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23話 謎の青年
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どんどん大きくなる男の笑い声
恐怖で固まる体がやっと動かせはじめた頃、突然その笑い声がピタリと止まった
どうしたんだ?気味が悪い…っ
恐怖で男の方をみる
すると男は笑った顔のまま固まっていた
「っっ」
少しの間様子を見ていたが目も見開いたままでまばたきもしなかった
恐る恐る近づき、様子をうかがう
まるでそこだけ時間が止まったかのようだった
そっと口もとに手を近づける
っ?!息を…していない!?
男は笑ったまま絶命していた
不気味すぎる男に気をとられていたが、ハッと我に返る
部屋の奥にいる男
なにより早く血だらけの男を助けなければ
「ぅ…お、おい!今ここから出してやるからな!!」
いまだに吐き気がするがそれどころではない
人間こんなにも血が出たらとっくに死んでいてもおかしくない
死んでるかもしれない
しかし、生きていたら早急に病院に行かなければ…
南京錠の鍵を探すと幸いにも机の上にありすぐに開けることができた
中に入るが男はピクリとも反応しない
薄い皮膚についた大量の傷や血が痛々しい
男はなんとか生きていた
…とりあえず今も出血している腕の血を止めないと…!
俺は服を引きちぎり、男の傷口にまきつけた
それでも男はされるがまま反応がない
どうしたらいいんだ?!
動かしていいのか、でもこのままにしておくわけにはいかない
俺は自分の腕に刺さっている刃物に気をつけながら男の脇の下に腕をまわし、引きずるようにして動かす
外にでなければ…っ
「大丈夫だぞ!絶対に助けるからな!生きるんだ…!」
そういったときだった男がピクリと反応した
「!!」
恐怖で固まる体がやっと動かせはじめた頃、突然その笑い声がピタリと止まった
どうしたんだ?気味が悪い…っ
恐怖で男の方をみる
すると男は笑った顔のまま固まっていた
「っっ」
少しの間様子を見ていたが目も見開いたままでまばたきもしなかった
恐る恐る近づき、様子をうかがう
まるでそこだけ時間が止まったかのようだった
そっと口もとに手を近づける
っ?!息を…していない!?
男は笑ったまま絶命していた
不気味すぎる男に気をとられていたが、ハッと我に返る
部屋の奥にいる男
なにより早く血だらけの男を助けなければ
「ぅ…お、おい!今ここから出してやるからな!!」
いまだに吐き気がするがそれどころではない
人間こんなにも血が出たらとっくに死んでいてもおかしくない
死んでるかもしれない
しかし、生きていたら早急に病院に行かなければ…
南京錠の鍵を探すと幸いにも机の上にありすぐに開けることができた
中に入るが男はピクリとも反応しない
薄い皮膚についた大量の傷や血が痛々しい
男はなんとか生きていた
…とりあえず今も出血している腕の血を止めないと…!
俺は服を引きちぎり、男の傷口にまきつけた
それでも男はされるがまま反応がない
どうしたらいいんだ?!
動かしていいのか、でもこのままにしておくわけにはいかない
俺は自分の腕に刺さっている刃物に気をつけながら男の脇の下に腕をまわし、引きずるようにして動かす
外にでなければ…っ
「大丈夫だぞ!絶対に助けるからな!生きるんだ…!」
そういったときだった男がピクリと反応した
「!!」
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