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まさかのイエス100%
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『ようこそ、浜薔薇へ、現在二名の浜薔薇っ子が生まれているようだよ』
俺、あいつが嫌いなんだよ。
そう、なんか見るだけでもイヤ。
だからさ…
すげぇ疲れているところに、さらに押し付けてやって、どうなったかなって見に来たらさ。
真っ黒なでっかい車あるじゃん。
それがあいつを見つけたら急発進してさ。
キキキキィ
横にぴったり止まってさ、ガラッてドアが開く音がしたの。
こっちからは誰が出てきたのかわからないよ、いや、それ見ちゃったら、俺もヤバイじゃん。
でもまあ、下手に動いたらってその場で見ていたわけ。
「なんですか、急に!」
俺、ピンと来ちゃったわ、あれは借金取りか何かだって。
そしたらなんか言い争いかな、声をあらげて。
「もうラチがあかないから、連れていきましょう」
そこからはあれよ、車に強引に乗せて、バタン、で急発進よ。
でもさ、ちょっとは気になるじゃない。
だからあいつの家のそばで待っていたら、夜遅くにさ帰ってきたわけ、あの車から降りて。
そしたらなんか目なんかトローンとしちゃってさ、何かさせられたんじゃないの。
俺はそこで帰ったし、次の日に昨日はどうしたか?って聞いたら。
「な、なんでもないよ」
って言ったからさ、これは怖い人を怒らせちゃったって思ってさ、俺が下手にこれからこいつになんかしたら、俺まで危ないやってことで、そっからすぐにあいつやめたよ。
俺が知っている話はこんなところだな。
「あの時、浜薔薇にならば何をされてもいいというところに、丸をつけなかったら」
おわかりだろうが、ラチがあかないは、埒があかない、疲れたままを放置できない蘆根が東司を運転手にして彼を車に乗せた。
ここ最近、浜薔薇に顔を出さなかったのが心配になったのである。
「脈もはやいですね、最近何を食べてました?」
KCJからメディカルスタッフが来て、健康のチェック。
「蘆根さん、彼ギリギリでしたよ、相変わらずこういうのには鼻が利く」
これから体調を崩す前に行動を起こせたようだ。
「食事も用意してあります、アレルギーも事前にチェックしていますから、まずは召し上がってください」
久しぶりにきちんと作られた食事だと思った。
「これからマッサージだから覚悟してくれ」
「わかりました、わかりましたとも…」
「調査が終わり次第ですけども、今の環境もあまりよろしくはありませんから、ここまで来たら何かの縁ですから」
KCJがサポートするようだ。
「相変わらず善人には優しいな」
「善人がいなくなると困りますよ 」
エゼキエルの書にもその顛末が載ってんだろ!
(他の人はどうかはわかりませんが、私の場合は、困っている人を助けないと、天罰とはいいませんが、起きるかもしれませんし)
それが彼がこういうことをする始まりの理由だが、そのうちに彼は、自分はこういうことに怒り、悲しみ、否定するものを知った。
そこからは早かった。
「もう少しで浜薔薇につきます、次の角のコンビニで何か買います?」
「支払いを、押し付けられた支払いをさせてください」
「それは冗談で?」
「いえ」
職員の確認入りまーす。
「この人は帰しちゃダメ」
「ですよね」
「釘を、五寸釘みたいかのを何本か刺しておくから」
それ藁人形とかに使うやつじゃん。
(最近管理部門案件多すぎだよな)
管理部門としてはある程度は助けるは大事だとは思っているが。
「今やっていることがおかしくならないように、上手いことやってね」
なんて条件がかせられている。
場合によっては管理部門の職員が解決方法に携わるが、だいたいは一職員が考えることになっている。
「じゃあ、浜薔薇についたので」
「ではマッサージお願いします」
そして終わるまで、KCJの職員は待機し。
「何かいい考えは?」
「俺に聞きます?」
東司はそう返した。
「さすがに一人、頭を悩ませながらは出てこないからさ」
「予算はどうなんですか?」
