Beyond the soul 最強に挑む者たち

Keitetsu003

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クリサンとグリズリーの冒険 中編

クリサンとグリズリーの冒険 その五

「よし、作戦通りにいくぞ」
「任せておけ!」
「了解!」

 コスモスが弓に矢をつがえて、オオカミに狙いを定める。
 オオカミはある程度近づけば襲ってくるが、距離が離れていると警戒はするものの、すぐには動かない。
 風下に立たなければもっと近くでも気づかれずにすむ。
 オオカミは相手を見定め、狩りを実行するか、仲間と決める。
 そのわずな間に、コスモスが弓を射て、先制攻撃を仕掛けようってはらだ。

 今日もアレンバシルは快晴で、そよ風が大地を滑るように通り過ぎていく。風の影響で矢の軌道が狂うことはないだろう。
 コスモスはしっかりとターゲットを捕捉し、オートモードに身を任せ、矢を放った。
 矢はオオカミのカラダを打ち抜かんと空を切り、飛来する。

 ボスッ!

 矢は地面に刺さった。
 コスモスの攻撃、ミス。かすりもしない。

「……いくぞ、グリズリー!」
「おぉ!」

 俺とグリズリーは大地を駆け、オオカミに突進する。
 オオカミもこちらに殺意があることを理解し、返り討ちにせんと真っ直ぐに突っこんできた。
 俺は新しく開発した武器、杭のお尻同士を鎖でつなげた鎖鎌のような物を手に握りしめている。
 鎖の部分をブンブンと振り回し、鎖の先端についている杭を目の前にいるオオカミに狙いを定める。

 ここだ!

 俺は踏ん張り、オオカミ目掛けて杭を投げた。杭は真っ直ぐにオオカミのこめかみへと吸い込まれる。

「当たれ!」

 よし! 今度こそ、クリティカルヒットだ!
 と、思いきや、オオカミは身をかがめ、杭をかいくぐってきた。

「うそ~ん」

 これで俺も攻撃に失敗。
 オオカミは俺の喉元に飛びつかんと距離を縮めてくる。
 スピードを乗せたまま。オオカミは跳んでくるが。

「ギャン!」

 ブンブン回していたもう一つの杭がオオカミのアゴにヒットし、オオカミはのけぞるように後ろに倒れる。

「今度こそ当てるわ!」

 後ろからコスモスの援護射撃が飛んでくるが、オオカミのすぐそばに矢が突き刺さった。

「うぉおおおおおおおお!」

 グリズリーは両手を広げ、もう一匹のオオカミに駆け寄る。オオカミは牙をたて、グリズリーに襲いかかる。
 グリズリーの喉元にオオカミの牙が食い込もうとするが。

「!」

 オオカミの牙がグリズリーの首に食い込もうとしたが、皮膚すら貫けず、攻撃は失敗に終わる。
 グリズリーはオオカミを力一杯抱きしめながら、勢いを殺さず、そのまま前方に飛び上がった。

「こいで終わりだ!」

 オオカミを逆さまに持ち替え、両手両足でオオカミをロックし、そのままオオカミの頭を地面に叩きつけるように全体重を乗せ、地面に叩きつけた。
 ジャンピングスクリュードライバーの完成だ。
 オオカミは白目をむき、頭蓋骨が地面にめり込みながら即死した。

 俺は地面に倒れているオオカミ目掛けてもう一度、杭をつなげた鎖を頭上で振り回し、狙いをつける。
 今度は真っ直ぐではなく、オオカミの頭上目掛けて鎖を放つ。
 鎖の先についた杭がオオカミの頭上の彼方に跳んでいくが、左手に握っている鎖を調整して、半円を描くようにしてオオカミを上から射止めようとする。
 だが、しかし。

「野郎!」

 オオカミは横に転がり、これも回避する。オオカミは体勢を整え、こちらに突き進む。
 左手にある杭で応戦しようとしたが……おい、なぜ、俺の横を通り抜ける。スルーかよ。
 いや、違う。オオカミは俺の後ろにいる獲物を狙っているのだ。俺達のチームの紅一点である、一番非力な相手にターゲットを変更したのだ。

「きゃあああああ!」

 コスモスはあっけなくオオカミに捕まってしまった。やれやれ、手が焼ける!
 俺はダッシュでオオカミとの距離を詰める。オオカミは倒れているコスモスを抑えつけ、首を食いちぎらんと牙をたてているはずだ。
 後ろから攻撃をすれば、オオカミが回避したとき、コスモスに当たる。

 ならば!

 俺はオオカミの側面から攻撃をすることにした。鎖を振り回し、勢いをつける。今度こそ、オオカミの土手っ腹をえぐってやる!
 必殺の一撃をオオカミに喰らわしてやろうとしたとき、オオカミは力なく、ゆっくりとコスモスの隣に倒れた。

「ふぅ。これで戦闘終了っと」

 コスモスの手にはダガーが握られていた。コスモスはダガーを咄嗟に構え、オオカミに応戦したのだ。
 オオカミは自らダガーの刃に突き刺さりにいったところか。

「やれやれ……お疲れ様」
「いや、ヒトシ。アンタ、何の役にも立っていないでしょ? これで記録更新ね。いつになったら、オオカミを仕留めることが出来るのかな?」
「……」

 ワースト記録更新ねぇ……情けない話しだ。笑い話にもならない。後、ヒトシと呼ぶな。

「なんじゃ、またしゅうじったんか?」
「せからしか! 偶然や!」

 偶然が続けば必然となるかもしれんが、今日は体調が悪かっただけだ。
 明日からやる。
 今日、童貞を卒業するに続く、むなしい言い訳をしながら、俺は採取に取りかかる。
 オオカミの牙をナイフで切り落とし、皮を剥いでいく。

「うわ……オートでやればいいじゃん」
「あの死体の線をなぞる方法か? あれだと、採取する量が少ないだろ? 手動の方が沢山手に入る」
「そんなことをしなくても、誰かさんがオオカミを沢山狩ってくれればいいのに」

 Your tuboのCM並にしつこい。妹のおねだりに匹敵するほどのウザさだ。
 だが、結果を残されなかった俺が悪い。
 俺は日曜の昼下がり、弟も妹のお出かけコールを無視して尻をかく親父の如く、オオカミを解体していく。
 解体しておいてなんだが、これってすげえ迷惑行為じゃね?
 オオカミの使えるところだけ取り出して、内側の赤い肉と臓器丸出しの姿でほったらかしにする行為は。
 まあ、鳥さんが死肉を突っついてくれるし、土に帰って大地の肥料となるので、これも食物連鎖になるのか?
 そんなことを考えつつ、俺は採取していく。

「……ねえ、手伝おうか? 私もさっきはその……言い過ぎたし……」
「ん? ああぁ……」
「ねえ、聞いてる?」
「ん……ああぁ……」

 よし! 採取完了!
 毛皮と牙、ゲットだぜ!

「あれ、コスモス? どうかしたのか?」
「なんでもないわよ!」
「? なんだよ、アイツ。急に不機嫌になりやがって。なぁ、グリズリー?」

 頬を膨らませ、ぷいっと横を向くコスモス。なんなんだよ。
 グリズリーはただ苦笑していた。



「ほら、ご飯できたぞ」

 今日もクロスロードから少し離れた丘で自炊したご飯を三人仲良く食べる。日は傾き、海を赤くに染めている。
 真上を見ると、星が点々と光り出している。日本の田舎でもこれほどのお星様達を拝めるだろうか。
 ただ、星の位置は故郷の夜空に浮かぶ星達と違うので違和感はある。

 けど、そんなことはどうでもいい。今日も一日、生き延びる事が出来たことを安堵しつつ、飯を食べる。
 今日のメニューはクズ野菜鍋だ。食費はほぼゼロでカロリーも少なめ。超お買い得!

