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人物紹介とネタバレ含む裏設定【随時更新】
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【リアム・ハルフォード】(23)
純白の髪、赤目
聖女シャーロットの兄。元平民だが海難事故に遭いかけたジェームズ王子を救ったことによってハルフォード男爵家の養子になり、第一王子(のちの王太子)の側近になる。妹は共にハルフォード男爵家に養子になり、のちに聖魔法持ちの聖女だと教会認定される。
実はジェームズ王子を救ったのはリアムではなく、『翡翠の瞳の精霊様』なのだが、何度そう言っても理解してもらえず、断罪イベントで「騙したな!!」と詰られる。
非常に合理的で白黒はっきりした性格。「海の上じゃあ剣の腕も半減」と公言し、騎士でありながら魔法も極めた。それが騎士団に疎まれる結果となる。元船乗り見習いなので口も悪い。ちゃんとした言葉遣いもできるが、罵る時は容赦がない。
女性っぽさのかけらもない俺様イケメンだが、何故か恋愛面では同性ばかりに告白されていた。当然お断りしていた。
【浅倉 碧海】
黒髪、翡翠の瞳
7人の魔王の1人『嫉妬のレヴィアタン』。高身長の鋭利な美貌だが、喋り方や仕草でおっとりした印象。魔王たちの中では怒らせなければ一番温和。
海難事故に遭った王子を助けに行ったリアムを、王子ごと助けた『翡翠の瞳の精霊様』。王子はついでだから覚えていない。
10年前に助けたリアムを、庭に住み着いた仔ウサギのような感覚で観察していた。
こちらの世界に来た時から『歌』が歌えなくなっていた。
話が進むにつれ腹黒な面が見えてくる。本人は「シロの次に性格が悪い」と言っているが、魔王間では「自覚のある性格の悪さ(アオイ)か、自覚のない性格の悪さ(シロ)か」と言われている。どちらにしろタチが悪い。
【シャーロット・ハルフォード】(19)
薄桃色のふわふわ巻き髪、濃いピンクの瞳
リアムの妹。地球からの転生者であり、筋金入りの腐女子。あざとい系美少女で普段着は聖女の着る白い修道服。スカートの下に自作のスパッツを穿いていてドレスより動きやすいらしい。聖女認定されたのに『聖女はクソ』『ヒロインはクズ』を公言する。
自分がとある乙女ゲームの主人公だと生まれて間もなく気付いたが、ヒロインのようなクズになりたくない!という理由でヒロイン設定無視しまくった。結果、してもない婚約を破棄され、兄共々断罪される。解せぬ…。
前世で碧海の住んでいた家の隣に住んでいた。碧海が失踪した後の世界を少しだけ知っている。
因みに兄とは血が繋がっていないが、「お兄ちゃんはお兄ちゃんとしか見れない!お兄ちゃんとデキちゃうヒロイン頭おかしい!!」らしい。兄(推し)と魔王様(推しのダーリン)の恋をハアハアしながら応援する。
【ティティス】
薄水色の髪、アクアマリンの瞳
《古きものども》が碧海のために最初に作った《眷属》。種族は悪魔レヴィアタンで『海の魔女』とも呼ばれる。海底王国アトランティスの魔王が『嫉妬のレヴィアタン』と呼ばれるのはティティスが魔王だと思われているせい。
長身ナイスバディの癒し系美女。碧海に合わせておっとりとした物言いでデザインされたが、言ってることは過激で冷酷。碧海とアトランティスの為なら世界だって滅ぼす気でいる。
【ジェームズ・メンドゥサ】(23)
ハニーブロンド、碧眼
海の魔王領に隣接するメンドゥサ王国の王太子。8歳の時、『贄の儀式』を見届けるために訪れていた港町で海難事故に遭う。その時助けてくれたリアムに恩を感じ、男爵家に養子入りさせて側近に取り立てる。
良くも悪くも思い込みの激しい性格で、彼が立太子できたのは側近のハルフォード卿のおかげと言われている。自分が側近に取り立てたくせに、リアムに強いコンプレックスを抱いている。
子供の頃はまんまるころころに太っていたが、リアムの管理の元痩せて筋肉も付き王妃似の美丈夫に育った。だがリアムが王太子から離れ、気を抜くと……。
リアムの妹である聖女シャーロットが婚約者だと勘違いして、リアムに対する劣等感や嫉妬から『婚約者に対して贈り物も夜会のエスコートもしなかった』馬鹿王太子。本当の婚約者である侯爵令嬢は婚約破棄を了承して、王家から慰謝料をがっぽり毟り取った。
【サイラス・メンドゥサ】(28)
ノーブルゴールド髪、碧眼
10年前に『海の魔女の贄』として海に投げ込まれた王弟。地球からの転生者で雑食系オタクだった。キラキラした儚げな美貌の美形だが、中身が残念すぎる男。自分が美形に転生した自覚はあるが容姿に無頓着で、リアムたちと再会した時には幽鬼のような外見になっていた。
