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幼女+紳士さん
49話 ~コンビニに現れた魔王と天使~
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夕方頃とあるよろず屋にて。
「いらっしゃいませっ!!」
緑の制服シャツを着た長身の金髪男性が、レジの中にて店内に入ってきたお客様に大きな声で挨拶をした。
「いしゃーませ~」
サイズの合っていない制服に身を包んだ赤髪の女の子も、金髪の男性の後に続いてやまびこのように挨拶をする。
「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませぇえ!」
そして、恰幅の良い男性と、やる気に満ち溢れた痩せた男性も同じ制服に身を包み、慣れた様子でやまびこを続けた。コンビニの店員はひとりが挨拶をすると、皆こうしてやまびこのように挨拶を続けなければならないのだ。
「あの、ちょっといかな?」
恰幅の良い男性が事務所に入りつつ、ちょいちょいと金髪の男性を呼ぶ。この男性はコンビニの店長である。ちなみに、もうひとりの店員はバイトリーダーである。
「なんでしょう?」
金髪の男性は疑問に思いながらも、指示に従って素早く事務所に入る。
「あのね、オルランド君、何で呼ばれたかはわかる?」
店長は少し呆れた様子で言う。そう、金髪の男性とは、オルランドのことである。
「いや、何の事か見当もつきません」
オルランドは首を傾げる。
ちなみに、これはトニーに依頼された“コンビニの手伝い”をしているのだが、オルランドにとって初めての接客業である。
「あのね、挨拶。挨拶の声大き過ぎなの。顔も怖いしさ……」
「顔が怖いのは元からです」
「いや、表情の話ね! 元から怖いのは、まあ、そうなんだけど、眉間にシワ寄ってるし、でも口角は上がってるし、凄く悪い顔なんだよね。なんというか、悪魔と言うより……。そう、オルランド君が『私は魔王です』って言ったら信じちゃいそうなんだよ! 分かるかな?」
「魔王、ですか。魔王……。気に入っています!」
オルランドがドヤ顔で言う。
「はぁ……。そういう事が言いたいのではなくてね。ここは魔王城じゃないんだよ、コンビニ! だから、魔王じゃなくて店員をしてちょうだい。それにね、オルランド君の『いらっしゃいませ』は、なんだか大魔法かどこかの流派の奥義でも出してるみたいでさ、迫力がありすぎるんだ。君の『いらっしゃいませ』で何人ものお客さんが倒されてしまってるよ!」
店長は呆れを通り越して少し笑ってしまっている。
「倒されて……。何のことでしょう?」
「だから、君に怯んだお客さんが、とんぼ返りしてるんだよ。これじゃ、商売にならないよ……」
「ああ、何か用事を思い出して帰っているのかと思いましたが、私の声に恐れをなして逃げ帰っていたんですね。申し訳ない……」
オルランドは少し愉悦に浸りながらも、深々と頭を下げた。一応、このような所でトニーの顔に泥を塗る訳にもいかないのだ。
「まあ、次からはちゃんとしてね? ステラ君を見習ってさ。あの子、最初は小さいしどうかな? って思ったけど、愛想もいいし、お客さんに商品のオススメをしてくれるし、お店の前に出たと思ったらお客さん連れてきてくれるし……。今日限りの派遣だけど、うちのレギュラーにほしいくらいだよ」
“サイズの合っていない制服に身を包んだ赤髪の女の子”とは、ステラのことだった。
元々オルランドがステラを連れてきた時は、バックヤードでステラを待たせるつもりだった。だが、いつの間にか店内にヒトだかりができたと思ったら、制服に身を包んだステラがいたのだ。
どうやら自分もお手伝いしたいからと、率先して棚をきれいにしていたらしい。しかもお客さんの評判も良いので、そのままやらせることにしたのだ。
