75 / 1,093
食べ物をいただけるんですか?
しおりを挟む
「耳の後ろをなんとかしたいんです、なんとかなりませんかね?」
俗にいう、あの問題である。
「なんかこう、ボディソープはわかるんです、もう使っているんですが、そうじゃなくて、こう、半日もするとなんかこう、気になるというか」
何とかする方法を知りたいようだ。
「ああ、でしたら」
そこで一発クリア出来ることを知っているのが浜薔薇なのである。
「これを使うといいです」
そういってスプレー式の汗の拭き取り剤を出してきた。
「今、気になってます?」
「ちょっとべたっとしてるんですよね」
「はいはい、じゃあ、これを…お試しになるのでしたら、そちらの個室でどうぞ」
「ではお借りします」
拭き取り剤をティッシュにつけて、拭う。
そして恐る恐る耳の後ろをさわると、さわった瞬間顔が上がった、いい結果が出て、驚いているようである。
「…これなんですか」
「ああ、汗の拭き取り剤ですが、これは先にスプレーしておくタイプ、ただ服の中に潜り込ませてスプレーするとかはあんまり本体は向いてないから、ティッシュにスプレーして拭く奴ですね」
「ここのメーカー、そういえばあんまりスプレーとか、本体のボトルとかあんまり上手ではないメーカーですもんね」
「めちゃくちゃ便利なものとか作るんですがね、人体用のこれもそうなんですけども、衣服用の奴とかもすごいですよ」
洗濯前にスプレーすると、汚れが浮き出すので、白いもの洗うときはこれをスプレーしてから洗っていたりする。
「耳の後ろ、よかったですか」
「一回拭き取りしただけで、あのイヤなべたっとがなくなったには驚いた」
「でしょ?あのべたっとって、洗うのもいいんですけども、専門の拭き取り剤を使った方が早いんですよね」
「毎日、ボディソープできちんと洗っても、気になっていたから、本当にすごい、これよく見つけましたね」
「それこそ、汗ですよ、予防のために使っていたら、あれ?べたっとしないって、他の人にも使ってもらったら、最初にこれ使うと汗のかきかたが違いますね、なんというか、さらっと汗を感じるから、夏になるとシャツがべたっとするじゃないですか、あれも減るんですよ」
「本当、ここですぐ風呂に入りたい、着替えをしたいが出来ないときにはこれいいな」
KCJの所有の物件ではお風呂を貸してくれるのだが、しばらく風呂に入っていないと、ベタつきがとんでもないことになる。
(お湯自由に使えるなんて)
特に時間制限は決めてないので、シャワー一つで感動するのだ。
(あっ)
そして現実問題に気がつく、そう普通に洗ってもなかなか落ちないということを。
だがそこはKCJも知っている、どうすればいいのか、まずはこれで全身洗うといいですよと洗浄成分が強めの髪も洗えるボディソープがある。
禊のような湯洗いを終えたあとに、ボディソープ、それを手に取り、まずは頭を洗う、しばらくぶりのために泡がそうでない、気のせいではなくちゃんとそれがわかるので、落ち込みそうになる。
直視したくない現実を体を洗うということで知り、洗い流すと後はいつものようにシャンプーなどを始めるが。
(これその後持っていっていいですよか)
そういってKCJはトラベルサイズのシャンプーセットを渡したのである。
(本当、ここは至れり尽くせりというか)
何しろこの後は、蘆根がやってきて散髪にシェービング耳かき、軽くマッサージまでやってくれるという。
(なんて金持ち、いや奇特か)
あちこちに何とかしてくださいと回って、諦めていた時に、浜薔薇を知った。
「食べ物いただけるんですか?」
と問い合わせたところ、そのままKCJに連絡され、預かっていたアパートの鍵を使い、そこに案内され、軽く食事としてクロワッサンと牛乳が運ばれてきた。
「お風呂を使ってください、よろしければ私が散髪などもしますから」
そういってくれたので、じゃあ申し訳ないけどもお願いすることにした。
(こんな人もいるというか、善人?まさか?)
