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三章
718話
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お昼からマダム・シフォンの登場。
マダムは今はほぼグレーデン専属で他のお仕事はお弟子さんにお任せなのでフットワークが軽い。
「スノウリリィーさまのお呼びからたとえ死地に向かう途中でも這って舞い戻ってきますよ」
それは怖い。でも生還出来ちゃうなら良いね?
先日頼んだリュフェリーの生地の楽ちんワンピースも出来上がってた。速攻だ。
本日はお弟子さん一人とお針子さん三人を連れてきた。
「あらとても良いですわね。シフォンさま、これに安産と健康の祈りを込めて刺繍を入れても良いかしら」
「あらぁ、それは良い考えね!」
無地と柄物、どっちにも刺繍を入れられるそうだ。
マタニティなワンピなら最初から刺繍入りで売り出すのも良いかと思えば、家族が祈りを込めて刺繍するほうが良いって。
私みたいに下手くそや家族がいない場合はどうするのかと言えば、友達とか侍女に頼めば良いし、刺繍は淑女の嗜みなので自分で好きに入れるのも良い。
淑女の嗜み・・・私は嗜めてない。
出来の良いものしか嫌だという人はオプションでプロに頼めば良いのだそう。
「ニーナ、一緒に刺繍しましょうね」
「はい」
ぐふ、私は参加表明しても良いのかな。私が刺した箇所だけビローンとかしちゃうと思うけど。
あ、ウェディングベールの時みたいにビーズ入れる?普段着だからちょっとだけね。
「それは楽しそうねぇ」
マタニティドレスだけじゃなくて。産着やベビーベッド、おくるみまでたくさん刺繍するものがあるよ。
しばらくはうちの侍女さんたちも含めて刺繍をしまくるね。
あ!私は赤ちゃんのガラガラとか天井から吊るすモビール・・・天井が高いから置き型だな。
うん!刺繍じゃないことで頑張る。
飾るぬいぐるみはみんなで作ろう。
「シフォンさま、この場所にレースなんか足せないかしら」
マタニティなのと私の好みで極力シンプルなデザインにしてもらっていたため物足りなかったようだ。
なるほど、貴族的にはおしゃれにしたいか。
マダムもお義母さまもニーナも私のチュニックやカーゴみたいに動きやすい服を知ってるから特に気にならなかったみたいだけど、マタニティの楽ちん服って納得してくれてたけど、外部の人には物足りないんだった。
「そうねぇ、可愛いほうが気分は良いかしら?」
「部屋着ならこれくらいでちょうど良いのではないでしょうか」
お義母さまは夫人たちを、ニーナは私を立てる感じで言ってくれた。
「そうですね。刺繍も入ることですし、これくらいが良いかしら?」
きちんとした貴族は一日五回は着替えるとかなので見栄えは大事なんだろう。
メグミはパジャマ兼ねた部屋着、仕事着、良いレストラン行く用、気持ちフェミニンなデート用、オタ活用って感じで、何もない時は一日中部屋着で過ごしてたからね。
洗濯に困るレースやリボンは敵なのだよ。
洗濯係がいたり、魔法で綺麗にできたりな世界なのでゴリゴリのドレスも手入れの心配ないし、着てる本人は苦労がないもんね。
あ、コルセットでぎゅうぎゅうされちゃうのは苦労?
お義母さまの提案でサーキス夫人とアルヴィナ夫人のドレスも作ることになった。
グレーデンのオーガンジー屋グラデーションの生地を宣伝してもらうんだそう。
お美しい夫人たちなので大賛成。
いつもはあーれーと私がグルグルされちゃうんだけど、私以外が布を当てられ、デザインをあーだこーだされてるのを見るのは楽しい。
お義母さまとマダムのこだわりが炸裂してる中で、ニーナと大人しく紅茶タイムだ。
「大丈夫?」
「はい。気が紛れると言いますか」
悪阻も落ち着いたのかな。
「早くリーシャさまのお世話に戻りたいです」
んー?
私もニーナがいてくれるのが嬉しいけど、臨月になったら動くのも大変だし、産後は赤ちゃん次第になるから程々にね?
「ニーナ、こうして横にいてくれるだけで安心だから無理だけはしないでね」
赤ちゃん生まれたら、ニーナも赤ちゃんも私がお世話したいくらいだし。
だけど、ルークがどうなるかな。育休を望んだりしそう。
ジュリアスさまが大変になっちゃうけど、希望されたら休暇あげないとね。
夫人たちは色合いだけなら私に近いので、薄いブルーと銀色とちょっとだけ金糸を使ったエレガントな感じでいくそうだ。
グレーデン家からの贈り物になるので、旦那さまが贈る時の旦那さま色にはしないのだった。
「憧れのシフォンさまのドレスをスノウリリィーさまに選んで頂けて贈っていただくなんて」
「人生の幸運をここで使い切ってしまいましたわ」
夫人たちが夢心地になってる。
「大袈裟ねぇ」
マダムは相手を選んでるし、今はグレーデン家専属なのでかなり貴重な体験だと思います。
思わずニーナと顔を見合わせちゃうよ。
マダムは今はほぼグレーデン専属で他のお仕事はお弟子さんにお任せなのでフットワークが軽い。
「スノウリリィーさまのお呼びからたとえ死地に向かう途中でも這って舞い戻ってきますよ」
それは怖い。でも生還出来ちゃうなら良いね?