「問題ないよ、このご時世でも稼いでらっしゃるけども、無駄使いは許さないし、きちんとそこはやっておかないと、私も私もとか、なんであいつばっかりとか言われるから」
「戦闘職と兼ねていると、だったら拳で決着つけようぜになりますが」
「だよね、うん、本当にそう、そうなんだけどもさ、まあ、最終的には戦闘職のみなさんだよ、頼りになるのは」
よーしぶん殴ろうぜ。
「でもそれだとね…(遠目)」
「それこそ、描いた策に乗ってくれるかでしょう?」
「そう、まぁさ、助けたくてもさっきみたいに、何をするんですか、やめて…車に拉致しているように見えるわけじゃない?」
それで通報されてもいいようにメディカルスタッフが乗っていた。
「黙って見ていた、知人ですかね、あれ」
隠れていたやつも、事前に周辺の人間関係を写真で確認済みである。
「大勢のなかにいる孤独ほど辛いものはないから」
「それはそうですね」
「それはそうと、事前に浜薔薇にならば何をされてもいい契約書にサインをする仕組みに、なんでなったの?」
「浜薔薇に何か要望はありますか?で誰も要望は特にありませんって答えて、だから聞き直したんですよ」
浜薔薇にならば何をされてもいいですか?
『イエス/ノー』
「これでノーが100%、そうじゃなくても過半数ならばこういうことにはなりませんでしたね」
まさかのイエス100%。
「別にお酒飲んでたとか、正常な判断ができない時にアンケート求めたりは」
「してません」
「だよね!でもそれならどういうことをされたのか、秘密は厳守することとかそっちもサインしてもらった方がいいね、クレーム来たらアウトだし」
ああ、恐ろしい、イエスに丸をつけた人はどうされてしまうのか。
それは丸をつけたものにしかわからない。
なお、浜薔薇っ子は現在対象外になっています、安心してお読みください。
俺、あいつが嫌いなんだよ。
そう、なんか見るだけでもイヤ。
だからさ…
すげぇ疲れているところに、さらに押し付けてやって、どうなったかなって見に来たらさ。
真っ黒なでっかい車あるじゃん。
それがあいつを見つけたら急発進してさ。
キキキキィ
横にぴったり止まってさ、ガラッてドアが開く音がしたの。
こっちからは誰が出てきたのかわからないよ、いや、それ見ちゃったら、俺もヤバイじゃん。
でもまあ、下手に動いたらってその場で見ていたわけ。
「なんですか、急に!」
俺、ピンと来ちゃったわ、あれは借金取りか何かだって。
そしたらなんか言い争いかな、声をあらげて。
「もうラチがあかないから、連れていきましょう」
そこからはあれよ、車に強引に乗せて、バタン、で急発進よ。
でもさ、ちょっとは気になるじゃない。
だからあいつの家のそばで待っていたら、夜遅くにさ帰ってきたわけ、あの車から降りて。
そしたらなんか目なんかトローンとしちゃってさ、何かさせられたんじゃないの。
俺はそこで帰ったし、次の日に昨日はどうしたか?って聞いたら。
「な、なんでもないよ」
って言ったからさ、これは怖い人を怒らせちゃったって思ってさ、俺が下手にこれからこいつになんかしたら、俺まで危ないやってことで、そっからすぐにあいつやめたよ。
俺が知っている話はこんなところだな。
「あの時、浜薔薇にならば何をされてもいいというところに、丸をつけなかったら」
おわかりだろうが、ラチがあかないは、埒があかない、疲れたままを放置できない蘆根が東司を運転手にして彼を車に乗せた。
ここ最近、浜薔薇に顔を出さなかったのが心配になったのである。
「脈もはやいですね、最近何を食べてました?」
KCJからメディカルスタッフが来て、健康のチェック。
「蘆根さん、彼ギリギリでしたよ、相変わらずこういうのには鼻が利く」
これから体調を崩す前に行動を起こせたようだ。
「食事も用意してあります、アレルギーも事前にチェックしていますから、まずは召し上がってください」
久しぶりにきちんと作られた食事だと思った。
「これからマッサージだから覚悟してくれ」
「わかりました、わかりましたとも…」
「調査が終わり次第ですけども、今の環境もあまりよろしくはありませんから、ここまで来たら何かの縁ですから」
KCJがサポートするようだ。
「相変わらず善人には優しいな」
「善人がいなくなると困りますよ 」
エゼキエルの書にもその顛末が載ってんだろ!
