END-GAME ～第2章～【NEXT STORY】

三期

第11話「戦闘」

ヘブンズ「あれじゃないか？」

奥にかなり大きな城が見える、
古くて壁にひびが入っている。

クラダス「あれですね…」

全員息を飲む、久しぶりに感じるこの威圧感。

集「みんな、まず1戦目、勝とう。助け合ってバランスよくね、それでは」

扉を開ける。
すると赤いカーペットが奥に伸びていき
目を奥へと向けてみると。玉座に座っている者がいた。黒い鎧を着ている。右手には薙刀。

KS「ォォォ…」

ゆっくり立ち上がりこちらに向かってくる。
すると前にヴァーチェが立つ。

ヴァーチェ「まずは、挨拶だな」

そう言い両の手に電撃が走る。
KSは攻撃に気づきこちらに突進してくる。
ヴァーチェが両の手を合わせる、そして再び離すと、手と手の間から雷の槍が出てきた。

ヴァーチェ「これは雷槍とはちょっと違うぜ…！」

足を前に、そして槍を後ろに引く。

ヴァーチェ「雷撃槍！！」

思い切りKSめがけて投げる。
KSは察知して避ける行動をとった。
だが、その槍は追尾してボスを追いかける。

ヴァーチェ「光の速さだ、受け止めな」

ボスの胸部分に当たった。だが剣で直撃は防いだ。

ヴァーチェ「ほぉう、やるな」

壁まで吹っ飛んで壁が砕ける。

ヘブンズ「さすが」

ヴァーチェ「まぁな、バトンタッチだ」

ヘブンズとヴァーチェがバトンタッチして交代するようにヘブンズが前に立つ。

ヘブンズ「起きろクズ」

砕けた壁をどかしてKSが起き上がる。
自分の持ち武器である薙刀を構えた。
そして真上に飛ぶと、上にあるシャンデリアを持ち、縦横無尽に飛び回った。

ヘブンズ「右横、左上、後ろ、真上、左下」

ヘブンズには見えるのだ。
それはヘブンズのオリジナルスキル。
ヘブンズのオリジナルスキル
《真刀白イリュージョンタイム》
5秒間相手の動きがスローモーションに見える。
先読みができるんだ。

ヘブンズ「………正面。」

KSが目の前に現れて薙刀をヘブンズに向かって斬りつける。
それを片腕の片手剣一本で一歩も下がらずに止める。衝撃で起きた風だけが通り過ぎる

ヘブンズ「……おいおい、これだけかよ」

KS「ァァァ…」