藤堂正道と伊藤ほのかのおしゃべり

Keitetsu003

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135:いろんな梅雨

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「はぁ……今日も雨が降ってムシムシしますね~。藤堂先輩、第一ボタンまでとめて暑くないんですか~?」
「この程度の暑さなら問題ない。それにしても、今日は女雨だな」
「……藤堂先輩って、詩人ですね~」

「いえ、紫苑さん。普通に女雨ですよ」
「えっ? どういうことですか?」
「シトシトと雨が降り続く梅雨の様子がしとやかな女性を思わせるから女雨って言うんですよ」
「ええっ~、ウソですよね~? それなら男雨もあるんですか~」
「あるぞ」
「あるんだ!」
「晴天の日が多いが、降る時は激しくザーッと降って、止む時はカラッとすっきり晴れる梅雨のことを男雨って言う」

「へぇ、梅雨っていろいろな名前があるんですね~。他にもあるんですか~?」
「その他にも荒梅雨、暴れ梅雨、送り梅雨、戻り梅雨、菜種梅雨、空梅雨、乾梅雨等がある」

「す、すごいですね……雨、多過ぎ。とりあえず、てるてる坊主でも作ります? 少しはマシになるかも」
「紫苑さん! てるてる坊主が可哀想です!」
「はぁ? 何を言ってるんですか~? こんなときでないとてるてる坊主作らないでしょ~? てるてる坊主の出番を奪うんですか~?」
「紫苑、伊藤が言っているのはきっと、てるてる坊主の童謡のことを言っているんだ」
「流石は先輩! 分かってますね!」
「? てるてる坊主の童謡って、てるてる坊主~♪ てる坊主~♪ あした天気にしておくれ~♪ って歌ですよね~? これがどう可哀想なんですか~?」
「三番の歌でな、てるてる坊主 てる坊主 あした天気にしておくれ それでも曇って泣いてたら そなたの首をチョンと切るぞって歌詞なんだ」

「怖ぁ! 童謡ですよね! いいんですか、それ! コンプライアンス違反ですよ!」
「まあ、昔の子供は標本やカエルの肛門からストローで空気を入れて膨らませたり、蟻の巣に水を入れたりと残酷な面があるからな」
「ううん……それはそうなんでしょうけど~」
「まあ、梅雨は恵みの雨とも言いますし、今日はのんびりとしませんか?」
「そうですね~。仕事せずにのんびりとしますか~」
「おい、サボってばかりだと困るんだが……って、無視されるんだろな……はぁ……」
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