「いつも悪かね」

 俺は鍋の料理をお椀に入れ、グリズリーに手渡す。

「そりゃ言わんお約束……なんて、言うて思うたんか、こんタコ! たまには自分で作りなっせ! それか、奢れ!」

 毎日、毎日自炊とか、給料日前の俺ん家か。いや、例え給料日でも外食することはない。貧乏が全ていけないのだ。
 それはゲームでも同じで……。

「いや、適材適所でしょ? ヒトシこそ、一匹も狩りが成功していないんだから、せめて、ご飯くらい作りなさいよ。それと、外食できないのは、貧乏だからよ。誰のせいかおわかり? それに私が手伝おうかって言ったら適当に返事するし」

 コイツ、からんでくるな……何か俺に恨みでもあるのか?
 仕方ない……ここは一つ大人になって……。

「それはオオカミ一匹狩れない無能な俺が悪いんです……って違うわ! コスモス(笑)が無駄遣いするからだろうが!」

 文句をたたきつけてやった。

「バァカ! 違うわよ! 必要経費よ! 前にちゃんと話したでしょ! それに、鍋、飽きた~。インスタも見栄えしない~。後、今度私の名前に(笑)ってつけたら、引っこ抜くわよ」

 やかましい! それに何を引っこ抜く気だ、コイツは。俺にはアレがないんだぞ。
 俺はかるく今日までの出来事を振り返った。

 まず、目の前にいる女、名をコスモスというのだが、俺達をスカウトしてきた。
 そして、コスモスはこう叫んだ。

 このアルカナ・ボンヤードの予選突破には必勝法があると。

 どこぞやのライアーなんとかと言いたくなる。
 やれ、人数が多い方が有利だとか、安全だとか、いろんなメリットを告げ、最後に俺達なら、予選突破も間違いない! っと力説する姿はある種の詐欺演説にしか聞こえなかった。

 もちろん、俺は辞退するつもりだった。
 予選を突破するのであれば、コスモスの言い分は正しいのかもしれない。

 だが、しかし!

 俺は予選を突破する事が目的ではない。謝礼金が欲しいのだ。
 謝礼金は最低でも一ヶ月のうち、二十二回、一日合計八時間以上ソウルインしなければ貰えない。
 完全週休二日制をとっていて、一日合計八時間ソウルインするとか、会社の勤労時間かよって思うのだが、この取り決めのせいで、一日一回ソウルインして、すぐにソウルアウトして生き残る作戦は使えなくなった。

 まあ、当然だわな。被験者のデータが欲しいのに、全然データを収集していなかったら、意味がない。
 だとしたら、泥の中に潜むシジミのように、ひたすら気配を消して逃げ切るに限る。
 プレイヤーや敵キャラ、NPCが寄りつかない自然の山奥でひっそりと生きようと考えている俺に、徒党を組んで戦うような真似はしたくない。

 だが、グリズリーのバカが俺を足四の字固めで無理矢理、俺を仲間に引き入れた。片腕を失ってもプロレス技をあっさりとキメてくるグリズリーに心底恐ろしいと思ったわ。
 こうして、俺とグリズリー、コスモスはチームを立ち上げたのだが、『スュクセ』だ。

 スュクセとはフランス語で成功を意味する。いや、なぜ、フランス語?
 まるで、明治政府が欧米諸国の猿まねをしているように見えて滑稽だったが、何も言わずに同意した。
 女の子の提案はとりあえず頷いておくことが吉なのである。これは俺の人生経験から学んだことだ。

 最初はコスモスが料理当番を買って出てくれたのだが、俺は愚かにも、味付けに口出ししてしまった。
 それはただの好奇心だった。ひと味追加すれば、もっと美味しくなると思ったのだ。
 俺は共働きしている両親に変わって、下の子の面倒を見てきた。
 両親の仕事が遅くなるとき、ばあちゃんと一緒にご飯を作っていたので、料理は素人以上だと自負している。
 料理のことでコスモスと口論になり、止めておけばいいのに、俺は自分の理論を証明してしまった。つまり、俺の料理の方が美味しいことを Q.E.D、証明してみせたのだ。

