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十五章
十五話 エンゼルランプ -あなたを守りたい- その五
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部活が始まり、ランニングしている最中、僕は今日色んな人からもらったアドバイスについて考えていた。
『中途半端な覚悟で人に惚れるなっ』
御堂先輩の言葉が重くのしかかる。
僕に覚悟がなかったから、こんな結末になってしまった。
でも、獅子王先輩が不幸になることが分かっていて、それでも付き合うことなんて許されるのかな?
分からない。
獅子王先輩に別れを告げた時は正しい選択だと思っていたけど、今では分からなくなっていた。
悩みながら走っていると、顔見知りを見つけた。
「長尾先輩」
「おっ、古見氏」
長尾先輩。
腕相撲対決で獅子王先輩を追い詰めた人。やさしそうな雰囲気をしているけど、とてもすごい人だ。
机が壊れなければ、獅子王先輩に勝っていただろう。獅子王先輩をあそこまで苦しめた人は長尾先輩だけだと思う。
「あれから獅子王先輩はどう? 手、痛めてない?」
「痛めてないです。ただ、やたら俺様の勝ちと連呼しています」
長尾先輩は怒ることなく、苦笑していた。
「もしかして、リベンジですか?」
この先はボクシング場しかない。
あの勝負に納得いかなくてここまで来たのかなって思ったけど、長尾先輩は首を横に振る。
「真剣勝負になきはなしでしょ。一回で充分だよ。獅子王先輩が手を痛めていないか確認しに来ただけ」
「そうですか……あ、あの、長尾先輩って中学の時、相撲が強かったんですよね? どうして、続けなかったのですか? 怪我ですか?」
長尾先輩は獅子王先輩と同じく三連覇を成し遂げた人だ。どうして、相撲を続けないのか不思議に思っていた。
誰もが憧れる力を持っておきながら、一番になれるのにどうして辞めてしまったのか。弱い僕には理解できなかった。
「……僕には古見氏のような人、いなかったから」
どういうことだろう?
僕がいたら長尾先輩は相撲を続けていたってこと? 僕なんかがいても何の役にも……逆に迷惑をかけるだけだと思うんだけど。
長尾先輩は空を見上げている。目を細め、何かを思い出しているかのように見えた。
「一年の頃はまだやりがいがあった。体格は三年の方が大きいからね。強い相手がいたから、がむしゃらになれた。けど、二年になったら、あまり苦戦せずに勝てるようになって、三年になったときは、もう敵はいなかった。対戦相手が僕と目が合うとね、諦めたって言うのかな、あからさまにやる気のない目で見てくるから、こっちまで闘志が萎えてくるんだよ。大会で入賞した大学生とも戦ったけど、負けなかったんだよね。正直、弱すぎてがっかりした。もう相撲は退屈だったから、辞めたんだ。もう、僕には敵がいなかったから。張り合う相手がいないほどつまらないものはないよ。それだけさ」
張り合う相手がいない、それはどんな気持ちなんだろう? 僕は弱いから一生分からない感情だ。羨ましいと思う。
でも、尚更分からない。僕がいたところで、長尾先輩の気持ちは変わらないと思うんだけど。
「長尾先輩は張り合う相手が欲しかったんですよね? 僕の強さでは獅子王先輩の足元に及びませんよ」
「ライバルってだけじゃないよ。なんていうのかな、あまり強くなり過ぎると孤独なんだ。誰もが謙遜して話しかけてこない。話しかけられても敬語だしね。後、簡単に勝てるから練習する意味も見いだせない。分かってるんだ。自分より強い奴なんてきっといる。でも、どこにいるのか分からない、いつ会えるかわからない、そんなものを待ち望むのは疲れるんだよ。それに周りから勝手に期待されるのが煩わしく感じる。そんな息苦しい環境で、気を張らなくていい相手がそばにいてくれるって結構助けになるんだよね」
僕は獅子王先輩にとって、気がおけない存在だったのかな? もし、そう思ってくれていたら嬉しい。僕はそうだから。
