106 / 112
五期
第10話「反重力」
しおりを挟む
目の前からシグマが消えると同時に花の後ろにシグマがロッドを花に突きつけている姿がほんの一瞬目に映った。そして反射的に手が動き花の手を引き片手で持っている天冥刀でロッドを弾く。
シグマ「ふっ…さすがにあなたは格が違いますかね」
集「…」
シグマ「ですがお気づきですか?まだ私は何もスキルも発動してないんですよ?」
クラダス「……!団長!段階系スキルが謎です!迂闊に近づくのは危険です!」
シグマ「段階系スキル…?私をあなた方プレイヤーと同じ能力なわけないでしょう。我々はΩ様から授けられた覚醒がある」
集「覚醒…?」
シグマ「まぁ、お見せしたほうがわかりやすいですよね」
シグマの周りから地震のように地面が震えだす」
シグマ「覚醒、アンチ・グラビティ」
エフェクトに囲まれて姿が見えなくなる。
そして中から出てきた時のシグマの腕にはガントレットが装着されていた。
ヴァーチェ「アンチグラビティ…っつーと反重力ってことか?」
シグマ「その通りなーので」
シグマが集の肩に手を置く
集「うぉぉぉ!?」
突然宙に勢いよく浮き上がる。
シグマ「ようこそ反重力世界へ」
浮き上がった逆方向にシグマが落下してくる。
集「くっ」
天冥刀で防御を試みるが
シグマ「らぁぁぁ!!!」
集「っあぁぁ!!!」
腹にシグマの拳を思い切り受ける。
そしてそのまま地上に落下する。
集「ぐ…ぁ…」
花「しゅう!」
花が腹が少し結晶化した集の元へ近寄る。
シグマ「何を、しようとしてるのです?」
花が振り返った瞬間、脇腹に蹴りを入れられる。
そしてそのまま蹂躙しながら倒れる。
花「っ…くぅ…ぁ…」
チャム「花ちゃん……!」
タクト「副団長!」
ヴァーチェとクラダスとヘブンズは、もちろん花を助けようとした。
だがそれよりも、花が蹴られた時、助けるため足を動かそうとした瞬間。背後からの殺気に止められた。それは恐ろしく禍々しい。
シグマ「やっと、ですか」
集「は…な…ヲ…よク…も…あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
空から集に向かって一筋の閃光が舞い降りた。
Ω「哀れな王の誕生に、祝福を」
シグマ「ふっ…さすがにあなたは格が違いますかね」
集「…」
シグマ「ですがお気づきですか?まだ私は何もスキルも発動してないんですよ?」
クラダス「……!団長!段階系スキルが謎です!迂闊に近づくのは危険です!」
シグマ「段階系スキル…?私をあなた方プレイヤーと同じ能力なわけないでしょう。我々はΩ様から授けられた覚醒がある」
集「覚醒…?」
シグマ「まぁ、お見せしたほうがわかりやすいですよね」
シグマの周りから地震のように地面が震えだす」
シグマ「覚醒、アンチ・グラビティ」
エフェクトに囲まれて姿が見えなくなる。
そして中から出てきた時のシグマの腕にはガントレットが装着されていた。
ヴァーチェ「アンチグラビティ…っつーと反重力ってことか?」
シグマ「その通りなーので」
シグマが集の肩に手を置く
集「うぉぉぉ!?」
突然宙に勢いよく浮き上がる。
シグマ「ようこそ反重力世界へ」
浮き上がった逆方向にシグマが落下してくる。
集「くっ」
天冥刀で防御を試みるが
シグマ「らぁぁぁ!!!」
集「っあぁぁ!!!」
腹にシグマの拳を思い切り受ける。
そしてそのまま地上に落下する。
集「ぐ…ぁ…」
花「しゅう!」
花が腹が少し結晶化した集の元へ近寄る。
シグマ「何を、しようとしてるのです?」
花が振り返った瞬間、脇腹に蹴りを入れられる。
そしてそのまま蹂躙しながら倒れる。
花「っ…くぅ…ぁ…」
チャム「花ちゃん……!」
タクト「副団長!」
ヴァーチェとクラダスとヘブンズは、もちろん花を助けようとした。
だがそれよりも、花が蹴られた時、助けるため足を動かそうとした瞬間。背後からの殺気に止められた。それは恐ろしく禍々しい。
シグマ「やっと、ですか」
集「は…な…ヲ…よク…も…あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
空から集に向かって一筋の閃光が舞い降りた。
Ω「哀れな王の誕生に、祝福を」
0
あなたにおすすめの小説
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる