美しい夜の獣

ぶんぶんごま

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4話 夢※

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そんなわけでウルとの生活にも慣れてきた頃
今日も一日働いて疲れたのでさっさと寝ることにすした


「ウルおやすみ」

「ワゥ」

電気を消して布団にはいる
すると、ウルは俺の布団の中へ入ってきた

「まったく今日もか、寝床用意したのに…
あたりまえに入ってくるなお前」

ウルのためにと毛布を用意したにも関わらず、見向きもせず俺の布団に潜り込んでくるののだった

最初は、毛だらけになるからやめろと追い出したのだが、哀しげに「クゥーン…」と鳴かれ、せつなげな目で見られて結局、俺の布団にいれてしまったのだった

そんなわけで一緒の布団にはいって寝るのだった










おやすみといってからだいぶ時間が過ぎた
が、俺は眠れずにいた

いつもならすぐに眠れるのだが眠れない

それには理由があった
なんだか最近、夢見が悪いのだ
ウルが布団に入り込んで寝苦しいからかと思ったが、内容がなんともエロい夢なのだ
だからウルは関係ないだろう


こんなド田舎には年配の方が多く若いのはほとんどいないから溜まっているんだろうか…

 エロい夢はまぁいいのだが、問題はその夢の内容だ
それに俺は悩まされていた

 俺は夢の中で女性押し倒されて全身を舐められ攻められているのだが、気がつくと女性は男になっているのだ
しかも、男に舐められて俺は喜んでいるのだ
そしてその後股間を舐められ、尻を舐められるのだ
しかも、信じられないことに俺は尻を舐められ気持ちよくなっているのだ


欲求不満すぎてこんな夢を見るのだろうか…?
でもなぜ途中から男になるんだ?
男としたい願望でもあるのか…
それも、あんなところまで舐められたいということか

これまで恋愛対象は女性だと思っていた
それに特殊な性癖は持っていなかったはずだ

何がきっかけでこんな夢をみるようになったのか
自分でもわからずかなり困っている


 なぜ突然こんな夢をみはじめたのか
きっかけになるようなものなど何もない
 それもかなりの頻度(2、3日に1度くらい)でみるのはなぜだろうか…
田舎に籠っているのがいけないのか
などと疑問がつきない


(うーん…明日久しぶりにどこか行ってみようか)

今日は安らかに眠れるように願って再び目を閉じた














……

………

…………

……………



ペチャ…

真っ暗な部屋に水音が静かに響く
暗闇に動くものがひとつ
それは大きな獣だった
その獣は一心に何かを舐めていた

ペチャペチャ…

どれくらいの時間がたったか、その何かがビクンと一際大きく跳ねた
それと同時にそこから液体が飛び出した

獣はそれをゆっくりと舐めて綺麗にしていく

すると今度は1度立ち上がるとその上にのしかかった
獣は荒い息をはきながら、さっきまで舐めていたものに自身の腰を擦りつけはじめた

そうして段々と腰を動かすのが早くなっていくのと連動するように獣の息が上がっていった

 それからすぐ獣は一際大きくビクンッと跳ねたあと、ビクビクと痙攣するように大きな体が震える

 痙攣が収まってきた頃、やっとのしかかっていたものからどいた
 擦りつけていたところが何かでとろとろと濡れていた
 獣はまたその濡れているものを丹念に舐めとり綺麗になった


その後、獣は綺麗になったところをじっとみたあと口でなにかを引っ張る動きをした

獣は満足したように一息つくと丸くなって動かなくなった



……………

…………

………

……





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