END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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五期

第11話「王」

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集「おぉぉぉぉ!!!!」

光の螺旋がみたことのある銀色のリボンのような光に変わっていく。

ヘブンズ「あれはクリスタルウイルス…!」

クラダス「団長の元へ集まってきている…だと」

今、集は意識がない。というよりショックにより暴走している。自らのスキルに飲み込まれつつある。

闇の集『おい、冷静になれ、飲み込まれるな!』

集『………』

闇の集『聞いてんのかおい!その女を守るんだろ?死んだわけじゃねぇだろうが!!」

集『………!!』

螺旋状に集まってきていたクリスタルウイルスが止まる。

集「……」

シグマ「気を取り戻しましたか……!」

シグマが集を見ていた。見ていたはずだが、視界から捉えることができなかった。

集「花」

花「……しゅう?」

集「ごめん、僕のせいで」

花「大丈、夫」

集「僕のこの力は、他人の心を武器にして戦う、これが僕の背負う罪」

花の胸元へと手を伸ばす、するとあの時と同じ光が輝きだす。

花「ぁぁ…ぅ…」

花の胸元からクリスタルウイルスの結晶の塊が棒状のような形をして出現する。
それを集は引き抜き、天を突き刺すように掲げる。それは王の誕生のように。
そして結晶が飛び散ったかと思うと、集の手には巨大なクリスタルウイルスで作られているかのような大剣がもたらされていた。

集「これが花の心の形…」

花は気絶している。
このスキルは相手の心を引き出す能力、引き出された人間はいわば人形だ。

クラダス「あれが団長のスキル…!」

ヴァーチェ「副団長の心の形すげぇ形してんな」







Ω「素晴らしい!!美しいです!!さぁシグマ、踊るように蹂躙させてあげなさい!!」








シグマ「了解いたしました。」

集「……」

シグマ「いきますよ…!!」

シグマが集に向かって突っ込もうとしたが、集が手をシグマの方向へ伸ばすと、円盤のエフェクトが現れ、バリアというのか、クリスタルウイルスの壁が出現した。

シグマ「ほぉう、やりますね」

集「みんなに、花に犯した罪をあなたには背負ってもらいます」
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