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「貴方に説教します」
弁当持って碧海さんちに帰ると、碧海さんが泣きながら俺を探してた。素っ裸で。ひどい。これはひどい。いくら美人でもこれはない。めちゃくちゃ腹が立ってたのに笑いそうになる。
「リアムくん…!!」
駆け寄ってきた碧海さんは、俺をいつもみたいに抱きしめようとして……躊躇した。プツンとキレそうになるが我慢我慢。
「……とりあえず服着て。飯食いましょう。説教はその後です」
「え……あ…うん……」
オロオロする碧海さん置いてさっさとリビングに入る。紅茶を淹れて『イタダキマス』をして、弁当の『ほっとさんど』に齧り付く。……うまい。残り物が立派な料理になる異世界の料理最高だな。
碧海さんはモソモソと口にしている。あんまり食べる人じゃないけど、今日は特に食が細い。時折チラチラこっちを見てるけど、言いたいことを言ってくれない碧海さんにもムカつく。2杯目の紅茶はデザート代わりにミルクティーにしてささっと弁当箱を片付けた。
「さて碧海さん、俺は今から『居候のリアム』じゃなく『碧海さんの妻』として貴方に説教します」
「え…ええ……?」
「……《世界記録》で貴方の過去を見ました」
「……っ…!」
ヒュッと碧海さんが息を呑んだ。
「正直ムカつきました」
「……………………………………」
「貴方の父親だったクソ野郎に」
「……………………………え…?」
「言っておきますが、俺は貴方にも腹を立てています。貴方は俺を妻だと言ってあんなことまでしたくせに、俺を欠片も信用してない」
「……リアムくん…」
「さあ白状してもらいましょう。貴方、俺を抱きながら何を考えてたんですか?」
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