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舞台裏
【第三十一話】その日、計画の失敗を知る
しおりを挟む(ソーンヒル子爵家護衛隊長視点)
本国と連絡が取れなくなって1ヶ月が経過しようとしていた。
『身代わり』の自殺から何かがおかしい。今までは『姫様』の『魅了』で全てが順調だったというのに…。
思い出すのも忌々しい。
アレは姫様からの寵愛を受けていたというのに嬉しそうにもせず、姫様が希われたというのに自ら死を選んだ。
そこからは呪いのようにこのソーンヒル子爵家はおかしくなった。
姫様はアレの部屋に閉じこもってしまわれた。
使用人や護衛たちは死人のような顔をして、淡々と業務をこなしてはいるが、以前のように姫様のご機嫌伺いもせず。
子爵家夫妻は ── ああ、あれはもう駄目かもしれん。支離滅裂な言葉を呟き、泣き暮らしている。なんという為体か。仮にも姫様の両親役を命じたというのに。あの身代わりのために涙するとは…!
もう…ダメかもしれんな、このソーンヒルは…。
先程、王国の憲兵に囚われた姫様を奪還したと連絡が入った。なぜ姫様はあのゴミの墓など暴こうとしたのだ。いくらお気に入りの玩具でも……
いや、姫様には我々が思いもよらぬ思惑があるに違いない。
姫様さえご無事ならなんとでもなる。まずは本国へ帰り、総帥へ指示を仰ぎ……
「こんにちは」
ゾッとするような麗しい声がすぐそばでした。
この…声は………いや違う。アレは死んだ。惨たらしく。脳漿を撒き散らして。あの不吉なまでに整った顔を潰して…………
反射的に剣を抜……
冷たい女の手が、俺の手を押さえる。尋常ではない力。まるで、凍り付くような……
「吊って頂戴。溝鼠は泥棒猫みたいに吊ってあげるって決めているの」
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ストックが!!切れました(´;ω;`)
毎日更新できるよう頑張ります
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