先日頼んだリュフェリーの生地の楽ちんワンピースも出来上がってた。速攻だ。
本日はお弟子さん一人とお針子さん三人を連れてきた。
「あらとても良いですわね。シフォンさま、これに安産と健康の祈りを込めて刺繍を入れても良いかしら」
「あらぁ、それは良い考えね!」
無地と柄物、どっちにも刺繍を入れられるそうだ。
マタニティなワンピなら最初から刺繍入りで売り出すのも良いかと思えば、家族が祈りを込めて刺繍するほうが良いって。
私みたいに下手くそや家族がいない場合はどうするのかと言えば、友達とか侍女に頼めば良いし、刺繍は淑女の嗜みなので自分で好きに入れるのも良い。
淑女の嗜み・・・私は嗜めてない。
出来の良いものしか嫌だという人はオプションでプロに頼めば良いのだそう。
「ニーナ、一緒に刺繍しましょうね」
「はい」
ぐふ、私は参加表明しても良いのかな。私が刺した箇所だけビローンとかしちゃうと思うけど。
あ、ウェディングベールの時みたいにビーズ入れる?普段着だからちょっとだけね。
「それは楽しそうねぇ」
マタニティドレスだけじゃなくて。産着やベビーベッド、おくるみまでたくさん刺繍するものがあるよ。
しばらくはうちの侍女さんたちも含めて刺繍をしまくるね。
あ!私は赤ちゃんのガラガラとか天井から吊るすモビール・・・天井が高いから置き型だな。
うん!刺繍じゃないことで頑張る。
飾るぬいぐるみはみんなで作ろう。
「シフォンさま、この場所にレースなんか足せないかしら」
マタニティなのと私の好みで極力シンプルなデザインにしてもらっていたため物足りなかったようだ。
なるほど、貴族的にはおしゃれにしたいか。
マダムもお義母さまもニーナも私のチュニックやカーゴみたいに動きやすい服を知ってるから特に気にならなかったみたいだけど、マタニティの楽ちん服って納得してくれてたけど、外部の人には物足りないんだった。
「そうねぇ、可愛いほうが気分は良いかしら?」
「部屋着ならこれくらいでちょうど良いのではないでしょうか」
お義母さまは夫人たちを、ニーナは私を立てる感じで言ってくれた。
「そうですね。刺繍も入ることですし、これくらいが良いかしら?」
きちんとした貴族は一日五回は着替えるとかなので見栄えは大事なんだろう。
メグミはパジャマ兼ねた部屋着、仕事着、良いレストラン行く用、気持ちフェミニンなデート用、オタ活用って感じで、何もない時は一日中部屋着で過ごしてたからね。
洗濯に困るレースやリボンは敵なのだよ。
洗濯係がいたり、魔法で綺麗にできたりな世界なのでゴリゴリのドレスも手入れの心配ないし、着てる本人は苦労がないもんね。
あ、コルセットでぎゅうぎゅうされちゃうのは苦労?
お義母さまの提案でサーキス夫人とアルヴィナ夫人のドレスも作ることになった。
グレーデンのオーガンジー屋グラデーションの生地を宣伝してもらうんだそう。
お美しい夫人たちなので大賛成。
いつもはあーれーと私がグルグルされちゃうんだけど、私以外が布を当てられ、デザインをあーだこーだされてるのを見るのは楽しい。
お義母さまとマダムのこだわりが炸裂してる中で、ニーナと大人しく紅茶タイムだ。
「大丈夫?」
「はい。気が紛れると言いますか」
悪阻も落ち着いたのかな。
「早くリーシャさまのお世話に戻りたいです」
んー?
私もニーナがいてくれるのが嬉しいけど、臨月になったら動くのも大変だし、産後は赤ちゃん次第になるから程々にね?
「ニーナ、こうして横にいてくれるだけで安心だから無理だけはしないでね」
赤ちゃん生まれたら、ニーナも赤ちゃんも私がお世話したいくらいだし。
だけど、ルークがどうなるかな。育休を望んだりしそう。
ジュリアスさまが大変になっちゃうけど、希望されたら休暇あげないとね。
夫人たちは色合いだけなら私に近いので、薄いブルーと銀色とちょっとだけ金糸を使ったエレガントな感じでいくそうだ。
グレーデン家からの贈り物になるので、旦那さまが贈る時の旦那さま色にはしないのだった。
「憧れのシフォンさまのドレスをスノウリリィーさまに選んで頂けて贈っていただくなんて」
「人生の幸運をここで使い切ってしまいましたわ」
夫人たちが夢心地になってる。
「大袈裟ねぇ」
マダムは相手を選んでるし、今はグレーデン家専属なのでかなり貴重な体験だと思います。
思わずニーナと顔を見合わせちゃうよ。
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