「古見氏は獅子王先輩と話してる?」
「いえ、最近はちょっと……」
獅子王先輩と何を話していいのかわからない。獅子王先輩を拒絶した僕にそんな資格はもうない。
「そっか。まあ、話す気があるなら話してみてよ。それだけでも、獅子王先輩にとっては息抜きになると思うよ」
「ありがとうございます」
僕がお礼を言うと、長尾先輩は笑って去っていった。
長尾先輩は僕に会うために来てくれたのかな? 長尾先輩の言葉を思い出してみる。
息抜きか。
また、仲が良かったころのように、獅子王先輩と気軽に話せる日がくるのかな? 獅子王先輩との思い出が楽しかった分、会えない今は寂しくて胸が痛かった。
練習が終わりって帰ろうとしたとき、校門の前で呼び止められる。
「古見君やね」
「あなた達は……」
声をかけてきたのは、姿勢の正しい凛とした女性だ。隣には小柄な女性が立っている。
その二人に見覚えがあった。風紀委員の人達だ。
「少し時間、ええやろか?」
「はい」
二人の後についていくと、そこはいつもの樫の木だった。
日は西に沈みかけ、周りは暗くなっている。冷たい風が部活後の火照った体を冷ましてくれる。
僕はこの場所が好きなんだけど、二人はどうなのかな? ここは人通りが少なくて、寂しい場所だ。こんなところに連れてきて、何をするつもりなんだろう?
そう思っていたら、僕の不安な気持ちを読んでくれた風紀委員の人が、話しかけてくれた。
「ここだと話を聞かれることもないやろうし、普段慣れた場所のほうがええと思って」
風紀委員の心遣い、伊藤さんの気遣いが嬉しく思う。
でも、ちょっと同情されているような気がして……辛い。ああっ、最悪だ。どうして、そんな考え方しかできないんだ、僕は……。
それでも、僕はつい聞いてしまった。
「あの……聞いてもいいですか? 風紀委員のみなさんが、伊藤さんの関係者が、僕に会いに来ているのは伊藤さんに頼まれたからですか?」
「知ってはったん?」
ああ、やっぱりそうか。
どうしてだろう。僕の事を想ってくれての心遣いなのに、胸の奥に湧き上がる黒い感情が頭の中を占めていく。
どうして、僕は友達の気遣いを受け入れることが出来ないんだろう。悔しくて、情けなくて、自分が惨めだって思える。
「流石に伊藤さんの友達や同じ風紀委員の人が、同じ日にきたら分かりますよ。伊藤さんに僕と獅子王先輩の仲を応援してくれって頼まれました?」
出てくる言葉は感謝の言葉ではなく、伊藤さんを責めるような言葉だった。
言いたくない。だけど黒い感情が、獅子王先輩と別れてからうまれた、すさんだ心が伊藤さんの好意を受け付けることができなかった。
僕の問いかけに風紀委員の人は首を横に振る。
「ちゃいます。伊藤はんがお願いしたんは、もし、古見はんがアドバイスを求めてきたら意見してあげてって言われただけです。もしかして、誰かに応援されました?」
「いえ……アドバイスだけでした」
そうだ、応援されてない。僕が問いかけたから、みんなが答えてくれただけだ。
じゃあどうして、伊藤さんはそんな回りくどいことをしてきたのか。理解できない。
「ほのかさん、言ってました。大切なことは自分で決めなきゃいけないって。でも、悩んでいる時に声をかけてもらうだけでも楽になれるって」
僕は自分を恥じた。伊藤さんは僕の為を思って行動してくれたのに、僕はなんてひどいことを考えてしまったのか。
なんて浅ましいのだろう。
強くなるって決めたのに……獅子王先輩に鍛えてもらったのに……。
どうして僕は弱いままなんだろう。
理由なんて分かっている。僕は自分の事しか考えていなかった。
伊藤さんは獅子王先輩に無理やりキスされたのに、嫌な思いをしたのに、それでも僕達の為に頑張ってくれた。
獅子王先輩は、同性愛でも自分らしさを貫き通した。
なのに僕は……僕は……。
「自分を追い込むのはやめとき。誰だってそないに強うないし、望むように生きていけません。だから、本当に辛い時は無理せんと泣いてもええよ」
泣く?
