750 / 765
連載
一週目の最終戦、決着
しおりを挟む
ごめんなさい、どうもひとつ前の話が公開設定を行えていなかったようです。
ですので、二話がほぼ更新されたような形になってしまっています。
こちらは二話目ですので、こちらに直接来てしまった方は一つ前に戻ってください。
誠に申し訳ございません。
***********
ツヴァイの大剣が二度、三度と振るわれる。が、その全てが相手に弾かれる。しかし無意味ではない。相手はツヴァイの大剣を受けるたびに僅かだがうめくような声を上げるのだ。自分の予想よりも、先ほどツヴァイが与えた攻撃による傷は深かったのかもしれない。ツヴァイは休むことなく大剣を相手に向かって振り続ける。
先ほどまでとは展開が真逆になった形だ。ツヴァイが攻めて相手が防御に回る形だ。が、相手もツヴァイの攻撃を次々といなして対応している。流石に相手も早々崩れてはくれないか──それでも相手を守勢に回らせたことには意味がある。攻めなければ勝てないからね。
そのままツヴァイは相手を守勢に追い込んだ状態で押し続ける。しかし、相手もツヴァイの攻撃に慣れてきたのか……徐々に反撃を繰り出す回数が増えてきている。このままでは、また均衡状態に戻ってしまうかもしれない。そのタイミングで──
「そりゃあ!」「んなっ!?」
ここでツヴァイは大剣を持ったまま大きく跳躍。そして落下の勢いと大剣の重量を生かした全力の振り下ろしを相手に叩きつける。相手も動揺してしまったのか、ツヴァイの大剣をいなす事が出来ずにただ身を守るだけの防御を取るのが精一杯だった。そのままツヴァイは相手を地面に押し倒す形となる。
「もう一丁!」「シャレにならねえ!」
倒れた相手に対してすかさずツヴァイは大剣を振り上げて振り下ろす。相手は必死に横に転がって回避。が、ツヴァイが全力で叩きつけた大剣は武舞台に直撃。武舞台の敷石が数枚破壊されて無数の破片が飛び散った。その破片は、相手の体の様々な所に突き刺さる。むろん大半は鎧で防がれるが、僅かながら手や頭部に当たった破片があった様だ。
起き上がった相手は、わずかにぐらつきながら額部分を押さえている。その部分が一番痛かったのか、苦悶の声も漏れている。それを見たツヴァイがさらに前に出る。大剣を構えてさらなる追撃を狙う。が、ツヴァイの大剣が相手に向かって振り下ろされる瞬間、素早い蹴りがツヴァイの顎を捉えたのが見えた。
相手の右足によるハイキックは的確に命中し、今度はツヴァイが後ろに下がりながらぐらついた。まずい、あれはかなり効いてしまっている。当然それを相手が見逃すはずもない。頭を数回振ってから両手斧を構えて、ツヴァイの頭をかち割ろうとするかのように振り下ろすモーションに入る。
「ツヴァイ、避けろー!!」
レイジの叫び声が木霊する。しかし、ツヴァイは立て直せないままだ。相手の両手斧がツヴァイの頭部に迫り──命中するその刹那。ツヴァイはお辞儀をするような動きで頭部を刃から逃がした。しかし当然相手の刃はさらに下がっていくツヴァイの頭を追いかける。そこでツヴァイがとった行動は後ろに倒れこんで尻もちをつく、だった。
これによりツヴァイは相手の両手斧の一撃の直撃を回避した。そう、『直撃』は。完全に躱しきる事は叶わず、金属音が周囲に響く。そして鈍い音が遅れて届く。直後に今度はツヴァイが地面に転がる。ツヴァイの兜にぶつかって金属音と衝撃を与えた両手斧が武舞台の上に叩きつけられ、生まれた衝撃によってツヴァイの体が吹き飛ばされた。
数回ほど転がったツヴァイの体が動きを止めるが、ツヴァイの顔付近に小さな血だまりが生まれた。起き上がるツヴァイだが、その顔は頭部から流れ出ている血でいくつもの赤い線が描かれている。どうやら、頭部を軽く割られてしまった様子だ。
「く、ううう……」
起き上がったはいいが、ツヴァイの口から苦悶の声が漏れる。相当なダメージを被ったことは間違いない。即死を回避するだけで精いっぱいだったようだ。だが、ツヴァイの目から闘志は消えていない。むしろより強くなったように見える。強く相手を睨みつけ、転がりながらも手放さなかった大剣を構えなおす。
「──強いな、やっぱり。頭を浅くとはいえ割った感覚はあった、その出血が何よりの証拠だ。そうなると大抵の奴は降参するか逃げ回るかになる。なのにお前は、戦意を構えて俺を見る。だからこそ俺はお前を叩き潰す! それが戦意を失わす最後まで戦う意思を持つ相手に対する礼儀だからな」
相手もツヴァイに向かって言葉を吐いた後に両手斧を構え直して、ツヴァイを見る。雰囲気的に次の一撃でツヴァイを確実に倒すという意思を感じ取れる。ツヴァイの出血は止まらない。その血は鎧にもかかり、赤黒く鎧を汚していく。それでもツヴァイは相手をしっかりと見据えて大剣を力強く握りしめ、必殺の一撃を放とうとしている。
二人が再び距離を詰め始める。そして同時に両者の武器が発光を始めた。どうやらツヴァイも相手も、ここでアーツを振るうつもりのようだ。ツヴァイは後がないから、相手は確実にツヴァイを倒すために使う事を決断したんだろう。後は両者が何を使うかだ。決着が、つく。
「《マウンテン・フルプレッシャー!》」
相手が一歩先にアーツを発動。両手斧の振り下ろしを最大限に生かす広範囲の押しつぶし攻撃。それが相手のアーツだ。山が落ちてくる幻影と共にツヴァイに両手斧が迫る。
「《ライジング・サン》!」
ツヴァイは大剣を下から上に振り上げる勢いで飛び上がりながら膨大な熱量で相手を溶かしきる大剣のアーツを選択した様だ。落ちる山と昇る太陽のぶつかり合いだ。相殺が発生し、お互いがお互いを食い破らんと激しくせめぎ合う。そして片方が食い破り──大量の血しぶきが武舞台の上で舞う。勝ったのは──ツヴァイ。
「ぐおおおおおっ!?」
《マウンテン・フルプレッシャー》を《ライジング・サン》によって切り裂かれ、さらにその体までもが鎧ごと斬られた相手の傷口からは炎が吹きあがっている。相当な激痛に相手は声を上げている、だがその声が徐々に笑い声になっていく。
「見事だ! これだけの戦いをされたら負けを認めるしかない! 最後の一太刀は特に素晴らしかったぞ! まだまだ戦いたいという気持ちはあるが、HPが消し飛ぶゆえに叶わんな。潔く勝者を称えよう!」
そう言い残して相手は武舞台から姿を消し、武舞台の外に姿を現した。HPがなくなって武舞台の外に強制移動させられたのだろう。
『そこまで! この試合はブルーカラーの勝利となります! そして、次の組み合わせのルーレットを回す準備に入ります。しばしお待ちください!』
正式に宣言もされ、ツヴァイの勝利が確定した。しかし、武舞台の上でツヴァイは崩れ落ちた。慌てて自分とカザミネが武舞台の上に上がってツヴァイを抱きかかえ、ゆっくりと降ろす。
「わりぃ、正直次は無理だ。頭部へのダメージがすげえデカくてな、ある程度の回復を受けても、正直厳しい。あの両手メイスもどきの両手斧の威力は本物だ。気をつけろ、もろに受ければ間違いなく即死させられるぜ……」
ツヴァイの言葉に、自分とカザミネは頷いた。ここまで弱ったツヴァイの姿は初めて見る。やはりあの出血量が示す通り、ツヴァイは限界ギリギリだったんだ。それでも勝利をもぎ取ってくれたのは、ギルマスの意地だろう。武舞台の下に来たので、ゆっくりと座らせる。
『さて、お待たせしました。ブルーカラー三名、マッスルウォーリアー五名の組み合わせを行います。なお、マッスル側の組まれなかった二名は単純に休息を得る形となります。一定の回復も行われます』
二名の差がついたのは痛いが、それでも何とかしなければ。自分は問題ないし、カザミネも一定量の回復を受ければ行けるだろう。ツヴァイはもう本人が言う通り厳しいだろうから負けるのは仕方がないが、自分とカザミネは勝たなければならないな。そんな考えの中、ルーレットが回る。さて、組み合わせはどうなるだろう?
ですので、二話がほぼ更新されたような形になってしまっています。
こちらは二話目ですので、こちらに直接来てしまった方は一つ前に戻ってください。
誠に申し訳ございません。
***********
ツヴァイの大剣が二度、三度と振るわれる。が、その全てが相手に弾かれる。しかし無意味ではない。相手はツヴァイの大剣を受けるたびに僅かだがうめくような声を上げるのだ。自分の予想よりも、先ほどツヴァイが与えた攻撃による傷は深かったのかもしれない。ツヴァイは休むことなく大剣を相手に向かって振り続ける。
先ほどまでとは展開が真逆になった形だ。ツヴァイが攻めて相手が防御に回る形だ。が、相手もツヴァイの攻撃を次々といなして対応している。流石に相手も早々崩れてはくれないか──それでも相手を守勢に回らせたことには意味がある。攻めなければ勝てないからね。
そのままツヴァイは相手を守勢に追い込んだ状態で押し続ける。しかし、相手もツヴァイの攻撃に慣れてきたのか……徐々に反撃を繰り出す回数が増えてきている。このままでは、また均衡状態に戻ってしまうかもしれない。そのタイミングで──
「そりゃあ!」「んなっ!?」
ここでツヴァイは大剣を持ったまま大きく跳躍。そして落下の勢いと大剣の重量を生かした全力の振り下ろしを相手に叩きつける。相手も動揺してしまったのか、ツヴァイの大剣をいなす事が出来ずにただ身を守るだけの防御を取るのが精一杯だった。そのままツヴァイは相手を地面に押し倒す形となる。
「もう一丁!」「シャレにならねえ!」
倒れた相手に対してすかさずツヴァイは大剣を振り上げて振り下ろす。相手は必死に横に転がって回避。が、ツヴァイが全力で叩きつけた大剣は武舞台に直撃。武舞台の敷石が数枚破壊されて無数の破片が飛び散った。その破片は、相手の体の様々な所に突き刺さる。むろん大半は鎧で防がれるが、僅かながら手や頭部に当たった破片があった様だ。
起き上がった相手は、わずかにぐらつきながら額部分を押さえている。その部分が一番痛かったのか、苦悶の声も漏れている。それを見たツヴァイがさらに前に出る。大剣を構えてさらなる追撃を狙う。が、ツヴァイの大剣が相手に向かって振り下ろされる瞬間、素早い蹴りがツヴァイの顎を捉えたのが見えた。
相手の右足によるハイキックは的確に命中し、今度はツヴァイが後ろに下がりながらぐらついた。まずい、あれはかなり効いてしまっている。当然それを相手が見逃すはずもない。頭を数回振ってから両手斧を構えて、ツヴァイの頭をかち割ろうとするかのように振り下ろすモーションに入る。
「ツヴァイ、避けろー!!」
レイジの叫び声が木霊する。しかし、ツヴァイは立て直せないままだ。相手の両手斧がツヴァイの頭部に迫り──命中するその刹那。ツヴァイはお辞儀をするような動きで頭部を刃から逃がした。しかし当然相手の刃はさらに下がっていくツヴァイの頭を追いかける。そこでツヴァイがとった行動は後ろに倒れこんで尻もちをつく、だった。
これによりツヴァイは相手の両手斧の一撃の直撃を回避した。そう、『直撃』は。完全に躱しきる事は叶わず、金属音が周囲に響く。そして鈍い音が遅れて届く。直後に今度はツヴァイが地面に転がる。ツヴァイの兜にぶつかって金属音と衝撃を与えた両手斧が武舞台の上に叩きつけられ、生まれた衝撃によってツヴァイの体が吹き飛ばされた。
数回ほど転がったツヴァイの体が動きを止めるが、ツヴァイの顔付近に小さな血だまりが生まれた。起き上がるツヴァイだが、その顔は頭部から流れ出ている血でいくつもの赤い線が描かれている。どうやら、頭部を軽く割られてしまった様子だ。
「く、ううう……」
起き上がったはいいが、ツヴァイの口から苦悶の声が漏れる。相当なダメージを被ったことは間違いない。即死を回避するだけで精いっぱいだったようだ。だが、ツヴァイの目から闘志は消えていない。むしろより強くなったように見える。強く相手を睨みつけ、転がりながらも手放さなかった大剣を構えなおす。
「──強いな、やっぱり。頭を浅くとはいえ割った感覚はあった、その出血が何よりの証拠だ。そうなると大抵の奴は降参するか逃げ回るかになる。なのにお前は、戦意を構えて俺を見る。だからこそ俺はお前を叩き潰す! それが戦意を失わす最後まで戦う意思を持つ相手に対する礼儀だからな」
相手もツヴァイに向かって言葉を吐いた後に両手斧を構え直して、ツヴァイを見る。雰囲気的に次の一撃でツヴァイを確実に倒すという意思を感じ取れる。ツヴァイの出血は止まらない。その血は鎧にもかかり、赤黒く鎧を汚していく。それでもツヴァイは相手をしっかりと見据えて大剣を力強く握りしめ、必殺の一撃を放とうとしている。
二人が再び距離を詰め始める。そして同時に両者の武器が発光を始めた。どうやらツヴァイも相手も、ここでアーツを振るうつもりのようだ。ツヴァイは後がないから、相手は確実にツヴァイを倒すために使う事を決断したんだろう。後は両者が何を使うかだ。決着が、つく。
「《マウンテン・フルプレッシャー!》」
相手が一歩先にアーツを発動。両手斧の振り下ろしを最大限に生かす広範囲の押しつぶし攻撃。それが相手のアーツだ。山が落ちてくる幻影と共にツヴァイに両手斧が迫る。
「《ライジング・サン》!」
ツヴァイは大剣を下から上に振り上げる勢いで飛び上がりながら膨大な熱量で相手を溶かしきる大剣のアーツを選択した様だ。落ちる山と昇る太陽のぶつかり合いだ。相殺が発生し、お互いがお互いを食い破らんと激しくせめぎ合う。そして片方が食い破り──大量の血しぶきが武舞台の上で舞う。勝ったのは──ツヴァイ。
「ぐおおおおおっ!?」
《マウンテン・フルプレッシャー》を《ライジング・サン》によって切り裂かれ、さらにその体までもが鎧ごと斬られた相手の傷口からは炎が吹きあがっている。相当な激痛に相手は声を上げている、だがその声が徐々に笑い声になっていく。
「見事だ! これだけの戦いをされたら負けを認めるしかない! 最後の一太刀は特に素晴らしかったぞ! まだまだ戦いたいという気持ちはあるが、HPが消し飛ぶゆえに叶わんな。潔く勝者を称えよう!」
そう言い残して相手は武舞台から姿を消し、武舞台の外に姿を現した。HPがなくなって武舞台の外に強制移動させられたのだろう。
『そこまで! この試合はブルーカラーの勝利となります! そして、次の組み合わせのルーレットを回す準備に入ります。しばしお待ちください!』
正式に宣言もされ、ツヴァイの勝利が確定した。しかし、武舞台の上でツヴァイは崩れ落ちた。慌てて自分とカザミネが武舞台の上に上がってツヴァイを抱きかかえ、ゆっくりと降ろす。
「わりぃ、正直次は無理だ。頭部へのダメージがすげえデカくてな、ある程度の回復を受けても、正直厳しい。あの両手メイスもどきの両手斧の威力は本物だ。気をつけろ、もろに受ければ間違いなく即死させられるぜ……」
ツヴァイの言葉に、自分とカザミネは頷いた。ここまで弱ったツヴァイの姿は初めて見る。やはりあの出血量が示す通り、ツヴァイは限界ギリギリだったんだ。それでも勝利をもぎ取ってくれたのは、ギルマスの意地だろう。武舞台の下に来たので、ゆっくりと座らせる。
『さて、お待たせしました。ブルーカラー三名、マッスルウォーリアー五名の組み合わせを行います。なお、マッスル側の組まれなかった二名は単純に休息を得る形となります。一定の回復も行われます』
二名の差がついたのは痛いが、それでも何とかしなければ。自分は問題ないし、カザミネも一定量の回復を受ければ行けるだろう。ツヴァイはもう本人が言う通り厳しいだろうから負けるのは仕方がないが、自分とカザミネは勝たなければならないな。そんな考えの中、ルーレットが回る。さて、組み合わせはどうなるだろう?
1,403
あなたにおすすめの小説
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
ありふれた聖女のざまぁ
雨野千潤
ファンタジー
突然勇者パーティを追い出された聖女アイリス。
異世界から送られた特別な愛し子聖女の方がふさわしいとのことですが…
「…あの、もう魔王は討伐し終わったんですが」
「何を言う。王都に帰還して陛下に報告するまでが魔王討伐だ」
※設定はゆるめです。細かいことは気にしないでください。
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
事情があってメイドとして働いていますが、実は公爵家の令嬢です。
木山楽斗
恋愛
ラナリアが仕えるバルドリュー伯爵家では、子爵家の令嬢であるメイドが幅を利かせていた。
彼女は貴族の地位を誇示して、平民のメイドを虐げていた。その毒牙は、平民のメイドを庇ったラナリアにも及んだ。
しかし彼女は知らなかった。ラナリアは事情があって伯爵家に仕えている公爵令嬢だったのである。
お花畑な母親が正当な跡取りである兄を差し置いて俺を跡取りにしようとしている。誰か助けて……
karon
ファンタジー
我が家にはおまけがいる。それは俺の兄、しかし兄はすべてに置いて俺に勝っており、俺は凡人以下。兄を差し置いて俺が跡取りになったら俺は詰む。何とかこの状況から逃げ出したい。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
戦場の英雄、上官の陰謀により死亡扱いにされ、故郷に帰ると許嫁は結婚していた。絶望の中、偶然助けた許嫁の娘に何故か求婚されることに
千石
ファンタジー
「絶対生きて帰ってくる。その時は結婚しよう」
「はい。あなたの帰りをいつまでも待ってます」
許嫁と涙ながらに約束をした20年後、英雄と呼ばれるまでになったルークだったが生還してみると死亡扱いにされていた。
許嫁は既に結婚しており、ルークは絶望の只中に。
上官の陰謀だと知ったルークは激怒し、殴ってしまう。
言い訳をする気もなかったため、全ての功績を抹消され、貰えるはずだった年金もパー。
絶望の中、偶然助けた子が許嫁の娘で、
「ルーク、あなたに惚れたわ。今すぐあたしと結婚しなさい!」
何故か求婚されることに。
困りながらも巻き込まれる騒動を通じて
ルークは失っていた日常を段々と取り戻していく。
こちらは他のウェブ小説にも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。