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まさかの再戦
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七〇〇階を突破した翌日。今日も頑張って進みましょうと思っていたんだが……ゲーム内のメッセージが届いていた。差出人は、グラッド? これはまた珍しい人物から送られてきているな。何かあったか? とりあえず中身を確認するか。なになに?
『二五〇階の試練について聞きてえことがある。時間がある時にウィスパーを送ってくれ』
──もうそこまで行ったのか。早すぎんだろ……あいつらの攻略進行速度。しかし、二五〇階で詰まったのか? 二五〇階といえば、あのスネークソードを使う女騎士だったかな、試練の内容は。とりあえずウィスパーの申請を送ってみるか。そして二分ぐらい後、繋がった。
【アースか。ウィスパーをくれたと言う事は、メッセージを読んでくれたって事だな?】【ああ、だからウィスパー要請を呼ばした……試練について聞きたい事ってのはなんだい?】
そして、グラッドの返答を待つ。が、なかなか返ってこない。グラッドにしては珍しいな、なんとも……歯切れが悪いとでも表現すべきか? いくつかの声が聞こえるんだが、ああでもない、こうでもないと悩んでいるような感じだ。結局、まともな返答が帰ってきたのは数分後、多分三分ぐらいはかかっていたんじゃないだろうか?
【確認してえ。二五〇階の試練で、俺達は負けた。そして、何回も挑んだがまだ突破できねえ。そして、俺達のパーティの一人であるゼッドが叫びやがった。「こんな相手に勝てる奴がいるのかよ」とな。そこに、向こうからの返答があった。「本気の私と戦って、勝った男が一人いる。あの方はたった一人で、くじけることなく挑み続けて、そして私に勝って見せた」とな。その男ってのは、てめえの事か? アース】
なるほど。そんな事を言われたから、可能性があるこっちに確認に来たのか……グラッド達なら言いふらさないだろうし、いいか。
【ああ、ソロで挑んでかなり時間はかかったけど最終的に勝ったのは事実だよ。ただ、自分の時はソロだったからなぁ……もしかするとグラッド達はパーティかつ黒の塔を攻略した後だから、試練のボスに大幅な強化ブーストがかかっている可能性があるけど】
片方の塔をクリアした以上、白の塔の試練の難易度が跳ね上がっている……俗にいう二周目難易度になっている可能性がある。だからさすがのグラッドパーティでも容易く勝つことが出来ない状態になったのではないだろうか?
【まあ、ブーストがボスにかかっている可能性は考慮していたがな……もしそれが無かったとしても、アイツにソロで勝ったってだけでてめえも十分狂ってやがるぜ。あの縦横無尽に襲い掛かってくるスネークソードをどうにかしたって事だからな】
グラッドに狂っていると言われるのはちょっと複雑だなぁ。何せ七〇〇階の試練でもおかしいと言われてしまっているから……それにあの時は、凄まじい集中力の中で勝機を見出すことが出来たのも、半ば偶然だろう。もう一回実演しろと言われても、果たして出来るだろうか?
