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序
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レインティアは今日も王子の代理で大臣会議に参加している。
本人が全く役に立たないため自分が出席することは構わないが、同席すらしないのでは重鎮たちにますます軽んじられ居場所を失っていくだろうにとため息が出る。
陛下や各大臣の並ぶ中、王太子が参加していないのに王太子の婚約者が出席している。誰がどう見ても違和感しかない。
とは言え、王子の不出来、性格は上層部は知っていて全てを婚約者であるレインティア・サンダーホーク公爵令嬢に押し付けている。
要するに暗黙の了解で、いつものこととして本日も流されているだけだ。
「おい!!ここにいたのか!!」
扉の向こうから俄かに騒がしくなったと思ったら件の王子が乱暴に扉を破りズカズカと入ってくる。
侍従たちが押し留めようとしているが王子の腕にはリボンたっぷりのスカートで半径1メートルは近づけなさそうなパニエドレスの女性がぶら下がっていることと、無闇に女性に触れる訳にもいかず手をこまねいているようだ。
「何事か?」
陛下が眉根を寄せながら声を掛けると王子は一瞬たじろいだ。まさか会議に父である王が参加していることを忘れていたのだろうかと大臣たちも呆れる。
「父上、ちょうど良かった!!レインティア!お前は私を一切立てず歩み寄りもしない!そんな女と愛のない結婚などごめんだ。私はお前と婚約破棄してこの可愛くて愛らしい。何もかもぐぁ!!好ましいルルアンナと婚約する!!!否!!すぐにでも結婚する!!!」
周りを顧みることをせず、言いたいことを言い切った王子は鼻息荒く満足そうだ。
「いやぁーん🤍うれしいですぅうううん」
物語のヒロインにでもなった気分なのだろうルルアンナと呼ばれた令嬢は頬を薔薇色に染め、ギュッと胸を腕に押し付けている。それを王子は嬉しそうに鼻の下を伸ばしているが、部屋の温度が一気に冷えていることにアツアツ()な二人は気にもならないのだろう。
「だそうですが?陛下?」
この部屋で一番冷気を発しているであろうサンダーホーク公爵が国王に声をかければ、国王は静かに目を閉じて物凄く深い息を吐いた。
「この顔触れの前で言葉に出した以上覆すことは出来まい。サンダーホーク公爵、レインティア嬢、全て誓約書通りにする」
この婚約はサンダーホーク家にはほぼメリットが無く、幾度も断りを入れていたが王妃の強い希望と、王子を支えてさらに国政に携われる能力を見込まれての強硬な打診で公爵家が折れた形で決まった。
婚約誓約書にはかなり事細かく条項を書き記し、違約時にサンダーホーク公爵の大臣辞任、破格の賠償金と二度と王家に縁付かせないこと、レインティアの次の婚約、もしくは国外移住に口を出さないことなど、王国の中枢から完全にレインティア、およびサンダーホーク公爵家を退かせることが盛り込まれている。
レインティアの父であるジョシュア・サンダーホーク公爵は以前より役職を後任に任せて領地に戻りたがっていたが愛娘が王太子妃、のちに王妃となるならばと残っていたにすぎない。
「それでは引き継ぎをして帰りましょうか?お父様」
レインティアは席を立ち、他の大臣に礼をするとサンダーホーク公爵と退出しようとした。
「待て!!なぜ仕事を途中で投げ出す!?」
レインティアとサンダーホーク公爵は冷たい眼差しで王子を見るが当の本人は意に返さずにさらに詰ろうとする。
「やめよ」
国王が王子を引き留めると大臣たちは呆れ返って声を上げる。
「サンダーホーク嬢がしていた仕事は本来、フリードリヒ殿下の仕事です」
「王族ではない令嬢がすることではないのに殿下が丸投げしていたのですから仕事を続けろと言うなら殿下がご着席ください」
「そもそも王家の仕事はまだ婚約者の状態でする範囲ではなかったのだ」
大臣たちが口々に責め立てると王子はどんどん小さくなっていく。
「さぁさぁお席にどうぞ」
侍従にルルアンナの分の椅子も用意させる。当然仕事など出来るとは思っていないが。
「いやぁよぅ。私にはぁ無理でぇすぅ~」
「ならばレインティア!側妃にしてやる!仕事が好きなんだから嬉しいだろう」
王子がいい事を思いついた風に言えば、ルルアンナが首を振る。
「だぁめでぇすーうわきぃですよぉおー」
レインティアは人生で初めて見る巷の流行小説に出てくるようなぶりぶりして語尾を伸ばす女性をある意味感心し、観察していた。
(まぁ!あれが〈kawaii〉ですのね!)
