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「普通に!陸で!暮したいでござる!!」
しおりを挟む野郎が指で開けた椰子の実ジュースとか嫌だろ……って思ったらロリコン殿下は泣きながら美味い美味いって飲んでた。飢えすぎだろ…。アオイさんはどうかな…って思ったら嬉しそうに飲んでくれた。可愛い。アオイさん可愛すぎる。ティティスには「不味そうですし結構ですわぁ」と拒否された。美女辛辣すぎ。
とりあえずこの島が今日からの住処だ。
借りた天幕を張る。
妹と俺なら余裕の広さだ……って思ってたらロリコン殿下も泊まりたいらしい。死ね。幼児性愛者は死ね。尤も妹はもう成人だが。
「やましい気持ちはないでござるよぉ!拙者、普通に!陸で!暮したいでござる!!」
だからその『ござる』ってなんだロリコン殿下。
まあ仕方ない、許そう。生贄という名の種馬奴隷解放と思ったら1年延長だもんなあ。恨むなら小細工して儀式を台無しにしたスタンスフィールド公爵家と馬鹿殿下を恨め。
「あの……僕も、泊まっていいかな?」
アオイさんは可愛いから許す。
おかしいなあ。アオイさん、男前だし背も俺より高いのに可愛いよ。やべえな、初恋引き摺ってんのか俺…。
「あらあら…まあぁ~!ではわたくしはぁ、碧海様のために生活用品持ってきますわあ」
「あおいちゃんダイタ~ン!」
「えっ、えっ…ず、図々しいかな、やっぱり…」
「ううん大丈夫!っていうか、けしからんもっとやれ┏︎(^q^ ┓︎)┓︎」
「魔王殿…義兄上の前ではキャラが違うでござらんか?」
えっ?なんの話?俺だけついていけてないんだけど!?
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