【とにかく、確かに戦って勝ったのは事実。それを聞きたいだけかな?】【──最初は、そのつもりだった。だが……見たくなった。お前がアイツとどう戦うのかを見たくなった。一回だけでいい、見せてもらいてえ】
──他の人なら断るが、グラッドには有翼人の一件でデカい借りがある。無下に扱う事は出来ない。
【二五〇階の試練を担当している女騎士に確認を取って欲しい。彼女が認めるというなら、一回だけ戦う所を見せる。それでいい?】【おう、それでいい。確認を取りに行くから一旦ウィスパーを切るぜ。すぐに済むだろうから、そのまま待機していてくれ】
そうして、グラッド都のウィスパーチャットがいったん終了する。自分はすぐに行動できるように、各種準備を進めておく。それからしばし間が開いて、グラッド達のパーティが白の塔の中から姿を見せて、自分にウィスパーを飛ばしてきた。
【許可が下りた。俺達と一緒に来てくれ】【了解、すぐに向かう】
小走りでグラッド達と合流。グラッド達自体が目立つので当然自分にも奇異の視線が飛んでくるが、まあ無視だ。もうこの手の視線を向けられるのは今更だしね。そのままグラッド達と白の塔に入って、二五〇階へ向かう。その先では、あの女騎士が椅子に座りながら優雅に紅茶を口にしていた。
「お久しぶりです」「お久しぶりですね、正直もう一回貴殿の顔を見る事になるとは思っておりませんでしたが……」
自分も、こうしてもう一回正面から顔を見る事になるとは思っていなかったよ。顔を見ただけで散々負けた記憶がよみがえってくる。
「紅茶の方は如何ですか?」「ええ、ぜひ飲んでみてください」
テーブルに置かれた紅茶のセットの中から一つのティーカップが取り出され、紅茶の用意を女騎士が始めようとした瞬間その声は飛んできた。
「紅茶なんか後にしろよ! サッサと戦う所を見せてくれよ!」
ゼッドの声だった。が、その直後ゼラァがゼッドをぶん殴っていた。
「この阿保ゼッド! アースはこっちの呼び出しに応じてきてくれたんだ。そして戦う所を見せるとも言ってくれている。だったら急かさず見てるんだよ! アース、済まないね。この馬鹿の言葉は忘れてくれ」
自分はゼラァに頷いた。そして「紅茶を飲み終わったら必ず戦うから待っててくれ」と返答しておいた。そのやり取りの間に、女騎士は紅茶を自分に入れてくれていた。
「どうぞ。以前に比べるとずっと良くなったと思うのだが」
出された紅茶を味わう──素晴らしい。ただただ、美味しいとしか表現できない。喫茶店なんかに入った事は無いから紅茶に関する味覚的な知識なんてほとんどないのだが……この紅茶は、素晴らしい物だと理屈云々抜きでそう思える逸品だ。
「素晴らしい……こんなに美味しい紅茶を口にしたのは生まれて初めてです」「そこまで言ってくれるか。ふふ、紅茶の入れ方に関して腕を磨いた甲斐があったという物だな」
そんなやり取りをしていると、ジャグドとザッドがこちらに近づいてきた。早く戦ってくれと急かしにきたか? とも思ったが、そうではなかった。
「俺は、紅茶に少々うるさいぜ? だから興味がわいた。すまないが、俺にも一杯くれないか?」「茶に関しては、色々と興味がある。今までは他のメンバーの手前自重していたが……こちらにも一杯振舞ってもらえるとありがたい」
と、二人とも彼女の紅茶を求めてきたのである。女騎士はそんな事など容易い事だとティーカップを二つ用意して紅茶を注いだ。そして二人とも口にするが──
「──マジか。紅茶はかなりいろんな種類をいろんな所で飲んできたが……それらと比べても掛け値なしに美味いとしか言いようがねぇ。アースが生まれて初めてと表現したのも分かるぜ」「うむ、ジャグドの言う通りだな。この紅茶は本当に美味い。ここまで美味い茶を味わったのは久しいな」
ジャグドとザッドの二人も、女騎士の紅茶は素晴らしいと太鼓判を押した。そうなれば当然、他の面子も興味を持つわけで……
「わりぃ、俺にも頼む」「紅茶にうるさいジャグドが美味いという紅茶か……興味を持つなってのが無理よね」「うーん、流石に我慢できないね~。興味が沸いちゃったし、一杯貰いたいかな~?」
結局ゼッドを除く面子全員が、紅茶を口にすることになった。そして、皆が美味い、素晴らしいと女騎士の入れる紅茶を褒める事になった……ゼッドは紅茶なんか後にしろと口にした手前、流石に入れて欲しいと頼むことが出来なかった。
「ふふ、こうして入れた紅茶を褒められるのも良い物だ。戦いとはまた別の喜びという物を味わえるよ。さて、話は聞いているよ。もう一度私と彼が戦う所を見たいと言う事だったね……間違いはないね?」
女騎士の言葉に、皆で頷いた。自分はじっくり紅茶を味わった後、ティーカップをそっとテーブルに置く。
「ルールはあの時と同じで」「了解した。貴殿と戦った事で私の剣もまた進化した。それを見せる機会が、まさかこうしてやってくるとは思わなかったが……心躍る戦いが出来そうだな」
この時点でもう、自分も女騎士もすでに紅茶を楽しむ思考から戦闘で刃を交える思考に代わっている。お互いに席を立ち、剣を手にする。いよいよだな。
「では、よろしくお願いいたします」「ああ、よろしく頼むよ。貴殿の剣、もう一度見せて欲しい!」
では、始めよう。彼女をがっかりさせるような事だけはしないようにしないとね。
『二五〇階の試練について聞きてえことがある。時間がある時にウィスパーを送ってくれ』
──もうそこまで行ったのか。早すぎんだろ……あいつらの攻略進行速度。しかし、二五〇階で詰まったのか? 二五〇階といえば、あのスネークソードを使う女騎士だったかな、試練の内容は。とりあえずウィスパーの申請を送ってみるか。そして二分ぐらい後、繋がった。
【アースか。ウィスパーをくれたと言う事は、メッセージを読んでくれたって事だな?】【ああ、だからウィスパー要請を呼ばした……試練について聞きたい事ってのはなんだい?】
そして、グラッドの返答を待つ。が、なかなか返ってこない。グラッドにしては珍しいな、なんとも……歯切れが悪いとでも表現すべきか? いくつかの声が聞こえるんだが、ああでもない、こうでもないと悩んでいるような感じだ。結局、まともな返答が帰ってきたのは数分後、多分三分ぐらいはかかっていたんじゃないだろうか?