そんなことを思ってしまっていたから側妃云々は耳に入ってこずスルーしてしまっていた。
「馬鹿馬鹿しい。側妃になどさせぬ」
サンダーホーク公爵がバッサリ断ったが能天気な王子は自分が仕事をしたくないので足りない頭を一生懸命回転させる。
「そうだ!!ならば側妃候補のエリアーナ・ブロンディ侯爵令嬢かミシェル・アイスバーグ侯爵令嬢を繰り上げて仕事をしてもらおう!!」
やった!良いことを思いついたとばかりに満面の笑顔になる王子をヘクソムシを見たように微妙な顔をした高位貴族の重鎮たちをレインティアは舞台でも見ている気持ちで眺める。
「「「「「はぁ?」」」」」
「え?」
「だからぁ~うわきだめでぇすー~」
国王と大臣たちから怒気を当てられて訳がわからず、ルルアンナのぷんと頬を膨らませた抗議で(可愛いけど困ったちゃんだな)と言う場違いな惚気をした王子は国王の次の言葉でさらに困惑する。
「お前に側妃候補などいないが?」
「うちの娘をそのピンク頭の代わりに仕事をさせる駒にしたいといったのか?」
「ミシェル嬢にもエリアーナ嬢にも婚約者がいますぞ」
怒り心頭に発する国王とブロンディ侯爵、アイスバーグ侯爵に対して王子は勘違いを理解できない。
「え?だって彼女たちはレインティアと一緒に王宮で教育を受けていたではないか???」
「あれらは将来王太子妃に仕える女官見習いとして修行していたのですぞ」
「!?ならば彼女たちをルルアンナの女官に迎えれば良いのだな!?」
王子は側妃候補と思い込んでいた四人いた令嬢のうち侯爵令嬢のみを指名し、伯爵家や子爵家はスルーしていた。
腕にぶら下げているのは男爵家の庶子だったはずだ。
その令嬢たちに男爵令嬢に仕えるようになどと言い出した王子には大臣たちがさらに呆れ返った。
「私の娘はレインティア嬢の右腕になりたいと必死に食らいついて学園3位まで行ったのだ」
「私の娘もレインティア嬢のお役に立ちたいと生徒会活動を頑張り、成績も高順位を維持して士官免許を取ったのです」
大臣たちが褒めてもちあげるせいでレインティア初めて居た堪れない気持ちだったがサンダーホーク公爵は愛娘が褒められて友人たちに好かれていることを聞けて喜んでいる。
「「娘は王子の都合の良い駒になるために頑張ったのではない!!」」
大臣たちの怒りに驚いて王子はルルアンナごと後ろに転けた。
「きゃっっぁあんっ☆」
「・っな・・・ん・・・」
「はぁ・・・衛兵、王子たちを自室に軟禁せよ」
「父上!?」
「えぇ?いやぁぁぁんん~」
二人は近衛兵に引き摺られるように連れて行かれた。
「皆、すまなかったな、それぞれ追って連絡をする」
今日はもう仕事にならないと解散になった。
レインティアは自分用の執務室と仮眠部屋を引き払って、エリアンナたちと王家の執務官全部引き継ぎをして・・・今日中に出ていけるかしら?と首を傾げた。
その足取りは常より軽やかで、すれ違った侍従や侍女たちは「珍しい」「良いことがあったのかしら?」と微笑ましく思ったのだが、それが王宮に勤める者たちにとっての悪夢の前兆だった。
本人が全く役に立たないため自分が出席することは構わないが、同席すらしないのでは重鎮たちにますます軽んじられ居場所を失っていくだろうにとため息が出る。
陛下や各大臣の並ぶ中、王太子が参加していないのに王太子の婚約者が出席している。誰がどう見ても違和感しかない。
とは言え、王子の不出来、性格は上層部は知っていて全てを婚約者であるレインティア・サンダーホーク公爵令嬢に押し付けている。
要するに暗黙の了解で、いつものこととして本日も流されているだけだ。
「おい!!ここにいたのか!!」
