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この恋は狂暴です 46〈薫side〉
この恋は狂暴です 46〈薫side〉
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ここはLALIELのたまり場
・・なつかしい
ぼ―――――― っと部屋を眺めてると、
「よ!久しぶりだな薫っ!」 そう言って入ってきたのは、和己さんだった。
大紀くんが無理やり呼んだらしく
「大っ!テメ!俺は仕事してんだよっ!無駄に呼び出しかけやがって!お前みたいな大学行ってるボンボンとは違うんだよ!」
と、大紀くんに絡みまくってる。
「悪かったって、 でも、ちょっと事がコトなんでな。」
大紀くんの顔が歪む。
? そういえば、なんで大紀くんは、日和にあんな低姿勢だったんだろう
「ん?なにかあったの?」 大紀くんの様子に気付いたのか、和己さんも真面目な顔になる。
「どーもこーもないわよっ!こんのうすらバカが、またあの日和って女と会ってたのっ!しかもワケわかんない、あの女っ!エラソーに私たちに命令なんかしてっ! キ――――――――ッ!ムカつくっ!!」
泉はあいかわらず、怒りが治まらないようで。
ここに着いた時も、すぐに俺は殴られたし・・
「―― それって、」 ―――――― ん?なんだ?和己さんの顔つきが変わった?
「日和、って ・・前、薫の不倫相手だった?」
恐る恐る聞いてくる和己さん?
「そうよっ!あの女よっ! なに?和己なんか知ってるの?!」
その泉の問いに、
「あ、ああ。 うん、あの人は ・・日和さんは東成会の若頭の女だよ。」
は?
「もう切れたって聞いたから、あえて言わなかったけど?」
「東成会って、・・かなり大きい組織じゃん」 泉が力なく言う。
――――――――――― え ? 東成 ・ ・ 会?
玄人(クロウト)って ・・ コト?
「ああ、あそこは、ハンパなく力あるよ」
和己さんと大紀くんが険しい顔をして俺を見る。
「・・大紀くんはわかってたんだ? ・・だからあの時、すぐに引き上げようって・・」 俺の問いに大紀くんは頷く。
「あのまま、迎えに来た奴らに見つかりでもすれば、問答無用で、ボコられて、どこかに沈められてただろうな。 日和って人もそれがわかってたんだろ、 だから、俺たちに早く行くよう言ったんだ」
「で、でも俺、その男、殴り倒して日和のコト、かっさらった。」
「えっ!マジで薫っち?!」 泉が叫ぶ。
でも和己さんは
「それはもう大丈夫だろ、たぶん、日和さんがうまくやってくれてるって! なんたって若は日和さんにゾッコンらしいから!」
「・・なんで日和はそんなヤツと」
「は?!」 泉と大紀くんの声が揃う。
「さぁな。なんたって、若が日和さんに惚れて無理やり女にさせたみたいだし?」 和己さんがそう言った。
「え?じゃ 、日和は・・」
「ま、一緒にいれば情も移るし、仮に逃げたりでもしたら、もう死、しかないって覚悟しなきゃだもんな。」
面倒くさそーに、和己さんが言う。
「それに、その逃亡に男が絡んでたなんてコトになれば、間違いなくその男は、埋められるか・・、沈められるな」
大紀くんのその言葉に俺は固まった。
もしかして、俺を守るために
・・日和は俺から離れた?
結果がわかるから ・・俺の前から消えたのか ?
―――――――――――――――― だとしたら、っ
大きな間違いだよっつ!! っつ、日和っ!!
俺は立ち上がり、たまり場の部屋から出ようとしたっ!
「ぐぅっ!!」
うっ っ、 腹に衝撃がっ ――― つ!
ゆっくり見上げると、和己さん ・・の顔が 、
「反応、遅せぇよ薫」 ・・和己 ・ ・ さ
そのまま俺は意識を失った
・・なつかしい
ぼ―――――― っと部屋を眺めてると、
「よ!久しぶりだな薫っ!」 そう言って入ってきたのは、和己さんだった。
大紀くんが無理やり呼んだらしく
「大っ!テメ!俺は仕事してんだよっ!無駄に呼び出しかけやがって!お前みたいな大学行ってるボンボンとは違うんだよ!」
と、大紀くんに絡みまくってる。
「悪かったって、 でも、ちょっと事がコトなんでな。」
大紀くんの顔が歪む。
? そういえば、なんで大紀くんは、日和にあんな低姿勢だったんだろう
「ん?なにかあったの?」 大紀くんの様子に気付いたのか、和己さんも真面目な顔になる。
「どーもこーもないわよっ!こんのうすらバカが、またあの日和って女と会ってたのっ!しかもワケわかんない、あの女っ!エラソーに私たちに命令なんかしてっ! キ――――――――ッ!ムカつくっ!!」
泉はあいかわらず、怒りが治まらないようで。
ここに着いた時も、すぐに俺は殴られたし・・
「―― それって、」 ―――――― ん?なんだ?和己さんの顔つきが変わった?
「日和、って ・・前、薫の不倫相手だった?」
恐る恐る聞いてくる和己さん?
「そうよっ!あの女よっ! なに?和己なんか知ってるの?!」
その泉の問いに、
「あ、ああ。 うん、あの人は ・・日和さんは東成会の若頭の女だよ。」
は?
「もう切れたって聞いたから、あえて言わなかったけど?」
「東成会って、・・かなり大きい組織じゃん」 泉が力なく言う。
――――――――――― え ? 東成 ・ ・ 会?
玄人(クロウト)って ・・ コト?
「ああ、あそこは、ハンパなく力あるよ」
和己さんと大紀くんが険しい顔をして俺を見る。
「・・大紀くんはわかってたんだ? ・・だからあの時、すぐに引き上げようって・・」 俺の問いに大紀くんは頷く。
「あのまま、迎えに来た奴らに見つかりでもすれば、問答無用で、ボコられて、どこかに沈められてただろうな。 日和って人もそれがわかってたんだろ、 だから、俺たちに早く行くよう言ったんだ」
「で、でも俺、その男、殴り倒して日和のコト、かっさらった。」
「えっ!マジで薫っち?!」 泉が叫ぶ。
でも和己さんは
「それはもう大丈夫だろ、たぶん、日和さんがうまくやってくれてるって! なんたって若は日和さんにゾッコンらしいから!」
「・・なんで日和はそんなヤツと」
「は?!」 泉と大紀くんの声が揃う。
「さぁな。なんたって、若が日和さんに惚れて無理やり女にさせたみたいだし?」 和己さんがそう言った。
「え?じゃ 、日和は・・」
「ま、一緒にいれば情も移るし、仮に逃げたりでもしたら、もう死、しかないって覚悟しなきゃだもんな。」
面倒くさそーに、和己さんが言う。
「それに、その逃亡に男が絡んでたなんてコトになれば、間違いなくその男は、埋められるか・・、沈められるな」
大紀くんのその言葉に俺は固まった。
もしかして、俺を守るために
・・日和は俺から離れた?
結果がわかるから ・・俺の前から消えたのか ?
―――――――――――――――― だとしたら、っ
大きな間違いだよっつ!! っつ、日和っ!!
俺は立ち上がり、たまり場の部屋から出ようとしたっ!
「ぐぅっ!!」
うっ っ、 腹に衝撃がっ ――― つ!
ゆっくり見上げると、和己さん ・・の顔が 、
「反応、遅せぇよ薫」 ・・和己 ・ ・ さ
そのまま俺は意識を失った
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