108 / 112
五期
第12話「鍵」
しおりを挟む
シグマ「なら、私も本気でいきましょう」
シグマが地面に手を置くと、瓦礫が次々と宙に舞う。そしてその瓦礫はシグマの上を中心に1つの球体となっていく。
タクト「な、なんだ…あれは…」
シグマ「はははっ!これならどうですか?」
全員上を向いた。
シグマの真上にあるのは1つの星…。
瓦礫でできた隕石といった方が正しいのだろうか。
シグマ「海道集!いきますよ!!」
ヴァーチェ「おいおい、あのサイズはまずくねぇか?」
チャム「離れよう!」
クラダス「いまから逃げても無駄です…大きすぎます…。」
ヘブンズ「だな」
タクト「団長…」
シグマ「ではどうぞ、おためしください」
そしてシグマがこちらに手を振るとその隕石が落下してくる。
集はちらりと寝ている花を確認する。
そして安心したかのように落ち行く隕石を確認する。
集「こんなものなら」
花の心のからできた大剣をなぞる。
集「いくらでも」
花の大剣に刻まれている紋章が赤く輝く。
集「跳ね返す」
そして地面を強く蹴り、隕石との距離が縮まる。
集「はぁぁぁぁ!!!」
思い切り大剣を隕石に振るう、すると銀色の螺旋のエフェクトが発生し、隕石に切れ込みをいれたところから結晶化していく。
シグマ「…なっ」
そして全体が結晶で包まれ砕けちる。
結晶がまるで雨のように降りそそぐ。
シグマ「ならこれでは……!」
気づけば目の前に大剣をシグマの首元にかざしている集がいた。
シグマ「なるほど、チェックメイトですか」
集「そうですね」
右肩から左脇腹に向けて大剣で切り裂こうとした、が。この大剣は花の心。
花の心で人を殺めることはできない。
このゲームでは死んでもレベル1から再スタートするが、その行為は殺すと同じこと。
シグマ『その甘さが愚かだというのです…仕留めた…!!』
シグマが集に攻撃しようとしたその瞬間。
上半身から下の下半身の感覚がないことに気づいた。
ヘブンズ「手を汚すのはお前じゃなくて俺たちでいい、お前は前だけ見てろ」
シグマ「ヘブ…ン…」
ヘブンズがシグマを一刀両断した。
そしてシグマは足から光となり消えていく。
その場に残ったのは1と書いてあるカードだった。
シグマが地面に手を置くと、瓦礫が次々と宙に舞う。そしてその瓦礫はシグマの上を中心に1つの球体となっていく。
タクト「な、なんだ…あれは…」
シグマ「はははっ!これならどうですか?」
全員上を向いた。
シグマの真上にあるのは1つの星…。
瓦礫でできた隕石といった方が正しいのだろうか。
シグマ「海道集!いきますよ!!」
ヴァーチェ「おいおい、あのサイズはまずくねぇか?」
チャム「離れよう!」
クラダス「いまから逃げても無駄です…大きすぎます…。」
ヘブンズ「だな」
タクト「団長…」
シグマ「ではどうぞ、おためしください」
そしてシグマがこちらに手を振るとその隕石が落下してくる。
集はちらりと寝ている花を確認する。
そして安心したかのように落ち行く隕石を確認する。
集「こんなものなら」
花の心のからできた大剣をなぞる。
集「いくらでも」
花の大剣に刻まれている紋章が赤く輝く。
集「跳ね返す」
そして地面を強く蹴り、隕石との距離が縮まる。
集「はぁぁぁぁ!!!」
思い切り大剣を隕石に振るう、すると銀色の螺旋のエフェクトが発生し、隕石に切れ込みをいれたところから結晶化していく。
シグマ「…なっ」
そして全体が結晶で包まれ砕けちる。
結晶がまるで雨のように降りそそぐ。
シグマ「ならこれでは……!」
気づけば目の前に大剣をシグマの首元にかざしている集がいた。
シグマ「なるほど、チェックメイトですか」
集「そうですね」
右肩から左脇腹に向けて大剣で切り裂こうとした、が。この大剣は花の心。
花の心で人を殺めることはできない。
このゲームでは死んでもレベル1から再スタートするが、その行為は殺すと同じこと。
シグマ『その甘さが愚かだというのです…仕留めた…!!』
シグマが集に攻撃しようとしたその瞬間。
上半身から下の下半身の感覚がないことに気づいた。
ヘブンズ「手を汚すのはお前じゃなくて俺たちでいい、お前は前だけ見てろ」
シグマ「ヘブ…ン…」
ヘブンズがシグマを一刀両断した。
そしてシグマは足から光となり消えていく。
その場に残ったのは1と書いてあるカードだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛していました。待っていました。でもさようなら。
彩柚月
ファンタジー
魔の森を挟んだ先の大きい街に出稼ぎに行った夫。待てども待てども帰らない夫を探しに妻は魔の森に脚を踏み入れた。
やっと辿り着いた先で見たあなたは、幸せそうでした。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
☆ほしい
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる