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第10話 暇だから仕方ない
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魔王のルナティアは俺の嫁発言があった次の日。
ごーろごーろ。
朝食を既に済ませていたルナティアはベッドでゴロゴロしていた。
まだシュトライゼンに怪我を負わされてから、3日しか経っていなかったがケガはかなり良くなって、既に魔王城内くらいなら自由に動き回れるほどだった。
が、それでもルナティアはゴロゴロするのを止めなかった。
まだ回復しきっていないというのもあるし、この部屋のベッドが気持ちよすぎるという事もある。
だが、一番の理由は——。
「はー、隙がない」
そう、隙が無かった。
魔王城にはなぜかシュトライゼンが常駐しているし、更にはミーニャパパこと四天王グラガドまでいる。
もっといえば、魔王城内の魔人がやけに多い気がする。
多分魔王城を出てもそうだろう。
元々の常駐している魔人の数がどのくらいなのかルナティアは知らないので分からないが、それにしても多い。
「四天王は暇なのかー?」
ルナティアは独り言を漏らすが今日はミーニャがアサシンばりに背後を取っていることもなく本当に独り言となっていた。
「あー、暇ぁー」
そんな独り言を言いながらベッドの上をゴロゴロと回転していると部屋をノックする音が聞こえてきた。
「暇なら、外にでも行かないか?」
魔王だ。
部屋の中で普通のボリュームで言ったルナティアの声を拾うとは凄まじい地獄耳である。
それを言うと「貴方への愛ゆえだ」とか訳の分からない事を抜かしそうなので、ルナティアはゴロゴロと回転しながらこう返した。
「どうぞって言ってませんけどー」
自分の家だから返事の有無など関係ないとでも思っているのかもしれないが、ルナティアにもプライバシーという物がある。
いわばこの部屋はルナティアの領土——許可なく侵入すればそれは純然たる領土侵犯なのだ。
ちなみにミーニャは別である。
可愛いものは国境を超える。
恐らく意味は間違っているが、ルナティアはそんなことは気にしない。
この部屋の王であるルナティアがそう言えばそれが正義なのだ。
「俺と貴方の仲ではないか。気にするな」
気にするもなにもルナティアと魔王は勇者と魔王という間柄だ。
決してそんな甘い仲ではない。
「うるさい、帰れ、ばーか」
普通に考えれば即座に殺されても仕方ない暴言である。
だが、ある意味天才的な頭脳の持ち主である魔王は違う捉え方をしたようだ。
「ふむ、これがツンデレというやつか。グラガドよ、恋愛というものは難しいな」
(グラガドさん、魔王に何教えてんの? ……ていうか、まさか、ミーニャママはツンデレ?)
ミーニャの姿を思い浮かべ確かにそれも悪くないなと思いつつ、ルナティナは魔王に異論を投げかける。
「どこにデレが入った? デレが?」
自分でいうのもなんだが、これはツンツン。
デレ成分は1%も含まれていない純度100%のツンツンだ。
「まぁいい、それで先程の話だが」
あ、いいんだ。
「外に行かないか? 貴方に見せたい景色があるのだ」
はい、ベタなやつ来ましたー。
綺麗な景色を見せたら女は落ちると思ってる典型的パターン。
と思いつつも、確かにルナティアが暇なのは確かだ。
「仕方ないわね、ついていってやるわよ」
「そうか、それはよかった」
そうして、ルナティアと魔王の初デート?が幕を開けるのだった。
ごーろごーろ。
朝食を既に済ませていたルナティアはベッドでゴロゴロしていた。
まだシュトライゼンに怪我を負わされてから、3日しか経っていなかったがケガはかなり良くなって、既に魔王城内くらいなら自由に動き回れるほどだった。
が、それでもルナティアはゴロゴロするのを止めなかった。
まだ回復しきっていないというのもあるし、この部屋のベッドが気持ちよすぎるという事もある。
だが、一番の理由は——。
「はー、隙がない」
そう、隙が無かった。
魔王城にはなぜかシュトライゼンが常駐しているし、更にはミーニャパパこと四天王グラガドまでいる。
もっといえば、魔王城内の魔人がやけに多い気がする。
多分魔王城を出てもそうだろう。
元々の常駐している魔人の数がどのくらいなのかルナティアは知らないので分からないが、それにしても多い。
「四天王は暇なのかー?」
ルナティアは独り言を漏らすが今日はミーニャがアサシンばりに背後を取っていることもなく本当に独り言となっていた。
「あー、暇ぁー」
そんな独り言を言いながらベッドの上をゴロゴロと回転していると部屋をノックする音が聞こえてきた。
「暇なら、外にでも行かないか?」
魔王だ。
部屋の中で普通のボリュームで言ったルナティアの声を拾うとは凄まじい地獄耳である。
それを言うと「貴方への愛ゆえだ」とか訳の分からない事を抜かしそうなので、ルナティアはゴロゴロと回転しながらこう返した。
「どうぞって言ってませんけどー」
自分の家だから返事の有無など関係ないとでも思っているのかもしれないが、ルナティアにもプライバシーという物がある。
いわばこの部屋はルナティアの領土——許可なく侵入すればそれは純然たる領土侵犯なのだ。
ちなみにミーニャは別である。
可愛いものは国境を超える。
恐らく意味は間違っているが、ルナティアはそんなことは気にしない。
この部屋の王であるルナティアがそう言えばそれが正義なのだ。
「俺と貴方の仲ではないか。気にするな」
気にするもなにもルナティアと魔王は勇者と魔王という間柄だ。
決してそんな甘い仲ではない。
「うるさい、帰れ、ばーか」
普通に考えれば即座に殺されても仕方ない暴言である。
だが、ある意味天才的な頭脳の持ち主である魔王は違う捉え方をしたようだ。
「ふむ、これがツンデレというやつか。グラガドよ、恋愛というものは難しいな」
(グラガドさん、魔王に何教えてんの? ……ていうか、まさか、ミーニャママはツンデレ?)
ミーニャの姿を思い浮かべ確かにそれも悪くないなと思いつつ、ルナティナは魔王に異論を投げかける。
「どこにデレが入った? デレが?」
自分でいうのもなんだが、これはツンツン。
デレ成分は1%も含まれていない純度100%のツンツンだ。
「まぁいい、それで先程の話だが」
あ、いいんだ。
「外に行かないか? 貴方に見せたい景色があるのだ」
はい、ベタなやつ来ましたー。
綺麗な景色を見せたら女は落ちると思ってる典型的パターン。
と思いつつも、確かにルナティアが暇なのは確かだ。
「仕方ないわね、ついていってやるわよ」
「そうか、それはよかった」
そうして、ルナティアと魔王の初デート?が幕を開けるのだった。
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