END-GAME ~第2章~【NEXT STORY】

孤高

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三期

第9話「解放」

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花「あれ…私のオリジナルスキルも…」

表示されてあった。
【花のオリジナルスキル
結晶操作クリスタルコントロール》 
その者は輝く結晶を操る、時には人を助け、時には武器となる。欲をありのままに扱え。】

集「…僕と同じで少し意味がわからないね」

花「なんか、不気味…」

とりあえずこれで全員のオリジナルスキルが解放された。なぜ私達のオリジナルスキルだけ他の人と同じ説明ではないのか疑問だが、後で練習として使ってみたいと思う。






そして本部に戻る。
僕は部屋で少し休むことに、その時クラダスが会議を開き、セリウスの件、そしてこれからのボス討伐についてを話し合うことに。

集「………よし」

右手を前にして発動する

集「王の能力キングスキル発動」

………何も起こらない。使い方が違うのか?
右手を下ろしため息をつく。

集「だめか…」

その時、花が部屋に入る音が聞こえた。
会議から帰ってきたのだろう。

集「どうだった?」

花「これからはボス討伐中心にするって」

集「そっか…」

花が隣に横になった。
すると山を登るようにリルが花の背中をよじ登ってきた。
そして僕の方に顔を向ける。

リル「ミィー」

集「どうしたリル?」

花の背中の上でジタバタするリル、意思は花には通じたらしく。

花「だめだよ、しゅうは今疲れてるから遊べないんだって」

リル「ミィ、ミィー」

背中でさらにジタバタする。

花「あぁ、ちょちょ、リル!」

猫を持つようにリルの前足の付け根を持つ。

花「だーめ」

リル「ミィー」

足をばたつかせて遊んでほしいアピールをする。

花「ふふ…そんなに遊んで欲しいですか?」

リル「ミィ」

花「そっか~!」

リルを抱えてくるくる回る。
赤子を振る舞うように。
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