 そのせいで、俺は反感を買い、料理当番を見事、押しつけられた。いや、見事じゃねえよ。
 コスモスは他にもスカウトしようとしていたが、片腕をなくした大男と、のぽ~とした俺を見て、プレイヤー達は去って行った。
 コスモス一人なら、その美しい容姿で何人か連れただろうが、案内された場所に俺達がいれば、ただの美人局つくもたせだ。

 ちなみにコスモスは現実の名前をそのまま使用している。
 キラキラネームをキャラ名にするとか、どんだけ羞恥プレイがお望みなんだと思ったが、これには訳があった。
 コスモスは、あの数多くのアイドルを世に排出してきた老舗プロダクション、『ニカサプロダクション』のアイドル候補生なのだ! いや、マジで!

 いや、可愛いとは思っていたが、アイドルの卵とか、ありえないだろ?
 確かにコスモスは美少女だ。
 あかるい茶髪のフェミニンポニーテールにメリハリのある小顔、シミ一つない澄んだ牛乳色の肌、切れ長の瞳にすっと通った鼻筋、ぷっくりしたみずみずしい唇……顔だけでなく、スタイルもいい。
 豊かな胸は大きすぎることなく、カラダのバランスを崩すことなく強調されている為、下品に見えない美しさがある。
 それに引き締まった腰に上向きの丸みを帯びた尻、股下80以上はある細長くも適度な筋肉と脂肪がついた足。
 そして、自分を可愛く見せるテクニック。
 これぞ、テレビや雑誌で見るモデルのお手本のような女だ。
 この殺伐とした世界には似つかわしい女だ。

 なぜ、コスモスはコンサートやスタジオではなく、こんな血なまぐさい世界にやってきたのか?
 コスモスが言うには、デビューする条件として、ソウル杯に参加し、大会内容をブログの載せ、そのアクセス数がプロデューサーから指示された数を超えた状態で一ヶ月間維持できたらアイドルデビューできるらしい。
 いや、無理だろ? そこからデビュー可能なアイドルは霊長類最強女子くらいじゃねえ?
 そのデビューもきっと、小さなステージではなく、レスリングの世界戦かもしれんが。しかも、チャンピオンになってそうで怖い。

 それでも、コスモスはこのチャンスに飛びついたらしい。
 俺的にはアイドルのような可愛い子は一つの地方に百人いるかいないかだと思うのだが(偏見)、コスモスに言わせれば、ごまんといるらしい。
 例え、日本中で一番可愛い女の子でも、認知度がなければやっていけないとのこと。
 そりゃそうだわな。知らない女の子を応援もへったくれもないし。

 ニカサプロダクションの有名どころが全面的にバックアップしてくれれば、売れっ子アイドルの道が約束されるんだと。
 だから、コスモスは現実の名前でソウル杯に参戦しているわけだ。
 名前が違ったりすると、ややこしいし、それだけでブログのカウントが減るかもしれんからな。そりゃあ本命で出るわけだ。
 きっと、名前を偽ってソウル杯に参加するアイドル候補生はきっと、すぐに消えてなくなるだろう。俺の勘だけどな!

 ただ、そのチャンスを手にする代償は大きかった。もし、プレイヤーに倒されれば、そこでゲームオーバー。
 ブログは消され、ニカサプロダクションを即クビになるんだと。いや、洒落になってないだろ。ブラックすぎねぇ?
 そのことを問い詰めると、コスモスは困った顔をして笑っていたが、マジ辛いんだろうな。一般人の俺には想像がつかんわ。

「なあ、コスモス。ブログのアクセル数、どうなん?」
「……まだ始まったばかりだし。もう少しすれば、うなぎ登りで上がっていくわよ」

 強がっているが、内心、ヒヤヒヤだろうな。ただ、生き残ればいいだけではない。活躍して、このソウル杯を観戦している視聴者の気を引かなければならないんだもんな。
 鬼のような厳しさだが、ソレを乗り越えた者こそ、人を惹きつけてやまない、アイドルの輝きってもんがあるのかもしれないな。
 よく知らんけど。
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