇。そうよ、これこれ。アタシはこれが見たかったの!
アタシはお兄様たちのように、ちょっと手順が違っただけでキレたりしないもの。アタシが設えた偽神戯は不正解が混ざっていたけれど、それでもここまで進んだ。『魔王』と『真の聖女』が愛し合ってしまった時は何度もやりなおしたけど、まあ結果オーライ?
多少の不純物なら許すわ。でもあれは駄目だ。《地球》の《武士》。あの《神殺し》の鬼札。お兄様たちがあの武士に滅されて、アタシがこの世界に命からがら逃げ落ちて。ついてきてしまった。偽神を滅せる、唯一の天敵が。
喰らうか、喰らわれるか。
お兄様たちならそう言うだろう。でもアタシは違う。アタシは賢いもの。あんな化け物と正面からやり合ったりしない。だから出来るだけ遠ざけた。これで勝てるはず…!
それなのに。
どうしてこうなっちゃうのよ!?
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