「確かに、ステラは普段から優秀ですね。今朝も飛ばされた帽子を取って来てくれました。私も彼女に追いつけるよう頑張ります」
「よし、そろそろ戻ろっか。お客さんも増えてきたし」
「はい」
そして、オルランドと店長は店内に戻った。
「あ、おるにゃんおるにゃん! あのね、あのおねえちゃんが、かわいいねって、いってくれたよ!」
ステラはオルランドを見つけるや否や、嬉しそうに駆け寄ってきた。
若い女のお客さんが笑顔でステラに手を振る。
「て、ふってくれた!」
「そうか、それは良かったな。しかと、礼は言えたか?」
オルランドは優しい笑顔を向ける。店長の『この笑顔がお客さんにできれば問題ないんだけどなぁ……』という呟きは、本人には届いていない。
「うん! あとね、なんかあたらしいおかし? ほしいんだって!」
「そうか。それは店長かバイトリーダーさんに訊かないと判らないな」
「そか! じゃあ、サムにきいてくる!」
サムとは、バイトリーダーの事だ。
「サムさんと言いなさい」
「サム! おかしほしいって!」
ステラにオルランドの言葉は届いておらず、とてもフランクに話しかけた。
「どのお菓子?」
サムは届いた商品を並べる手を止め、ステラに顔を向ける。フランクなのは気にしていないらしい。
「えとね、ふくろがね、あかい、ポテトチップ」
「確か新商品だったな。それは今日の18時ごろに来るはずだから、そうお客様に伝えて」
「は~い」
ステラは笑顔で返事をして、待っているお客さんの元に小走りで向かった。
「あ、おかえりなさい。ポテトチップはあった?」
お客さんはしゃがみ、ステラと目線を合わせて笑顔で訊いた。
「えとね、18じ? にくるんだって!」
「18時か、じゃあその時にまた来るね。バイバイ、お仕事がんばってね!」
「バイバイ! ありがとーござました~」
お客さんは笑顔で帰って行った。
「ありがとうございましたー」「ありがとうございましたぁ!」
「ありがと……うございましたー」
オルランドはまた迫力たっぷりで挨拶をしかけてしまうが、途中で気付いて声を加減した。顔も先程に比べていくらかマシになっている。
「オルランド君、その調子だよ」
「ありがとうございます、店長」
「ステラさん、手が空いたらこっち手伝ってくれるー?」
サムがステラを呼んだ。ステラはお弁当やおにぎりを並べる仕事も任されているのだ。
「は~い」
ステラは飛べるので高い所にも手が届く。しかも、目を見張る早さできれいに並べていくので、番重が瞬く間に空になっていく。
番重とは平たく大きい、お弁当などが入っている容器の事だ。
どれくらい早いかと言うと、ここに勤めて長いバイトリーダーの全速力に食らいついている程だ。
「ステラさんは上手に並べるね。正直初めはオレと店長がガチになれば、ふたりでも問題ないと思ってたんだよ。でも、ほんと優秀だから、オレが社員になったらさ、バイトリーダー譲っても良いよ?」
バイトリーダーはゴキゲンだ。
「どうしよ~。でも、ステラ、ちちうえをさがさないと……」
ステラは困ってしまう。
「ま、他にやりたい事あるなら無理強いはしないよ。でも、気が向いたら戻って来てよ。ステラさんなら歓迎だから」
「うん、わかった!」
「ステラは凄いな。あ、いらっしゃいませ」
オルランドがステラの働きぶりに感心していると、レジ前に商品を持ったお客さんがやって来た。
「お願いします。袋は大丈夫です」
「かしこまりました」
オルランドはカゴに入っている商品をどんどんスキャンしていく。
手先が器用なので、こういうのは上手いのだ。
「では、合計で1420ディアになります。こちらのサラダは、お箸とフォークどちらをお付けしましょうか?」
「お箸で」
「かしこまりました」
「……じゃあ、パルト払いで」
お客さんが腕時計型のパルトネルをオルランドに見せる。
「はい。では、こちらにかざしてください」
オルランドはレジの読み取り機の部分を指差す。
「はい」
────ティロン!
「レシートをお渡しします」
「はい」
お客さんはレシートを受け取ったあと、肩にかけていたカバンに買った商品を手早く入れていった。
「……ありがとうございました」
オルランドは入れ終えたのを確認してお辞儀をした。笑顔は無かったが、落ち着いた様子で、先程の魔王っぽさは無かった。
「ありがとうございましたー」「ありがとうございましたぁ!」「ありがとーござました~」
やまびこが響く。
「ありがとうございます」
そしてお客さんもお礼を言ってお店を出ていった。
「はい、おわり~」
話しながらも手を止めなかったステラは、もう全て並べ終えてしまった。
「お! やるね。オレも丁度終わったところだよ。じゃ、番重片付けて来るわ」
「いってらっしゃ~い」
番重を台車に乗せて店外にある置き場所に向かった。
「あと半分だ。頑張ってね、ふたりとも」
店長がオルランドとステラに声を掛けた。
このお店で働く時間も折り返しのようだ。
「はい」「はい!」
その言葉に、オルランドとステラは気合いを入れ直したのだった。
「いらっしゃいませっ!!」
緑の制服シャツを着た長身の金髪男性が、レジの中にて店内に入ってきたお客様に大きな声で挨拶をした。
「いしゃーませ~」
サイズの合っていない制服に身を包んだ赤髪の女の子も、金髪の男性の後に続いてやまびこのように挨拶をする。
「いらっしゃいませ」「いらっしゃいませぇえ!」
そして、恰幅の良い男性と、やる気に満ち溢れた痩せた男性も同じ制服に身を包み、慣れた様子でやまびこを続けた。コンビニの店員はひとりが挨拶をすると、皆こうしてやまびこのように挨拶を続けなければならないのだ。
「あの、ちょっといかな?」
恰幅の良い男性が事務所に入りつつ、ちょいちょいと金髪の男性を呼ぶ。この男性はコンビニの店長である。ちなみに、もうひとりの店員はバイトリーダーである。
「なんでしょう?」
金髪の男性は疑問に思いながらも、指示に従って素早く事務所に入る。
「あのね、オルランド君、何で呼ばれたかはわかる?」
店長は少し呆れた様子で言う。そう、金髪の男性とは、オルランドのことである。
「いや、何の事か見当もつきません」
オルランドは首を傾げる。
ちなみに、これはトニーに依頼された“コンビニの手伝い”をしているのだが、オルランドにとって初めての接客業である。
「あのね、挨拶。挨拶の声大き過ぎなの。顔も怖いしさ……」
「顔が怖いのは元からです」
「いや、表情の話ね! 元から怖いのは、まあ、そうなんだけど、眉間にシワ寄ってるし、でも口角は上がってるし、凄く悪い顔なんだよね。なんというか、悪魔と言うより……。そう、オルランド君が『私は魔王です』って言ったら信じちゃいそうなんだよ! 分かるかな?」
「魔王、ですか。魔王……。気に入っています!」
オルランドがドヤ顔で言う。
「はぁ……。そういう事が言いたいのではなくてね。ここは魔王城じゃないんだよ、コンビニ! だから、魔王じゃなくて店員をしてちょうだい。それにね、オルランド君の『いらっしゃいませ』は、なんだか大魔法かどこかの流派の奥義でも出してるみたいでさ、迫力がありすぎるんだ。君の『いらっしゃいませ』で何人ものお客さんが倒されてしまってるよ!」
店長は呆れを通り越して少し笑ってしまっている。
「倒されて……。何のことでしょう?」
「だから、君に怯んだお客さんが、とんぼ返りしてるんだよ。これじゃ、商売にならないよ……」
「ああ、何か用事を思い出して帰っているのかと思いましたが、私の声に恐れをなして逃げ帰っていたんですね。申し訳ない……」
オルランドは少し愉悦に浸りながらも、深々と頭を下げた。一応、このような所でトニーの顔に泥を塗る訳にもいかないのだ。
「まあ、次からはちゃんとしてね? ステラ君を見習ってさ。あの子、最初は小さいしどうかな? って思ったけど、愛想もいいし、お客さんに商品のオススメをしてくれるし、お店の前に出たと思ったらお客さん連れてきてくれるし……。今日限りの派遣だけど、うちのレギュラーにほしいくらいだよ」
“サイズの合っていない制服に身を包んだ赤髪の女の子”とは、ステラのことだった。
元々オルランドがステラを連れてきた時は、バックヤードでステラを待たせるつもりだった。だが、いつの間にか店内にヒトだかりができたと思ったら、制服に身を包んだステラがいたのだ。
どうやら自分もお手伝いしたいからと、率先して棚をきれいにしていたらしい。しかもお客さんの評判も良いので、そのままやらせることにしたのだ。
「確かに、ステラは普段から優秀ですね。今朝も飛ばされた帽子を取って来てくれました。私も彼女に追いつけるよう頑張ります」
「よし、そろそろ戻ろっか。お客さんも増えてきたし」
「はい」
そして、オルランドと店長は店内に戻った。
「あ、おるにゃんおるにゃん! あのね、あのおねえちゃんが、かわいいねって、いってくれたよ!」
ステラはオルランドを見つけるや否や、嬉しそうに駆け寄ってきた。
若い女のお客さんが笑顔でステラに手を振る。
「て、ふってくれた!」
「そうか、それは良かったな。しかと、礼は言えたか?」
オルランドは優しい笑顔を向ける。店長の『この笑顔がお客さんにできれば問題ないんだけどなぁ……』という呟きは、本人には届いていない。
「うん! あとね、なんかあたらしいおかし? ほしいんだって!」
「そうか。それは店長かバイトリーダーさんに訊かないと判らないな」
「そか! じゃあ、サムにきいてくる!」
サムとは、バイトリーダーの事だ。
「サムさんと言いなさい」
「サム! おかしほしいって!」
ステラにオルランドの言葉は届いておらず、とてもフランクに話しかけた。
「どのお菓子?」
サムは届いた商品を並べる手を止め、ステラに顔を向ける。フランクなのは気にしていないらしい。
「えとね、ふくろがね、あかい、ポテトチップ」
「確か新商品だったな。それは今日の18時ごろに来るはずだから、そうお客様に伝えて」
「は~い」
ステラは笑顔で返事をして、待っているお客さんの元に小走りで向かった。
「あ、おかえりなさい。ポテトチップはあった?」
お客さんはしゃがみ、ステラと目線を合わせて笑顔で訊いた。
「えとね、18じ? にくるんだって!」
「18時か、じゃあその時にまた来るね。バイバイ、お仕事がんばってね!」
「バイバイ! ありがとーござました~」
お客さんは笑顔で帰って行った。
「ありがとうございましたー」「ありがとうございましたぁ!」
「ありがと……うございましたー」
オルランドはまた迫力たっぷりで挨拶をしかけてしまうが、途中で気付いて声を加減した。顔も先程に比べていくらかマシになっている。
「オルランド君、その調子だよ」
「ありがとうございます、店長」
「ステラさん、手が空いたらこっち手伝ってくれるー?」
サムがステラを呼んだ。ステラはお弁当やおにぎりを並べる仕事も任されているのだ。
「は~い」
ステラは飛べるので高い所にも手が届く。しかも、目を見張る早さできれいに並べていくので、番重が瞬く間に空になっていく。
番重とは平たく大きい、お弁当などが入っている容器の事だ。
どれくらい早いかと言うと、ここに勤めて長いバイトリーダーの全速力に食らいついている程だ。
「ステラさんは上手に並べるね。正直初めはオレと店長がガチになれば、ふたりでも問題ないと思ってたんだよ。でも、ほんと優秀だから、オレが社員になったらさ、バイトリーダー譲っても良いよ?」
バイトリーダーはゴキゲンだ。
「どうしよ~。でも、ステラ、ちちうえをさがさないと……」
ステラは困ってしまう。
「ま、他にやりたい事あるなら無理強いはしないよ。でも、気が向いたら戻って来てよ。ステラさんなら歓迎だから」
「うん、わかった!」
「ステラは凄いな。あ、いらっしゃいませ」
オルランドがステラの働きぶりに感心していると、レジ前に商品を持ったお客さんがやって来た。
「お願いします。袋は大丈夫です」
「かしこまりました」
オルランドはカゴに入っている商品をどんどんスキャンしていく。
手先が器用なので、こういうのは上手いのだ。
「では、合計で1420ディアになります。こちらのサラダは、お箸とフォークどちらをお付けしましょうか?」
「お箸で」
「かしこまりました」
「……じゃあ、パルト払いで」
お客さんが腕時計型のパルトネルをオルランドに見せる。
「はい。では、こちらにかざしてください」
オルランドはレジの読み取り機の部分を指差す。
「はい」
────ティロン!
「レシートをお渡しします」
「はい」
お客さんはレシートを受け取ったあと、肩にかけていたカバンに買った商品を手早く入れていった。
「……ありがとうございました」
オルランドは入れ終えたのを確認してお辞儀をした。笑顔は無かったが、落ち着いた様子で、先程の魔王っぽさは無かった。
「ありがとうございましたー」「ありがとうございましたぁ!」「ありがとーござました~」
やまびこが響く。
「ありがとうございます」
そしてお客さんもお礼を言ってお店を出ていった。
「はい、おわり~」
話しながらも手を止めなかったステラは、もう全て並べ終えてしまった。
「お! やるね。オレも丁度終わったところだよ。じゃ、番重片付けて来るわ」
「いってらっしゃ~い」
番重を台車に乗せて店外にある置き場所に向かった。
「あと半分だ。頑張ってね、ふたりとも」
店長がオルランドとステラに声を掛けた。
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「はい」「はい!」
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