扉の向こうから俄かに騒がしくなったと思ったら件の王子が乱暴に扉を破りズカズカと入ってくる。
侍従たちが押し留めようとしているが王子の腕にはリボンたっぷりのスカートで半径1メートルは近づけなさそうなパニエドレスの女性がぶら下がっていることと、無闇に女性に触れる訳にもいかず手をこまねいているようだ。
「何事か?」
陛下が眉根を寄せながら声を掛けると王子は一瞬たじろいだ。まさか会議に父である王が参加していることを忘れていたのだろうかと大臣たちも呆れる。
「父上、ちょうど良かった!!レインティア!お前は私を一切立てず歩み寄りもしない!そんな女と愛のない結婚などごめんだ。私はお前と婚約破棄してこの可愛くて愛らしい。何もかもぐぁ!!好ましいルルアンナと婚約する!!!否!!すぐにでも結婚する!!!」
周りを顧みることをせず、言いたいことを言い切った王子は鼻息荒く満足そうだ。
「いやぁーん🤍うれしいですぅうううん」
物語のヒロインにでもなった気分なのだろうルルアンナと呼ばれた令嬢は頬を薔薇色に染め、ギュッと胸を腕に押し付けている。それを王子は嬉しそうに鼻の下を伸ばしているが、部屋の温度が一気に冷えていることにアツアツ()な二人は気にもならないのだろう。
「だそうですが?陛下?」
この部屋で一番冷気を発しているであろうサンダーホーク公爵が国王に声をかければ、国王は静かに目を閉じて物凄く深い息を吐いた。
「この顔触れの前で言葉に出した以上覆すことは出来まい。サンダーホーク公爵、レインティア嬢、全て誓約書通りにする」
この婚約はサンダーホーク家にはほぼメリットが無く、幾度も断りを入れていたが王妃の強い希望と、王子を支えてさらに国政に携われる能力を見込まれての強硬な打診で公爵家が折れた形で決まった。
婚約誓約書にはかなり事細かく条項を書き記し、違約時にサンダーホーク公爵の大臣辞任、破格の賠償金と二度と王家に縁付かせないこと、レインティアの次の婚約、もしくは国外移住に口を出さないことなど、王国の中枢から完全にレインティア、およびサンダーホーク公爵家を退かせることが盛り込まれている。
レインティアの父であるジョシュア・サンダーホーク公爵は以前より役職を後任に任せて領地に戻りたがっていたが愛娘が王太子妃、のちに王妃となるならばと残っていたにすぎない。
「それでは引き継ぎをして帰りましょうか?お父様」
レインティアは席を立ち、他の大臣に礼をするとサンダーホーク公爵と退出しようとした。
「待て!!なぜ仕事を途中で投げ出す!?」
レインティアとサンダーホーク公爵は冷たい眼差しで王子を見るが当の本人は意に返さずにさらに詰ろうとする。
「やめよ」
国王が王子を引き留めると大臣たちは呆れ返って声を上げる。
「サンダーホーク嬢がしていた仕事は本来、フリードリヒ殿下の仕事です」
「王族ではない令嬢がすることではないのに殿下が丸投げしていたのですから仕事を続けろと言うなら殿下がご着席ください」
「そもそも王家の仕事はまだ婚約者の状態でする範囲ではなかったのだ」
大臣たちが口々に責め立てると王子はどんどん小さくなっていく。
「さぁさぁお席にどうぞ」
侍従にルルアンナの分の椅子も用意させる。当然仕事など出来るとは思っていないが。
「いやぁよぅ。私にはぁ無理でぇすぅ~」
「ならばレインティア!側妃にしてやる!仕事が好きなんだから嬉しいだろう」
王子がいい事を思いついた風に言えば、ルルアンナが首を振る。
「だぁめでぇすーうわきぃですよぉおー」
レインティアは人生で初めて見る巷の流行小説に出てくるようなぶりぶりして語尾を伸ばす女性をある意味感心し、観察していた。
(まぁ!あれが〈kawaii〉ですのね!)