10年前の『贄の儀式』の際に一目惚れしたシャーロット(当時9歳)が忘れられずにいた。ロリコンではないと本人は言うが、要するにシャーロットなら老女でもネタにできるらしい。
【エレオノーラ・スタンスフィールド】(18)
黄金の髪、桃色の瞳
借金まみれのスタンスフィールド公爵家の娘。転生者で『ザマァ返し』を画策していたが、うっかりヒロインポジに。
【7人の魔王】
数百年前に《地球》から同時転移した7人の異世界人たち。《星墜し》、《災厄の獣》とも呼ばれる。7人の異世界人たちの関係は非常に良好。鬱陶しいほどに。
傲慢の魔王ルシファー
憤怒の魔王サタン 【黒咲椿、クロ】
嫉妬の魔王レヴィアタン 【浅倉碧海、アオ】
怠惰の魔王ベルフェゴール 【白藤凛、シロ】
強欲の魔王マモン 【浅黄暁、アキ】
暴食の魔王ベルゼブブ
色欲の魔王アスモデウス
なお、この名は異世界の者たちが付けた名前。魔王たちは《地球》世界の名(【】内)を名乗っている。
魔王たちは《地球》から転移した際に大切だったなにかを失っている。年齢や歌声、愛や味覚など。それは『伴侶』を見つけ、愛し愛されることで取り戻すことができるのだが……。
【旧支配者《名伏しがたきもの》】
異世界の旧支配者で、7人の魔王たちの《父》。エネルギーの複合体でカタチは本来ないのだが、現在ウロウロしている『私』は地球の日本のサラリーマン風の姿がお気に入りらしい。Systemを補っている『僕』は『神』の作り出した『環』を壊すのが楽しいらしい。
本来は利己的で合理的で非道残虐な何かだが、自らが作り出した《星辰》に『愛情』が芽生え、庇護欲を感じて過剰な過保護になる。
《地球》世界で人間として暮らしていた彼らを異世界に転移させ、『この世界で愛おしいと思う伴侶を作れ』と命じた。かなり勝手で息子たちにはボロクソに言われたり呆れられたりしているが、嫌われたり憎まれたりはしていない。彼なりにちゃんと息子たちを愛しているからだろうか…。
【7士族(古代種)】
ザ・セブンスとも言われる御伽噺の太古のいきものたち。『神』に庇護された人間たちの文献に残っているのは
超人種(ハイヒューマン)
森人種(エルフィン)
鍛治人族(ヘパイトス)
海鱗族(ラナー)
龍人族(ドラゴネスト)
天翼族(アンゲロス)
獣人族(ヴェスティア)
となっている。
《古きものども》の鏖殺されるヒト族(のちの人間)を哀れに思い、ヒト族の妻を持つものが少なくない7士族たちは《支配者》に戦を仕掛ける。結果《古きものども》と7士族は共倒れし、最後に残ったのは傍観者の『神』だった。
【人魚】
《古きものども》が碧海の《眷属》として作った種族。脚は魚型と二足歩行がある。
人魚たちの全員が美しい女性であり、10年に一度『魔女の花婿』と呼ばれる『見目麗しい繁殖適齢期の雄の生贄』を要求している。それが港町オウルの漁師たちが海に船を浮かべるための『契約』である。それさえ守れば人魚たちはオウルの漁師たちに非常に友好的である。また、生贄を差し出した家には『海の魔女』の加護を一代限りであるが受けることができる。『海の魔女』の加護は絶大であり、この事から王家や貴族から生贄が選ばれる事が多い。『魔女の花婿』として海底王国に送られた青年たちがどんな扱いになるのかは人間たちは詮索してはならない。
また、『生贄』は10年でお役御免とされて多額の慰労金と共に解放される。元いたメンドゥサ国には帰すことは出来ないが、他国に名を変えて移り住むか、そのままアトランティスに永住するかを選択する。大体は10年の間に恋人が出来ていたり、このあとどうやって生活するかわからないものが多いので永住を選ぶ。
お役御免の人間の雄を奪い合うことはティティスによって固く禁じられている。また、人魚たちは卵生であり、産んだ卵は一箇所に集められて受精、孵化される。産まれた子供たちは人魚たち全員で育てる。
陸に攻め込むのはあまり得意ではないけれど、軍艦を沈めるくらいは簡単にやる。また天候を操る魔法を使う者も少なくない。また人魚たちは《魅了》の歌を歌い敵対者を惑わせる。
【海底の国アトランティス(魔王領)】
海の底に《古きものども》が碧海のために作った王国。空気もある。海産物美味しい。浦島太郎のように鯛や平目の舞踊りはないが、碧海が望めば美しい人魚たちが踊ってくれる。
人魚は頑丈で不死だが繁殖力が低いために、『海の魔女』と呼ばれる最初の《眷属》ティティスが人工授精とかで増やしている。
【地球世界】
1000年前に《古きものども》に滅ぼされた、現実の地球によく似た似た異世界。なので全てフィクションです。
日本→大日本帝国
東京→帝都
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