(他の人はどうかはわかりませんが、私の場合は、困っている人を助けないと、天罰とはいいませんが、起きるかもしれませんし)
それが彼がこういうことをする始まりの理由だが、そのうちに彼は、自分はこういうことに怒り、悲しみ、否定するものを知った。
そこからは早かった。
「もう少しで浜薔薇につきます、次の角のコンビニで何か買います?」
「支払いを、押し付けられた支払いをさせてください」
「それは冗談で?」
「いえ」
職員の確認入りまーす。
「この人は帰しちゃダメ」
「ですよね」
「釘を、五寸釘みたいかのを何本か刺しておくから」
それ藁人形とかに使うやつじゃん。
(最近管理部門案件多すぎだよな)
管理部門としてはある程度は助けるは大事だとは思っているが。
「今やっていることがおかしくならないように、上手いことやってね」
なんて条件がかせられている。
場合によっては管理部門の職員が解決方法に携わるが、だいたいは一職員が考えることになっている。
「じゃあ、浜薔薇についたので」
「ではマッサージお願いします」
そして終わるまで、KCJの職員は待機し。
「何かいい考えは?」
「俺に聞きます?」
東司はそう返した。
「さすがに一人、頭を悩ませながらは出てこないからさ」
「予算はどうなんですか?」
「問題ないよ、このご時世でも稼いでらっしゃるけども、無駄使いは許さないし、きちんとそこはやっておかないと、私も私もとか、なんであいつばっかりとか言われるから」
「戦闘職と兼ねていると、だったら拳で決着つけようぜになりますが」
「だよね、うん、本当にそう、そうなんだけどもさ、まあ、最終的には戦闘職のみなさんだよ、頼りになるのは」
よーしぶん殴ろうぜ。
「でもそれだとね…(遠目)」
「それこそ、描いた策に乗ってくれるかでしょう?」
「そう、まぁさ、助けたくてもさっきみたいに、何をするんですか、やめて…車に拉致しているように見えるわけじゃない?」
それで通報されてもいいようにメディカルスタッフが乗っていた。
「黙って見ていた、知人ですかね、あれ」
隠れていたやつも、事前に周辺の人間関係を写真で確認済みである。
「大勢のなかにいる孤独ほど辛いものはないから」
「それはそうですね」
「それはそうと、事前に浜薔薇にならば何をされてもいい契約書にサインをする仕組みに、なんでなったの?」
「浜薔薇に何か要望はありますか?で誰も要望は特にありませんって答えて、だから聞き直したんですよ」
浜薔薇にならば何をされてもいいですか?
『イエス/ノー』
「これでノーが100%、そうじゃなくても過半数ならばこういうことにはなりませんでしたね」
まさかのイエス100%。
「別にお酒飲んでたとか、正常な判断ができない時にアンケート求めたりは」
「してません」
「だよね!でもそれならどういうことをされたのか、秘密は厳守することとかそっちもサインしてもらった方がいいね、クレーム来たらアウトだし」
ああ、恐ろしい、イエスに丸をつけた人はどうされてしまうのか。
それは丸をつけたものにしかわからない。
なお、浜薔薇っ子は現在対象外になっています、安心してお読みください。
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