【確認してえ。二五〇階の試練で、俺達は負けた。そして、何回も挑んだがまだ突破できねえ。そして、俺達のパーティの一人であるゼッドが叫びやがった。「こんな相手に勝てる奴がいるのかよ」とな。そこに、向こうからの返答があった。「本気の私と戦って、勝った男が一人いる。あの方はたった一人で、くじけることなく挑み続けて、そして私に勝って見せた」とな。その男ってのは、てめえの事か? アース】
なるほど。そんな事を言われたから、可能性があるこっちに確認に来たのか……グラッド達なら言いふらさないだろうし、いいか。
【ああ、ソロで挑んでかなり時間はかかったけど最終的に勝ったのは事実だよ。ただ、自分の時はソロだったからなぁ……もしかするとグラッド達はパーティかつ黒の塔を攻略した後だから、試練のボスに大幅な強化ブーストがかかっている可能性があるけど】
片方の塔をクリアした以上、白の塔の試練の難易度が跳ね上がっている……俗にいう二周目難易度になっている可能性がある。だからさすがのグラッドパーティでも容易く勝つことが出来ない状態になったのではないだろうか?
【まあ、ブーストがボスにかかっている可能性は考慮していたがな……もしそれが無かったとしても、アイツにソロで勝ったってだけでてめえも十分狂ってやがるぜ。あの縦横無尽に襲い掛かってくるスネークソードをどうにかしたって事だからな】
グラッドに狂っていると言われるのはちょっと複雑だなぁ。何せ七〇〇階の試練でもおかしいと言われてしまっているから……それにあの時は、凄まじい集中力の中で勝機を見出すことが出来たのも、半ば偶然だろう。もう一回実演しろと言われても、果たして出来るだろうか?
【とにかく、確かに戦って勝ったのは事実。それを聞きたいだけかな?】【──最初は、そのつもりだった。だが……見たくなった。お前がアイツとどう戦うのかを見たくなった。一回だけでいい、見せてもらいてえ】
──他の人なら断るが、グラッドには有翼人の一件でデカい借りがある。無下に扱う事は出来ない。
【二五〇階の試練を担当している女騎士に確認を取って欲しい。彼女が認めるというなら、一回だけ戦う所を見せる。それでいい?】【おう、それでいい。確認を取りに行くから一旦ウィスパーを切るぜ。すぐに済むだろうから、そのまま待機していてくれ】
そうして、グラッド都のウィスパーチャットがいったん終了する。自分はすぐに行動できるように、各種準備を進めておく。それからしばし間が開いて、グラッド達のパーティが白の塔の中から姿を見せて、自分にウィスパーを飛ばしてきた。
【許可が下りた。俺達と一緒に来てくれ】【了解、すぐに向かう】
小走りでグラッド達と合流。グラッド達自体が目立つので当然自分にも奇異の視線が飛んでくるが、まあ無視だ。もうこの手の視線を向けられるのは今更だしね。そのままグラッド達と白の塔に入って、二五〇階へ向かう。その先では、あの女騎士が椅子に座りながら優雅に紅茶を口にしていた。
「お久しぶりです」「お久しぶりですね、正直もう一回貴殿の顔を見る事になるとは思っておりませんでしたが……」
自分も、こうしてもう一回正面から顔を見る事になるとは思っていなかったよ。顔を見ただけで散々負けた記憶がよみがえってくる。
「紅茶の方は如何ですか?」「ええ、ぜひ飲んでみてください」
テーブルに置かれた紅茶のセットの中から一つのティーカップが取り出され、紅茶の用意を女騎士が始めようとした瞬間その声は飛んできた。
「紅茶なんか後にしろよ! サッサと戦う所を見せてくれよ!」
ゼッドの声だった。が、その直後ゼラァがゼッドをぶん殴っていた。
「この阿保ゼッド! アースはこっちの呼び出しに応じてきてくれたんだ。そして戦う所を見せるとも言ってくれている。だったら急かさず見てるんだよ! アース、済まないね。この馬鹿の言葉は忘れてくれ」
自分はゼラァに頷いた。そして「紅茶を飲み終わったら必ず戦うから待っててくれ」と返答しておいた。そのやり取りの間に、女騎士は紅茶を自分に入れてくれていた。
「どうぞ。以前に比べるとずっと良くなったと思うのだが」
出された紅茶を味わう──素晴らしい。ただただ、美味しいとしか表現できない。喫茶店なんかに入った事は無いから紅茶に関する味覚的な知識なんてほとんどないのだが……この紅茶は、素晴らしい物だと理屈云々抜きでそう思える逸品だ。
「素晴らしい……こんなに美味しい紅茶を口にしたのは生まれて初めてです」「そこまで言ってくれるか。ふふ、紅茶の入れ方に関して腕を磨いた甲斐があったという物だな」
そんなやり取りをしていると、ジャグドとザッドがこちらに近づいてきた。早く戦ってくれと急かしにきたか? とも思ったが、そうではなかった。
「俺は、紅茶に少々うるさいぜ? だから興味がわいた。すまないが、俺にも一杯くれないか?」「茶に関しては、色々と興味がある。今までは他のメンバーの手前自重していたが……こちらにも一杯振舞ってもらえるとありがたい」
と、二人とも彼女の紅茶を求めてきたのである。女騎士はそんな事など容易い事だとティーカップを二つ用意して紅茶を注いだ。そして二人とも口にするが──
「──マジか。紅茶はかなりいろんな種類をいろんな所で飲んできたが……それらと比べても掛け値なしに美味いとしか言いようがねぇ。アースが生まれて初めてと表現したのも分かるぜ」「うむ、ジャグドの言う通りだな。この紅茶は本当に美味い。ここまで美味い茶を味わったのは久しいな」
ジャグドとザッドの二人も、女騎士の紅茶は素晴らしいと太鼓判を押した。そうなれば当然、他の面子も興味を持つわけで……
「わりぃ、俺にも頼む」「紅茶にうるさいジャグドが美味いという紅茶か……興味を持つなってのが無理よね」「うーん、流石に我慢できないね~。興味が沸いちゃったし、一杯貰いたいかな~?」
結局ゼッドを除く面子全員が、紅茶を口にすることになった。そして、皆が美味い、素晴らしいと女騎士の入れる紅茶を褒める事になった……ゼッドは紅茶なんか後にしろと口にした手前、流石に入れて欲しいと頼むことが出来なかった。
「ふふ、こうして入れた紅茶を褒められるのも良い物だ。戦いとはまた別の喜びという物を味わえるよ。さて、話は聞いているよ。もう一度私と彼が戦う所を見たいと言う事だったね……間違いはないね?」
女騎士の言葉に、皆で頷いた。自分はじっくり紅茶を味わった後、ティーカップをそっとテーブルに置く。
「ルールはあの時と同じで」「了解した。貴殿と戦った事で私の剣もまた進化した。それを見せる機会が、まさかこうしてやってくるとは思わなかったが……心躍る戦いが出来そうだな」
この時点でもう、自分も女騎士もすでに紅茶を楽しむ思考から戦闘で刃を交える思考に代わっている。お互いに席を立ち、剣を手にする。いよいよだな。
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