可愛い天使だと思っていたのは私だけのようです

福ノ内 六森

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 部屋に入ってから、息をつくまもなくティアが出ていってしまったが、もっとどこに行くのか何時ごろ帰ってくるのか聞くべきだった、、、


 あの言い方だと明日の朝には帰ってくるよね、、?
 あんなに隅々までチェックして行ったし、出ていく時に扉に鍵をかけて開けるなと言われた。



 も、もしかして、襲撃される可能性があるのだろうか、、。
 怖くなってきたので私もティアが行っていたように部屋の備品をチェックしてみることにする。
 

 二つ並ぶベッドの布団を一枚ずつめくり、ベッドの下を覗き込み誰もいないことを確認する。
 次にシャワールームとトイレを開け、人がいないことを確認できた。
 

 何もなかったことを確認でき、先ほどよりも気持ちが落ち着いたので椅子に座りながらティアがテーブルに置いた荷物を取り出しながら、武器になりそうなものを探す。




 色々と出していくうちに、武器になりそうなシャベルを見つけることができ安心する。
 シャベルは使うことがないだろうと荷物の奥の方に仕舞い込んでいたため、シャベルを取りだすのに夢中になっているうちに結構散らかしてしまった。

 
 散らかった物を整理整頓しようとした時だった。
 足音が聞こえてきた。

 不安が募り、音を立てないように椅子から立ち上がりシャベルを握りしめる。
 まさかとは思っていたが、足音は部屋の前で止まったっぽい。

 様子を伺うため、ドアに近づこうとした時にテーブルの上に散らかした物たちを落としてしまい、瞬時に拾おうとした時に椅子を倒してしまった。

 
 ガチャン。ドン。



 音がなってしまい、ますます焦ってくる。
 どうしよう、どこかに隠れた方がいいかな。
 と隠れられそうな場所を探すがなかなか見つからない。

 ガチャガチャ。ガチャガチャ。

 どこかでティアかもしれないと思っていたが、ティアは鍵を持っているはずなのでガチャガチャするはずがない。
 しかも、しばらく帰ってこなさそうな言い方をしていた。

 どうしようかと部屋を見回すと隠れられそうな場所を見つけることができた。
 シャベルを強く握り締めながら、隠れられそうな場所であるベットの下に入る

 
 ベットの下に入りシャベルを握りしめ、扉の外の様子を伺っているとボソボソっと何か話す声が聞こえた。

 ガチャン

 鍵が開く音と、キィ、とドアが開く音がした。
 やっぱりここだったああああああああああああ、と絶望しながら恐怖のあまり目を閉じ耳を塞ぐ。
 コツコツコツと床から誰かが歩いている振動が伝わってきてより一層恐怖を煽る。

 そして、ふと種族的に鼻がいいかもしれないことと、呼吸から匂いが漏れるのではないかと不安に思い息を止める。

 
 ドクンドクンと心臓の音が大きく聞こえる。

 

 
  

 
 
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