気が付くと、頬を濡らす感触が……涙が流れていることに気付いた。
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僕に覚悟がなかったから、こんな結末になってしまった。
でも、獅子王先輩が不幸になることが分かっていて、それでも付き合うことなんて許されるのかな?
分からない。
獅子王先輩に別れを告げた時は正しい選択だと思っていたけど、今では分からなくなっていた。
悩みながら走っていると、顔見知りを見つけた。
「長尾先輩」
「おっ、古見氏」
長尾先輩。
腕相撲対決で獅子王先輩を追い詰めた人。やさしそうな雰囲気をしているけど、とてもすごい人だ。
机が壊れなければ、獅子王先輩に勝っていただろう。獅子王先輩をあそこまで苦しめた人は長尾先輩だけだと思う。
「あれから獅子王先輩はどう? 手、痛めてない?」
「痛めてないです。ただ、やたら俺様の勝ちと連呼しています」
長尾先輩は怒ることなく、苦笑していた。
「もしかして、リベンジですか?」
この先はボクシング場しかない。
あの勝負に納得いかなくてここまで来たのかなって思ったけど、長尾先輩は首を横に振る。
「真剣勝負になきはなしでしょ。一回で充分だよ。獅子王先輩が手を痛めていないか確認しに来ただけ」
「そうですか……あ、あの、長尾先輩って中学の時、相撲が強かったんですよね? どうして、続けなかったのですか? 怪我ですか?」
長尾先輩は獅子王先輩と同じく三連覇を成し遂げた人だ。どうして、相撲を続けないのか不思議に思っていた。
誰もが憧れる力を持っておきながら、一番になれるのにどうして辞めてしまったのか。弱い僕には理解できなかった。
「……僕には古見氏のような人、いなかったから」
どういうことだろう?
僕がいたら長尾先輩は相撲を続けていたってこと? 僕なんかがいても何の役にも……逆に迷惑をかけるだけだと思うんだけど。
長尾先輩は空を見上げている。目を細め、何かを思い出しているかのように見えた。
「一年の頃はまだやりがいがあった。体格は三年の方が大きいからね。強い相手がいたから、がむしゃらになれた。けど、二年になったら、あまり苦戦せずに勝てるようになって、三年になったときは、もう敵はいなかった。対戦相手が僕と目が合うとね、諦めたって言うのかな、あからさまにやる気のない目で見てくるから、こっちまで闘志が萎えてくるんだよ。大会で入賞した大学生とも戦ったけど、負けなかったんだよね。正直、弱すぎてがっかりした。もう相撲は退屈だったから、辞めたんだ。もう、僕には敵がいなかったから。張り合う相手がいないほどつまらないものはないよ。それだけさ」
張り合う相手がいない、それはどんな気持ちなんだろう? 僕は弱いから一生分からない感情だ。羨ましいと思う。
でも、尚更分からない。僕がいたところで、長尾先輩の気持ちは変わらないと思うんだけど。
「長尾先輩は張り合う相手が欲しかったんですよね? 僕の強さでは獅子王先輩の足元に及びませんよ」
「ライバルってだけじゃないよ。なんていうのかな、あまり強くなり過ぎると孤独なんだ。誰もが謙遜して話しかけてこない。話しかけられても敬語だしね。後、簡単に勝てるから練習する意味も見いだせない。分かってるんだ。自分より強い奴なんてきっといる。でも、どこにいるのか分からない、いつ会えるかわからない、そんなものを待ち望むのは疲れるんだよ。それに周りから勝手に期待されるのが煩わしく感じる。そんな息苦しい環境で、気を張らなくていい相手がそばにいてくれるって結構助けになるんだよね」
僕は獅子王先輩にとって、気がおけない存在だったのかな? もし、そう思ってくれていたら嬉しい。僕はそうだから。
「古見氏は獅子王先輩と話してる?」
「いえ、最近はちょっと……」
