END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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五期

第3話「守る者」

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刹那は一撃必殺のスキルの反動で動けなくなっていた。それを見逃さないダーチム。

ダーチム「後の奴らも同じようにしてやるからなー」

刹那「………く」

ダーチムが炎の鎌を振り上げる。
刃を上に、つかで圧し潰すつもりだ。
ヘブンズは現在戦闘ができない、クラダスはやられ、チャムもタクトも、集も花もやられてしまった。

「………ったくよ」

ダーチム「死ぬがいい」

思いきり振り下ろすと同時にそこを中心に爆風が起こる。

チャム「……せ…刹那…」

クラダス「……私が…この様なんて…」

タクト「………」

ダーチム「まぁ潰れただろうなー」

砂煙が立ち込む中、ダーチムは異変に気付く。
感触が違う、明らかに違う、何か金属が当たっているような…

「大丈夫かよ、刹那」

刹那「………!」

ダーチムさえ驚愕。その者は刹那が倒れている所の屋根代わりになり、背中に剣を回してダーチムの鎌の攻撃を防いだ、だが、その者の剣に亀裂が入っているのが見える。

刹那「ヴァーチェ…」

ヴァーチェ「俺は他の団員が傷つけられる所は見たくない、が、それよりも刹那、俺はお前が傷つくところは見たくない」

刹那「え…」

ヴァーチェ「だからよ…なんつーか…」

ヴァーチェの周りに電撃の線が走る、そして体全体に雷が纏われ

ヴァーチェ「刹那に何してくれてやがる…クソ野郎が…!!!!」

怒った。こんなヴァーチェは今まで見たこともない。

ヴァーチェ「いくぜ5段階スキル解放…我が身に纏えゼウス!!」

これ以上無い程の電撃が迸る。

クラダス「ヴァーチェ…」

ダーチム「ほほう、面白い」

そしてヴァーチェはダーチムを射抜くように指を指し。

ヴァーチェ「こっちだ、ここは刹那の故郷、荒らすことはできない」

ダーチム「いいだろう」

刹那「ヴァーチェ!」

ヴァーチェ「ちょっと待ってろ」

刹那の頭の上にぽん、と手を置く

ヴァーチェ「すぐ片付けてくるからよ」

刹那「…はい!」

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