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この恋は狂暴です【日和編】〈薫side〉2
この恋は狂暴です【日和編】〈薫side〉2
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何時間
そうしていただろう
辺りが暗くなっている ・・俺は何をしていたんだろう
あれ? 明日は日和が来る日じゃんか。 早く帰らないと・・
え? あ―― 俺
・・日和と別れたんだっけ?
・ ・ ・ そっか ・ ・ ・ もう待つ必要ないのか。
ドンッ!!
「?!」 ん?なんか、ぶつかったか?
「コラてめっ!ジャマなんだよっ!!」 どっかのチームのヤツが俺にぶつかり、ガンつけてきた。
「あ?なんとか言えよっ!このくそガキっ!」
ガッ!!
「ぐあっ!!」
「うるせぇ、よ。おまえ」 俺はそいつに頭突きをくらわした。
そこへ、そいつの仲間らしき男らが5・6人、騒ぎに気付き集まってくる。
俺は相手が何人だろうと構わず殴りあっていた。
そのうち、1人のヤツがナイフを出してきて
「なめやがって――っ!このガキっ!!」 そう言って俺に向かってくる。
ああ ・・丁度いいや。 俺を刺してくれ
どうせ俺には
・ ・もう何もないし ・ ・ ・
ガッツ!!
「!!?」 え? 目の前に ・・腕?
「――――――――――っつたく!なにやってんだっ!薫っ!!」
その腕はナイフを持った男の腕を掴んでいた。
「 え? ・・この声」
目をやると、やはり大紀くん!
「ボケてんじゃないわよっ!薫っち!こんなの楽勝でしょうがっ!」
泉まで ・ ・いる。
「なっ、なんだっ?!おまえら―――ってっ!ゲッ!ヤバッ!LALIEL!!」
男達は大紀くんの顔を見て、気付いたんだろう、思いっきり走って逃げていった。
大紀くんは俺の顔をじっと見て、
「お前、なにその顔。」 と言った。
?俺 ?どんな顔してるんだ?
「たまたま俺らの仲間が知らせてくれたから良かったものの、お前あのままだと完璧、死んでたかもしれないんだぞっ!」
大紀くんのその言葉に、俺は
「ほっといてくれれば良かったのに」
「?!」
「ちょっ!薫っち!何、言っちゃってるワケっ?!」
俺の言葉に泉がキレる。
「俺の事はもういいよ。 もう 何もないから俺。」
グィッ! 「っつ!」
大紀くんが思いっきり俺の腕を掴んだ。
「泉っ!このまま薫をたまり場に連れてくぞ!」 大紀くんはそう言って俺の事を引きずる。
「だ、っ 、からぁ ! 俺の事は、ほっとけよっつ!!」
俺は大紀くんの腕を振りほどき、バイクに乗り込むと、そのまま走り出した。
「ちっ!あいつっ!!」
――――――――――― ごめん大紀くんっ! でも今は
誰とも会いたくないんだ ・ ・ ・っ
そうしていただろう
辺りが暗くなっている ・・俺は何をしていたんだろう
あれ? 明日は日和が来る日じゃんか。 早く帰らないと・・
え? あ―― 俺
・・日和と別れたんだっけ?
・ ・ ・ そっか ・ ・ ・ もう待つ必要ないのか。
ドンッ!!
「?!」 ん?なんか、ぶつかったか?
「コラてめっ!ジャマなんだよっ!!」 どっかのチームのヤツが俺にぶつかり、ガンつけてきた。
「あ?なんとか言えよっ!このくそガキっ!」
ガッ!!
「ぐあっ!!」
「うるせぇ、よ。おまえ」 俺はそいつに頭突きをくらわした。
そこへ、そいつの仲間らしき男らが5・6人、騒ぎに気付き集まってくる。
俺は相手が何人だろうと構わず殴りあっていた。
そのうち、1人のヤツがナイフを出してきて
「なめやがって――っ!このガキっ!!」 そう言って俺に向かってくる。
ああ ・・丁度いいや。 俺を刺してくれ
どうせ俺には
・ ・もう何もないし ・ ・ ・
ガッツ!!
「!!?」 え? 目の前に ・・腕?
「――――――――――っつたく!なにやってんだっ!薫っ!!」
その腕はナイフを持った男の腕を掴んでいた。
「 え? ・・この声」
目をやると、やはり大紀くん!
「ボケてんじゃないわよっ!薫っち!こんなの楽勝でしょうがっ!」
泉まで ・ ・いる。
「なっ、なんだっ?!おまえら―――ってっ!ゲッ!ヤバッ!LALIEL!!」
男達は大紀くんの顔を見て、気付いたんだろう、思いっきり走って逃げていった。
大紀くんは俺の顔をじっと見て、
「お前、なにその顔。」 と言った。
?俺 ?どんな顔してるんだ?
「たまたま俺らの仲間が知らせてくれたから良かったものの、お前あのままだと完璧、死んでたかもしれないんだぞっ!」
大紀くんのその言葉に、俺は
「ほっといてくれれば良かったのに」
「?!」
「ちょっ!薫っち!何、言っちゃってるワケっ?!」
俺の言葉に泉がキレる。
「俺の事はもういいよ。 もう 何もないから俺。」
グィッ! 「っつ!」
大紀くんが思いっきり俺の腕を掴んだ。
「泉っ!このまま薫をたまり場に連れてくぞ!」 大紀くんはそう言って俺の事を引きずる。
「だ、っ 、からぁ ! 俺の事は、ほっとけよっつ!!」
俺は大紀くんの腕を振りほどき、バイクに乗り込むと、そのまま走り出した。
「ちっ!あいつっ!!」
――――――――――― ごめん大紀くんっ! でも今は
誰とも会いたくないんだ ・ ・ ・っ
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