獅子王先輩と何を話していいのかわからない。獅子王先輩を拒絶した僕にそんな資格はもうない。
「そっか。まあ、話す気があるなら話してみてよ。それだけでも、獅子王先輩にとっては息抜きになると思うよ」
「ありがとうございます」
僕がお礼を言うと、長尾先輩は笑って去っていった。
長尾先輩は僕に会うために来てくれたのかな? 長尾先輩の言葉を思い出してみる。
息抜きか。
また、仲が良かったころのように、獅子王先輩と気軽に話せる日がくるのかな? 獅子王先輩との思い出が楽しかった分、会えない今は寂しくて胸が痛かった。
練習が終わりって帰ろうとしたとき、校門の前で呼び止められる。
「古見君やね」
「あなた達は……」
声をかけてきたのは、姿勢の正しい凛とした女性だ。隣には小柄な女性が立っている。
その二人に見覚えがあった。風紀委員の人達だ。
「少し時間、ええやろか?」
「はい」
二人の後についていくと、そこはいつもの樫の木だった。
日は西に沈みかけ、周りは暗くなっている。冷たい風が部活後の火照った体を冷ましてくれる。
僕はこの場所が好きなんだけど、二人はどうなのかな? ここは人通りが少なくて、寂しい場所だ。こんなところに連れてきて、何をするつもりなんだろう?
そう思っていたら、僕の不安な気持ちを読んでくれた風紀委員の人が、話しかけてくれた。
「ここだと話を聞かれることもないやろうし、普段慣れた場所のほうがええと思って」
風紀委員の心遣い、伊藤さんの気遣いが嬉しく思う。
でも、ちょっと同情されているような気がして……辛い。ああっ、最悪だ。どうして、そんな考え方しかできないんだ、僕は……。
それでも、僕はつい聞いてしまった。
「あの……聞いてもいいですか? 風紀委員のみなさんが、伊藤さんの関係者が、僕に会いに来ているのは伊藤さんに頼まれたからですか?」
「知ってはったん?」
ああ、やっぱりそうか。
どうしてだろう。僕の事を想ってくれての心遣いなのに、胸の奥に湧き上がる黒い感情が頭の中を占めていく。
どうして、僕は友達の気遣いを受け入れることが出来ないんだろう。悔しくて、情けなくて、自分が惨めだって思える。
「流石に伊藤さんの友達や同じ風紀委員の人が、同じ日にきたら分かりますよ。伊藤さんに僕と獅子王先輩の仲を応援してくれって頼まれました?」
出てくる言葉は感謝の言葉ではなく、伊藤さんを責めるような言葉だった。
言いたくない。だけど黒い感情が、獅子王先輩と別れてからうまれた、すさんだ心が伊藤さんの好意を受け付けることができなかった。
僕の問いかけに風紀委員の人は首を横に振る。
「ちゃいます。伊藤はんがお願いしたんは、もし、古見はんがアドバイスを求めてきたら意見してあげてって言われただけです。もしかして、誰かに応援されました?」
「いえ……アドバイスだけでした」
そうだ、応援されてない。僕が問いかけたから、みんなが答えてくれただけだ。
じゃあどうして、伊藤さんはそんな回りくどいことをしてきたのか。理解できない。
「ほのかさん、言ってました。大切なことは自分で決めなきゃいけないって。でも、悩んでいる時に声をかけてもらうだけでも楽になれるって」
僕は自分を恥じた。伊藤さんは僕の為を思って行動してくれたのに、僕はなんてひどいことを考えてしまったのか。
なんて浅ましいのだろう。
強くなるって決めたのに……獅子王先輩に鍛えてもらったのに……。
どうして僕は弱いままなんだろう。
理由なんて分かっている。僕は自分の事しか考えていなかった。
伊藤さんは獅子王先輩に無理やりキスされたのに、嫌な思いをしたのに、それでも僕達の為に頑張ってくれた。
獅子王先輩は、同性愛でも自分らしさを貫き通した。
なのに僕は……僕は……。
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