そんなことを思ってしまっていたから側妃云々は耳に入ってこずスルーしてしまっていた。
「馬鹿馬鹿しい。側妃になどさせぬ」
サンダーホーク公爵がバッサリ断ったが能天気な王子は自分が仕事をしたくないので足りない頭を一生懸命回転させる。
「そうだ!!ならば側妃候補のエリアーナ・ブロンディ侯爵令嬢かミシェル・アイスバーグ侯爵令嬢を繰り上げて仕事をしてもらおう!!」
やった!良いことを思いついたとばかりに満面の笑顔になる王子をヘクソムシを見たように微妙な顔をした高位貴族の重鎮たちをレインティアは舞台でも見ている気持ちで眺める。
「「「「「はぁ?」」」」」
「え?」
「だからぁ~うわきだめでぇすー~」
国王と大臣たちから怒気を当てられて訳がわからず、ルルアンナのぷんと頬を膨らませた抗議で(可愛いけど困ったちゃんだな)と言う場違いな惚気をした王子は国王の次の言葉でさらに困惑する。
「お前に側妃候補などいないが?」
「うちの娘をそのピンク頭の代わりに仕事をさせる駒にしたいといったのか?」
「ミシェル嬢にもエリアーナ嬢にも婚約者がいますぞ」
怒り心頭に発する国王とブロンディ侯爵、アイスバーグ侯爵に対して王子は勘違いを理解できない。
「え?だって彼女たちはレインティアと一緒に王宮で教育を受けていたではないか???」
「あれらは将来王太子妃に仕える女官見習いとして修行していたのですぞ」
「!?ならば彼女たちをルルアンナの女官に迎えれば良いのだな!?」
王子は側妃候補と思い込んでいた四人いた令嬢のうち侯爵令嬢のみを指名し、伯爵家や子爵家はスルーしていた。
腕にぶら下げているのは男爵家の庶子だったはずだ。
その令嬢たちに男爵令嬢に仕えるようになどと言い出した王子には大臣たちがさらに呆れ返った。
「私の娘はレインティア嬢の右腕になりたいと必死に食らいついて学園3位まで行ったのだ」
「私の娘もレインティア嬢のお役に立ちたいと生徒会活動を頑張り、成績も高順位を維持して士官免許を取ったのです」
大臣たちが褒めてもちあげるせいでレインティア初めて居た堪れない気持ちだったがサンダーホーク公爵は愛娘が褒められて友人たちに好かれていることを聞けて喜んでいる。
「「娘は王子の都合の良い駒になるために頑張ったのではない!!」」
大臣たちの怒りに驚いて王子はルルアンナごと後ろに転けた。
「きゃっっぁあんっ☆」
「・っな・・・ん・・・」
「はぁ・・・衛兵、王子たちを自室に軟禁せよ」
「父上!?」
「えぇ?いやぁぁぁんん~」
二人は近衛兵に引き摺られるように連れて行かれた。
「皆、すまなかったな、それぞれ追って連絡をする」
今日はもう仕事にならないと解散になった。
レインティアは自分用の執務室と仮眠部屋を引き払って、エリアンナたちと王家の執務官全部引き継ぎをして・・・今日中に出ていけるかしら?と首を傾げた。
その足取りは常より軽やかで、すれ違った侍従や侍女たちは「珍しい」「良いことがあったのかしら?」と微笑ましく思ったのだが、それが王宮に勤める者たちにとっての悪夢の前兆だった。
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