そんなはずはない、だって自分を助けてなんになるというのだろうか。
縁もゆかりもなく、ただ今回も聞いてみただけなのに…
(クロワッサン、パン、焼きたての奴だったな)
傑が朝買ってきたものを出したよ。
「あそこのクロワッサン(プレーン)も好きなんですが、やっぱり餡クロワッサンが一番だと思うんですよね」
本日はまだKCJの出張所が来てないので、代わりに傑が常温で食べれるもの、こちらは備蓄で預かっているものを三日ぶんほど選んでつめていた。
「こうすると、鞄って結構大事なんだなって思いますね」
「防災用の持ち出しが、なんでリュックに入っているのかよくわかるよな」
何しろ重いので、慣れてない人は持ち歩くの大変だし、下手するとタウンユースだと鞄が壊れるのである。
「後、野外だと、カラスとか怖いですね」
「缶詰とか容器がしっかりしないとカラスとかネズミがな、この辺ならイツモがにらみをきせているからいいけどもさ」
そう今、助けてくださいという人たちは、イツモのテリトリーの外からも来ているようなのだ。
俗にいう、あの問題である。
「なんかこう、ボディソープはわかるんです、もう使っているんですが、そうじゃなくて、こう、半日もするとなんかこう、気になるというか」
何とかする方法を知りたいようだ。
「ああ、でしたら」
そこで一発クリア出来ることを知っているのが浜薔薇なのである。
「これを使うといいです」
そういってスプレー式の汗の拭き取り剤を出してきた。
「今、気になってます?」
「ちょっとべたっとしてるんですよね」
「はいはい、じゃあ、これを…お試しになるのでしたら、そちらの個室でどうぞ」
「ではお借りします」
拭き取り剤をティッシュにつけて、拭う。
そして恐る恐る耳の後ろをさわると、さわった瞬間顔が上がった、いい結果が出て、驚いているようである。
「…これなんですか」
「ああ、汗の拭き取り剤ですが、これは先にスプレーしておくタイプ、ただ服の中に潜り込ませてスプレーするとかはあんまり本体は向いてないから、ティッシュにスプレーして拭く奴ですね」
「ここのメーカー、そういえばあんまりスプレーとか、本体のボトルとかあんまり上手ではないメーカーですもんね」
「めちゃくちゃ便利なものとか作るんですがね、人体用のこれもそうなんですけども、衣服用の奴とかもすごいですよ」
洗濯前にスプレーすると、汚れが浮き出すので、白いもの洗うときはこれをスプレーしてから洗っていたりする。
「耳の後ろ、よかったですか」
「一回拭き取りしただけで、あのイヤなべたっとがなくなったには驚いた」
「でしょ?あのべたっとって、洗うのもいいんですけども、専門の拭き取り剤を使った方が早いんですよね」
「毎日、ボディソープできちんと洗っても、気になっていたから、本当にすごい、これよく見つけましたね」
「それこそ、汗ですよ、予防のために使っていたら、あれ?べたっとしないって、他の人にも使ってもらったら、最初にこれ使うと汗のかきかたが違いますね、なんというか、さらっと汗を感じるから、夏になるとシャツがべたっとするじゃないですか、あれも減るんですよ」
「本当、ここですぐ風呂に入りたい、着替えをしたいが出来ないときにはこれいいな」
KCJの所有の物件ではお風呂を貸してくれるのだが、しばらく風呂に入っていないと、ベタつきがとんでもないことになる。
(お湯自由に使えるなんて)
特に時間制限は決めてないので、シャワー一つで感動するのだ。
(あっ)
そして現実問題に気がつく、そう普通に洗ってもなかなか落ちないということを。
だがそこはKCJも知っている、どうすればいいのか、まずはこれで全身洗うといいですよと洗浄成分が強めの髪も洗えるボディソープがある。
禊のような湯洗いを終えたあとに、ボディソープ、それを手に取り、まずは頭を洗う、しばらくぶりのために泡がそうでない、気のせいではなくちゃんとそれがわかるので、落ち込みそうになる。
直視したくない現実を体を洗うということで知り、洗い流すと後はいつものようにシャンプーなどを始めるが。
(これその後持っていっていいですよか)
そういってKCJはトラベルサイズのシャンプーセットを渡したのである。
(本当、ここは至れり尽くせりというか)
何しろこの後は、蘆根がやってきて散髪にシェービング耳かき、軽くマッサージまでやってくれるという。
(なんて金持ち、いや奇特か)
あちこちに何とかしてくださいと回って、諦めていた時に、浜薔薇を知った。
「食べ物いただけるんですか?」
と問い合わせたところ、そのままKCJに連絡され、預かっていたアパートの鍵を使い、そこに案内され、軽く食事としてクロワッサンと牛乳が運ばれてきた。
「お風呂を使ってください、よろしければ私が散髪などもしますから」
そういってくれたので、じゃあ申し訳ないけどもお願いすることにした。
(こんな人もいるというか、善人?まさか?)
そんなはずはない、だって自分を助けてなんになるというのだろうか。
縁もゆかりもなく、ただ今回も聞いてみただけなのに…
(クロワッサン、パン、焼きたての奴だったな)
傑が朝買ってきたものを出したよ。
「あそこのクロワッサン(プレーン)も好きなんですが、やっぱり餡クロワッサンが一番だと思うんですよね」
本日はまだKCJの出張所が来てないので、代わりに傑が常温で食べれるもの、こちらは備蓄で預かっているものを三日ぶんほど選んでつめていた。
「こうすると、鞄って結構大事なんだなって思いますね」
「防災用の持ち出しが、なんでリュックに入っているのかよくわかるよな」
何しろ重いので、慣れてない人は持ち歩くの大変だし、下手するとタウンユースだと鞄が壊れるのである。
「後、野外だと、カラスとか怖いですね」
「缶詰とか容器がしっかりしないとカラスとかネズミがな、この辺ならイツモがにらみをきせているからいいけどもさ」
そう今、助けてくださいという人たちは、イツモのテリトリーの外からも来ているようなのだ。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる